TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
金輪山    こんりんやま 227.7m たつの市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2012年12月】 No.5 2012-111(TAJI&HM)
 
    鶴嘴山の尾根より  2012 / 12

 金輪山の登山コースとしては南麓の片山地区から車道を歩くコースと北の「椰獅子の丘」から始まる遊歩道コースがあって、どちらも気楽なハイキングとして山頂に立てるが、他にも西麓の島田地区からのコースがある。その島田コースは新しい登山道で、2009年に作られているのを見たのだが、その麓との距離を見て、一番早く山頂に立てるのではと思ったものだった。その安易に登れそうに思えたことで、つい後回しになっていたが、漸く向かったのは2012年12月のことだった。この日は午前は雲が多かったものの、午後に入って快晴となった。そこで午後の軽いハイキングとして金輪山に近い鶴嘴山のミニハイキングを楽しむことにしたのだが、鶴嘴山のみではごく短時間で終わることになってしまった。尾根をそのまま大源寺山まで歩いても良かったが、それよりも別の山で展望を楽しみたくなった。但し冬至が目前とあって、日が暮れるまで2時間ほどしかなかった。そこで思いついたのが金輪山を島田コースで登ることだった。その思いつきをすぐに実行とした。鶴嘴山は右回りで歩いていたので、タイコ岩の手前にある林間広場に通じる登山道で下山すると、すぐに金輪山に向かった。その島田コースだが、登山口はすぐに分かると思っていたのだが、西麓は住宅地と工場、畑が入り組んでおり、すんなりとは山裾に近づけなかった。何とか龍野コルク工業の広い敷地の裏手に回り込んで、山裾に近づけることになった。その山裾には車が止められそうには思えなかったので、工場の駐車場が休日とあって車が1台も止まっていないことにかこつけて、その一隅に車を止めた。そして山裾に向かう車1台分の幅しかない農道を歩き出した。その先が見込み通り登山口だった。その登山口に近づいて分かったことは、そのそばに数台分の駐車スペースがあったことで、どうもそこまで車を進めても良かったようだった。もう登山口からは山頂へとただ登山道を歩くのみなので、その登山の様子は下に写真帳でご覧いただきたいが、登山口から山頂までは800mとあって、予想通りごく軽い登山だった。夕暮れの迫る中での登山だったが、山の西面を登るとあって、陽射しを受けての登りで、足下が暗いと言うことはなかった。良かったのは千畳敷の広場から龍野市街の夕景が眺められたことで、揖保川が夕陽を受けて金色に光っていた。また御津山脈が薄墨色になってくっきりと眺められた。山頂に立てば暗くならないうちに早々と下山しようと考えていたのだが、その風景に魅せられて30分ばかり過ごしてしまった。
(2013/1記)(2020/7改訂)
<登山日> 2012年12月16日 15:28スタート/15:31登山口/15:55〜16:22山頂/16:42エンド。
(天気) 快晴。澄んだ青空だったが、夕方となって赤味を少し帯びていた。上空には雲は全く無いものの、周辺には見られた。気温は昼は18℃まで上がっていたのだが、夕方となって急激に下がり、10℃ほどになっていた。風は弱く吹いており、少し冷たさがあった。視界は良く澄んでいた。
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農道を歩いて島田コースの登山口に近づいた 北を見ると、先ほどまで立っていた鶴嘴山が望めた  登山口のそばには小さな小屋が建っていた
害獣避けのフェンスのゲートを通過する 山頂まで800mと書かれていた 西日を受けながらで、登山道は明るかった
西が開けて、足下に市街地が眺められた 登山道はまだ荒削りの雰囲気だった なぜか登山道にマンリョウを見た
登るうちに光は夕方のものに変わってきた 山頂の電波塔が見えるようになった 尾根コースに合流した
もう山頂までは僅かな距離だった 山頂に着いて、NHKの電波塔を見上げた 展望を楽しもうと、南側の千畳敷(展望台)に向かった

 千畳敷に立って、
 東から南にかけて
 を眺める
南西方向を見る 揖保川の夕景が眺められた 眺めるうちに揖保川が金色に光ってきた
上の写真の左手に見えた御津山脈は、薄墨色に変わろうとしていた X山とY山の間に西島が見えていた
鷹の子山の姿をはっきり見る 高御位山を大きく見る 薄暗さが出てきた中を、山頂へと戻った

 山頂を離れて戻り
 始めたとき、北の
 方向が広く眺めら
 れた

 水剣山と黒尾山
 の並ぶ姿を見る

 上の写真の明神
 山の辺りを見る

 島田コースを足早
 に戻って行った


   下山の途中で新龍
   アルプスを眺めた
北西の空に高倉山の尾根を見る 薄暗くなっても易しい道なので、問題は無かった まだ色付きのきれいなな木を見かけた
上空を見上げると、ずいぶん青さが暗くなっていた  前方にゲートが見えてきた 登山口に着いて西の空を見る