この日は梅雨どきらしく蒸し暑い日だったが、少しは体を動かそうと林田町の向山に向かった。その向山の北側、ごく近い位置に標高88mの小さな丘があり、その東麓側の山裾には大避神社が建っているのだが、地図にはその小さな丘のピークに三角点記号が付いており、それが以前から気になっていた。そこで向山を登る前に足慣らしとして、その88mピークを登ることにした。大避神社のそばに着くと、車道のそばから神社まで石段が付いていた。その石段に近い位置にあった路肩スペースに車を止めた。石段の入口には説明板があり、丘の名は岡山とあった。石段を登ると1分ほどで大避神社の前に出た。小ぶりな神社だった。その先はすっかり竹ヤブになっていたが、目印テープが付いていたので、それを追うようにして登った。タケヤブと言っても密生はしていなかったので、易しく歩いて行けた。その上、麓との標高差は40mでしかなかったので、神社から5分も歩けば丘のピークに着いてしまった。ピークの三角点は四等三角点(点名・佐見)だった。周囲はすっかり竹林が囲んでいたので、すぐに引き返した。10分ほどの散歩だった。すぐに南へと車を走らせて、向山霊苑に車を止めた。距離にして1kmほどの移動だった。そして向山の三角点ハントを開始した。そこからは何度か歩いたコースでもあり、下の写真帳をご覧いただきたい。始めに岩国神社の石段へと入り、岩国神社の前に出た。後は気楽な尾根歩きだった。第1テラスを通り第2テラスまで来ると、山頂が間近に眺められた。そして山頂へ。歩くのは易しかったが、この日の蒸し暑さはひとしおで、すっかり汗みずくになって山頂に着いた。歩く時間は短くともぐったりしており、山頂では暫し横になって体を休めた。そして下山は舞子池コースに入った。山頂から舞子池そばの登山口までは30分だった。その登山口に着いて分かったことは、登山口がある広い路肩スペースが駐車出来なくなっていたことだった。移動式の頑丈なガードレールが置かれていたためだった。何らかの問題があっての処置かと思われたが、これで舞子池側からのピストン登山は出来ないことになった。そうなるとこの日のように、向山霊苑を起点に周回で向山を楽しむのが良いようだった
(2021/8記) |