この日は京見山で昼を過ごそうかと考えていたのだが、春の陽気に誘われて少し離れた金輪山で過ごすことにした。長い距離を歩きたいと、いつもの通り「椰獅子の丘」側から歩くことにした。 椰八幡神社の前を通ると「椰獅子の丘」の案内板が現れて、そのそばの駐車スペースに車を止めた。そのそばから始まる尾根に向かう遊歩道には入らず、農道を歩いて大池に向かった。その大池のそばから始まる遊歩道に入るとすぐに二手に分かれるが、尾根に向かうコースではなく、始めに山裾を歩いて遠回りで尾根に向かう東回りコースに入った。山裾を離れて尾根に向かうようになると、ちらほらコバノミツバツツジが咲き出しているのを見た。またアセビの花も多く見た。尾根コースに合流すると南へと歩くようになり、210mピークに着いて漸く山頂が望めた。山頂に着いたときは駐車地点から40分が経っていた。山頂ではその南側にある千畳敷と呼ばれる広場に移動し、そこで昼休憩とした。そこは草藪になっていることもあるのだが、雑草はきれいに刈られておりすっきりとしていた。そこには桜の木が植えられているのだが、まだ咲き始めたばかりだったが、一本だけ満開になっていた。この日は暖かく、爽やかな空気の中でのんびりと憩うことが出来た。下山はずっと尾根の遊歩道を歩いた。その尾根コースは「のろし台跡」があるピークを通るコースで、西播線30番鉄塔の位置まで歩いた後、尾根を離れて梛八幡神社へと通じる小径に入った。下り着いた所は駐車地点のそばだった。
(2021/4記) |