◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <北但馬編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
堂山 どうやま | 230.8m | 豊岡市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 城崎 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2004年2月】 No.1 | 2004-17(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
対岸にある津居山集落より 2004 / 2 |
兵庫県の北東端は、豊岡市の領域となる。その北東端にある津居山湾は円山川の河口でもあるが、両岸で二つの山が対峙している。西の津居山と東の堂山である。その一つ、ほぼ兵庫県北東端の山と言える堂山に2004年2月21日に訪れた。堂山の裾野には小さな漁村、田結(たい)集落があるが、その浜にある駐車場より歩き始めた。2月とは思えない生暖かい朝で、Tシャツで歩いても寒さは感じなかった。集落の南の縁をなぞるようにして西光寺に向かうと、その手前に駐車場となった空き地があり、コンクリート作りの階段が山に向かって付いていた。山中への道はそれしか見当たらないのでその階段を登ることにした。墓地への階段だったが、その墓地を抜けるとごく自然な山道となって尾根を登って行くことが出来た。正解だったようである。手頃な道幅で緩やかに登って行く。所々に石仏も佇んでおり、長閑さのある風景だったる。気楽なウォーキングと言った雰囲気で登っていると、やがて畑地の跡なのかやや開けた所に出た。荒れ地となって枯れススキが広がっていた。そこに立って振り返ると、尾根を登り出して始めてと言える展望があり、来日岳がすっきりと見えていた。そこを過ぎると雪が見られるようになった。ほとんど溶けようとしており足を乗せるとずっぽりと潜り込んでしまった。植林地があったり、小ザサの広がる所に出たりと、やや雑然とした風景の中を登って行くと突然のように広々とした山頂に出た。中央の三角点周りは草地なのか刈り払われたようになっていた。灌木は見られず残雪が広がっていた。ただ展望は良いとは言えず、周囲は雑木や植林が囲んでいた。その切れ目より少しだけ展望があり、モヤの強い視界ながら東には丹後半島の方向が、西は津居山湾の背後の山並みが眺められた。山頂には少しだが大木があり、冬とあって裸木の姿だったが、緑の季節には十分な木陰を作ってくれそうだった。休む所としては悪くない山頂風景だった。ひとときを過ごした後、下山へと向かった。下山は北へと続く目印を追うことにした。北隣の小ピークへと向かって行くのだが、その手前で西の谷側へと目印は移った。やや荒れた感じの小径が続いていたが、途中で目印は消え、小径も不確かになった。ただ低山だけに気にせず谷筋を下って行くと、再び小径に出会い、そのまま歩くと田結集落の北東辺りに出た。そして集落のごく狭い路地を抜けると、駐車地点はもう近かった。今回は冬場とあって少し寂しい風景の山頂訪問となったが、新緑の季節に訪れて広やかな山頂にある大木の下で涼しい風に吹かれたなら、更に楽しいひとときを過ごせそうに思えた。 (2004/3記)(2010/6改訂)(2022/2写真改訂) |
<登山日> | 2004年2月21日 | 9:46スタート/10:21〜44山頂/11:16エンド。 | |
(天気) | 視界は薄ぼやけて、春霞のような天気。気温は朝から高く、陽射しが軟らかく快かった。ときに薄雲が広がることもあったが、また淡い青空に戻った。視界は薄ぼんやりとしており、特に南の空のモヤが強かった。風はほとんど無し。 | ||
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