登山記録:2004年(1月〜6月)     

No. 月 日 山 名 感  想

01

1/ 1

 三国ヶ岳(丹波篠山市)
 2004年のスタートは前日に続き北摂の山としました。この三国ヶ岳を西麓の美濃坂峠から登りました。始めに茶畑を通りました。登山道は近畿自然歩道であり、雰囲気は悪くありません。但し峠との標高差は160mでしかなく、15分も登ればもう山頂でした。薄霞の中に多紀アルプスが見えていました。散歩のような登山でしたので、昼前には下山を終えました。

02

1/ 1

 白髪岳(丹波篠山市)
 三国ヶ岳が簡単過ぎましたので、山頂から見えていました白髪岳を午後に登ることにしました。10年ぶりです。登山口まで車を進めて登り始めましたが、登山道がすっかり整備されていたことに驚かされました。ただ山頂展望は良くなっており、全方位の展望を楽しみました。白髪岳からは松尾山へと歩きました。

03

1/ 3

 苫編山(姫路市)
 午前の時間を利用して、裏山の散策としました。四ツ池登山口より登り、山崎登山口へと歩きました。山頂では近くの露岩地で一休みとしました。瀬戸の島は家島こそ何とか見えていましたが、小豆島は荒天なのか、薄黒いモヤに閉ざされていました。まずは1時間半ほどの散策を楽しむことが出来ました。<10:45自宅スタート/11::03四ツ池登山口/11:33〜12:20山頂/12:50エンド。><晴れとは言えそうだったが、空全体がモヤがかっており、視界もどんよりしていた。気温は高めで、陽射しの中を登っていると、暑さを感じるほどだった。><TAJI&HM>

04

1/ 4

 那岐山(岡山県)
 今冬の雪山第二弾です。兵庫北部の天気は今一つと思えましたので、さほど北に位置しない那岐山に向かいました。4度目でしたが、雪山としては初めてです。Bコースを登り、Cコースで下山としました。Bコースは登る人が少ないのか、先にトレースした人が何度もずぼった苦労が残っていました。山稜に出ますともう十分なトレースが有り、気楽な感じで山頂に立てました。この日の天気は生憎どんよりとしていましたが、ガスがかかることも無く、周囲の展望はまずまずでした。ところで下山のCコースは多くの人が登るようで、きっちりと雪は踏み固められており、無雪期よりも気楽に下ることが出来ました。

05

1/10

 石堂丸山(上郡町)
 石堂丸山は兵庫県南西部にあって比較的高い山ですが、山上は播磨自然高原として広大な別荘地帯になっており、いわゆるほとんどが個人の私有地で占める山です。登山の対象としては今一つなのですが、その山名の響きからずっと気になっていました。当然山頂そばまで車道が付いていますが、それでは味気ないので、登山として楽しみたく南麓にある名瀑「深谷の滝」側から登ることにしました。小径が滝のそばから続いており、結構気軽に登って行けました。山上に出ますと、別荘地帯は少し寂れていましたが、それとは関係なく、山頂の三角点が傷一つ無い姿で迎えてくれました。

06

1/12

 藤無山(宍粟市)
 雪山として是非登りたい山の一つが藤無山でした。それも一宮町の公文側からのコースです。この日は快晴で、しかも澄み切った青空が播州最奧のこの山の上にも広がっていました。麓は雪が少なく山上の積雪を危ぶみながら歩き始めたのですが、標高も1000mを越しますと、予想以上の雪山の世界でした。しかも山頂の自然林は全て霧氷の姿で迎えてくれました。山頂の展望も一変していました。山頂の南の木が伐られており、播州の高峰が一望でした。雪もパウダースノーで、スノーハイクを思う存分楽しめました。

07

1/18

 神宮司山(宍粟市)
 朝の空は快晴で、真っ青な空が広がっていました。そのため朝の冷え込みは厳しく、麓で−6℃でした。神宮司山は初めて訪れましたが、麓から山頂まではっきりとした道が付いており、山頂には小さな神社とあずま屋が建っていました。山仕事の人たちから大切にされているようでした。その後は北へと尾根を辿り、この尾根の最高峰となる610mほどの標高点も無いピークまで足を延ばしました。落ち着きのある尾根で、雪も10センチ程度でしたので、良い感じで尾根歩きを楽しめました。その尾根からは後山を始め、遠くは那岐連山も眺められました。

08

1/24

 藤ノ木山(姫路市)
 いわゆる神谷ダムの外周尾根を一巡りしました。スタートは北西麓の牧野公園からで、まず焼山を目指しました。焼山の山頂からは神谷ダム湖の佇まいを眺めました。そして外周尾根をひたすら歩いて藤ノ木山へと向かいました。藤ノ木山からはダム湖岸道路へ下り、ダムの上を渡って西岸に出ました。そして再び尾根に上がり、光景寺山経由で牧野公園へと戻りました。気温の低い日でしたが、快晴に恵まれました。陽射しを受けていると本当に暖かく、冬日のぽかぽか散歩の雰囲気で楽しめました。

09

1/24

 甲山(姫路市)
 藤ノ木山からの帰路に甲山に立ち寄ることにしました。山頂近くに甲山八幡神社が建っており、神社に通じる車道の入口から歩き始めました。3分も歩けばもう神社に着き、その神社の背後が山頂でした。山頂は配水池があり立入禁止でした。山頂辺りの展望は良くありませんでしたが、遠くからでも良く目立つ大鳥居の位置からは畑山が眺められました。

10

2/ 1

 三川山(香美町)
 冬の三川山はどのような所だろうと単純な興味で向かいました。三川権現のスタートからワカン歩行となりました。そして急尾根です。尾根はすっかり雪で隠されており、ワカンを履いていても数十センチは潜りました。それが延々と続きました。山頂まで1時間半ほどのコースが、何と4時間もかかってしまいました。そして下山も厳しいものでした。雪が緩んでおり、登りよりも更に潜りっぱなしでした。やはり三川山は花の季節に訪れる山だと納得しました。ただ登り終わっての充実感は、これは素晴らしいものでした。

11

2/ 8

 点名・横野(宍粟市)
 この406mピークを勘違いで登ってしまいました。当初は今少し北に位置する537mピーク(点名・霧ヶ坂)を予定していたのですが、取り付きの集落を一つ間違えて、上牧谷集落からの尾根を登ってしまいました。尾根にはじゅんしろがあり、楽に登って行けました。山頂には送電塔が建っており、漸く間違いに気付きました。但し山頂展望は良く、山崎町西辺の山並みが眺められました。

12

2/ 8

 点名・霧ヶ坂
 〜点名・上乃(宍粟市)
 406mピークから戻って来ますと、改めて537mピーク(点名・霧ヶ坂)を目指しました。この537mを登る目的は、山頂から水剣山を眺めたいと思ってのことです。東麓側から林道歩きでスタートしました。林道が終わりますと植林地の斜面を登って537mピークに着きました。そこは期待した展望はありませんでした。その後は北へとずっと尾根歩きをすることにしました。途中の600mピークを越し、三角点がある597mピーク(点名・上乃)に立ちました。下山は都多小学校の方向へと支尾根を下りました。

13

2/11

 一本松(宍粟市)
 3日前に登った尾根の続きを歩くことにしました。その前に足慣らしとして一本松に向かいました。山上からの展望を楽しむためです。中腹の駐車場からスタートしました。山上はもみじの山らしく、もみじの枯れ葉が積もっていました。20分ほどで山頂に立ちました。一本松は早朝登山が盛んなようでしたが、なぜかおじいさんばかり登っていました。

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2/11

 点名・上乃〜上ノ729mP
     (宍粟市)
 一本松の下山を終えますと、上ノ集落へ向かいました。都多小学校の近くから南東尾根を登って597mピーク(点名・上乃)に立ちました。そして北へと尾根歩きを開始しました。途中からは西に向かうようになりました。そちらの尾根は伐採地になっており、そこからの展望を期待していたのですが、実際はイバラが繁茂しており、簡単には近づけませんでした。ただ展望は想像以上のものでした。黒尾山から長水山までの尾根が一望でした。その後は北へと歩きました。729mピークを含む700m台の尾根を歩いて林道・細野白口線に降りました。樹間の空いた落ち着きのある尾根で、良い感じで歩けました。

15

2/15

 黒木山〜点名・赤坂
     (多可町)
 黒木を南麓側からのコースで登りました。尾根には遊歩道が作られていました。ただ未完成の所もありました。山頂の東屋も新しいものでした。尾根からの展望は良く、右手には翠明湖、左手には笠形山から千ヶ峰の尾根を眺めながらの気楽なハイキングでした。そして尾根の中間点にある展望台で一休みとしました。そこからは西向かいの尾根に回ったのですが、そちらは細々と小径の続く、ハイキングとは縁の無い里山でした。その尾根の最高点が404mピーク(点名・赤坂)でした。枝の下を潜ったり、シダをかき分けたりの尾根歩きでしたが、なぜか遊歩道歩きよりも心の落ち着く自然な気持ちで歩けました。

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2/20

 進美寺山〜須留岐山
     (豊岡市)
 2月の半ばだというのに、但馬には春の風が吹いていました。赤崎集落から歩き始めて、まずは進美寺へ向かいました。境内にはまだまだ雪が残っていましたが、庭の梅がもう赤い花を咲かせていたのが印象的でした。そして進美寺山へと登りました。進美寺山からは須留岐山へと尾根を歩いて行きました。尾根にはほとんど雪は見られず、快い陽射しにTシャツでちょうど良い感じでした。尾根の展望は良いとは言えませんが、雑木林の佇まいが美しく、また歩き心地も良くお薦めものの尾根でした。

17

2/21

 堂山(豊岡市)
 前日に続き、この日も但馬は春の陽気が続いていました。まずは兵庫の北東端となる堂山に向かいました。田結集落から始まる尾根を登って行きました。冬枯れの風景の中を、のんびりと暖かい陽射しを受けて登るのも悪くないものでした。また草地の広がる山頂は、一休みするのには頃合いの良い感じでした。

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2/21

 賀嶋山(豊岡市)
 堂山登山を終えて、午後は猫崎半島のハイキングです。竹野浜から猫崎灯台までの尾根歩きをしました。半島は濃い常緑樹に包まれおり、北端の半島を歩いている感じではなく、むしろ淡路島の南端を歩いているような錯覚を覚えました。しかし灯台から見えた海岸は、日本海の荒波が作った厳しい風景でした。

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2/28

 妙見山(養父市)
 今冬の雪山、5番目は但馬の名峰、妙見山です。八鹿町の日畑集落から始まる登山道を登って行きました。登山道の雪は徐々に増え、名草神社では50センチほどになっていました。妙見峠へと向かいますと、道はすっかり雪で隠されており途中で見失ってしまいました。仕方なく急斜面を雪と格闘しながらを登ったのですが、これは結構なきつさでした。しかし登り着いた尾根は、スノーハイクの世界でした。クマザサはすっかり雪の下で、白い雪面と木立だけの風景でした。尾根は緩やかで歩き易く、トレースの全く無い雪面を自由に歩いて山頂を目指す心地は、雪山ならではのものでした。なお、尾根から見えた氷ノ山から扇ノ山へと続く山並みは、なかなかの雄大さでした。

20

3/ 7

 綾部山(たつの市)
 春の季節感を味わおうと、久々に綾部山へ観梅に出かけました。ちょうど梅は満開で、素晴らしい景観でした。しかし人の数もものすごいもので、歩くのにも一苦労でした。ついでに山頂の三角点を訪れましたが、そちらはひっそりとしていました。その山頂からの展望は素晴らしいもので、播州平野が一望でした。この日の天気は朝こそ快晴だったのですが、昼が近づきますと小雪が強い風をともなって降ってきました。吹雪の様になることもありました。

21

3/ 7

 嫦娥山(たつの市)
 午後は御津山脈の東部を歩くことにしました。始めに屋津坂経由で嫦娥山に向かいました。ただ天気は安定せず、晴れたと思えば雪が降ったりと目まぐるしいものでした。そのため嫦娥山に向かう途中で雪の止むのを待ったりもしました。嫦娥山の山頂には立ちましたが、その先へと進む気持ちは消えており、屋津坂へと引き返しました。

22

3/13

 嫦娥山〜Y山〜X山
     (たつの市)
 先週に御津山脈の東部を歩こうとしたのですが、天気が今一つで嫦娥山のみで終えていました。そこで今一度歩き直すことにしました。屋津坂に車を止めてまずは嫦娥山に立ちました。そして東に向かって尾根道をひたすら辿りました。この日は穏やかな晴天で、春霞に薄ぼんやりとした瀬戸内や御津の山並みを眺めながらのんびりと歩いて行きました。途中では花盛りの岩見梅林も通過し、二週続けての観梅も出来ました。そのまま尾根の東端となる中島集落まで歩いて行くつもりでしたが、稲富山を過ぎた所で、尾根は採石場によりすっぱりと切断されていました。そこでやむなく下山としました。

23

3/20

 盃山(山形県)
 山形市に仕事で訪れていましたが、この日の午後がすっぱりと空きました。休日でもあり車もありましたので、手軽な山でも登ろうと考えました。但し、東北の3月はまだまだ冬です。どの山も雪を纏っていました。そこで書店でガイドブックの「やまがたの山」を求めました。その中で見つけたのが盃山です。ごく気軽に登れるとのことでしたが、簡単過ぎました。南麓からのコースを登りますと、10分とかからず山頂でした。ただ展望は素晴らしく、朝日連峰も月山も良く見えていました。

24

3/20

 大岡山(山形県)
 盃山だけでは当然もの足りません。そこでもう一つ登ろうと、盃山に近い大岡山に向かいました。北登山口からのコースを登りますと、こちらも30分程度で山頂でした。その登山道は程良い落ち着きがあり、冬枯れの森を逍遙する気分で散策を楽しめました。山頂からの展望ですが、午後に入って雲が増えており、朝日連峰も月山も雲に隠されていました。下山は南登山口への登山道を歩きました。

25

3/21

 鳴虫山(日光の山)
 仕事で宇都宮市に移動してきました。その仕事も午前で終わり、午後がすっぱりと空きました。日曜日です。車もありましたので、手近な日光の山へと向かいました。選んだのは日光の高峰を眺められる山として鳴虫山です。日光宇都宮道を走っていますと、男体山こそ雲に隠されていましたが、大真名子山を始め他の日光連山は良く見えており、期待に胸は膨らみました。しかし近づくほどに雲が増えてきました。この鳴虫山は日光市の町中から気軽にアプローチ出来る山です。14時前からの登山となりましたが、何の心配も無く登って行けました。登山道は登り易く、少し早足気味に登りますと、70分ほどで山頂に立てました。ただその頃には上空はすっかり曇り空で、日光連山も総て雲に隠されていました。展望は楽しめませんでしたが、樹林の美しさを愛でながらの散策を楽しめました。

26

3/27

 天狗山〜妙見山〜白山
     (黒田庄町) 
 久々に黒田庄町の名山を訪れました。寺内地区に入りますと、周囲をぐるりと山に囲まれ、すっかり山里の雰囲気でした。その周囲を囲む尾根を一巡りすることにしました。まず初めての天狗山には、西麓の八王子神社から適当に取り付き、山頂を目指しました。少しヤブっぽいながらも尾根はまずまずの歩き易さでした。次に妙見山へと向かい、妙見山を巡るコースを一周しました。そして白山を訪れて下山としました。妙見山、白山には、はっきりとした登山道があり、道標もしっかりしており、地図無しで何も考えずに歩けましたが、天狗山は岩場もあって決して登り易い山とは言えませんでしたが、登る楽しさはこの山が一番でした。

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4/ 3

 黒沢山(赤穂市)
 始めに訪れた黒沢山には中腹に養鶏場があります。今は鳥インフルエンザで一番神経を使っている時期でもあり、養鶏場への道に入りますと係の人に車をきれいに殺菌されてしまいました。その養鶏場の手前から山頂への車道が分かれており、その車道の入口から歩き始めました。山頂そばまで車道歩きでした。山頂近くには光明寺奥の院が建っており、その後が山頂でした。そこは展望はありません。少し戻って光明寺の庫裡のそばに立ちますと、東に展望を得ました。ただこの日の空はひどいモヤで、近くの山も薄ぼんやりとしか見えていませんでした。

28

4/ 3

 白旗山(上郡町)
 次に白旗山に向かいました。この日に訪れたのは、山頂の桜を期待してのことです。コースは南麓側からの野桑コースとしました。始めに林道を歩き、峠に出ますと山頂へと尾根歩きです。来るたびにコースは歩き易くなっているように思えました。山頂まで50分ほどでした。麓の鞍居川に沿う桜並木はほぼ満開でしたが、山頂はまだ五分咲きでした。そのことよりも気になったのは、どの桜の木も少し弱っていたことで、花を付けていない木も目に付き、少し物寂しい感じでした。

29

4/10

 扇ノ山(鳥取県)
 氷ノ山の山麓へフキノトウ摘みに出かけました。今年は雪が多かったのか10日ほど雪解けが遅いようでしたが、それでも十分に山菜取りを楽しめました。その後は鳥取の低山でもと考えていたのですが、間近の雪山を見て、急に扇ノ山を登りたくなりました。11時を過ぎていましたが、八東町の「ふる里の森」コースなら簡単だろうと向かいました。ところが林道上にはまだ多くの雪が残っており、登山口に着くまでに1時間以上かかってしまいました。いざ登り出すと、もう雪山そのものです。春の雪は良く締まっており、さほど潜らず登れましたので、登山口より1時間少々で山頂に立てました。子供連れの人も登っており、みな暖かい陽射しの中、雪山を楽しんでいました。

30

4/17

 御祓山(大屋町)
 念願だった御祓山山中にある「みづめ桜」を漸く訪れることとなりました。糸原登山口からのコースを登って行きます。花が散っていることを心配していたのですが、満開に間に合いました。その美しさは想像以上のものでした。もう一、二日で終わるのか、盛んに花びらを散らせていました。「みづめ桜」まで来れば、当然御祓山を登ります。再訪となりますが、落ち着きのある尾根道は何度歩いても良いものです。

31

4/17

 居母山(京都府)
 御祓山登山を終えても、まだ12時過ぎでしたので、もう一山登ることにしました。少し遠いですが以前から興味のあった京都丹波の居母山に向かいました。14時からの登山となりましたが夜久野町直見からの登山道は気楽なもので、1時間での山頂でした。枯れ地の広がる山頂はのんびりした雰囲気で、また心地良い風が吹いていました。午後の遅いことも気にせず、1時間ほど昼寝をしてしまいました。

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4/25

 大逧山(南光町)
 急に肌寒い日が戻ってきました。それと比例してくっきりとした空が広がりました。何とか日曜日に時間を作ったのですが、朝のうちは山菜採りにいそしみ、さてどの山に登ろうかと考え、1月に登った神宮司山の尾根から見えた大逧山の姿を思い出しました。そこで早速向かいました。コースは寺坂峠に近い谷筋から登りますと、ごく短時間で山頂に立てました。自然林の広がる山頂の佇まいは落ち着きのあるもので、新緑の木々が目に眩しく感じました。さほど展望の良い山ではありませんでしたが、奥播州の三室山や後山を違った方向から眺められ、新鮮な展望を味わえました。

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4/29

 大菩薩嶺(山梨県)
 前日の夕方に甲府市に入りました。急速に天気は回復して、中央道から見えた南アルプスや富士山は、これ以上は無いと言うほどくっきりと見えていました。この日もその天気は続いており、朝から雲一つ無い素晴らしい快晴でした。上日川峠から大菩薩峠へ、そして大菩薩嶺へと歩きました。さすが展望の山だけに、富士山から南アルプス、八ヶ岳が大パノラマとなって広がっていました。また大菩薩峠からの尾根道は、ハイキングの楽しさを十分に味わえるおおらかな道でした。ただ山頂まではゆっくり登っても2時間とかからず、歩くのには少々物足りなかったため、更に北へと、丸川峠近くまで足を延ばしました。

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4/30

 雲取山(奥秩父の山)
 埼玉県大滝村の三峰から雲取山を目指しました。雲取山に登るのなら雲取山荘で一泊するのが無理のない計画なのですが、二日行程になるのがいやで、日帰り登山を強行しました。三峰から山頂までは10.7kmの距離があり、間には二つのピークもあってハードスケジュールです。ただこの日は連休中とは言ってもウイークデイとなるため、ほとんど人とは会わず、マイペースで登ることが出来ました。樹林帯の続く道は程良い歩き易さで、5時間コースを4時間で登れましたので、10時半には山頂に立てました。そこはそれまでの展望の悪い尾根から開放されるかのように、あっけらかんと開けており、のんびりと憩うという言葉がぴったりの山頂でした。下山の行程が気になりながらも、1時間ばかりを山頂で過ごしてしまいました。

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5/ 1

 両神山(埼玉県)
 前夜は両神山荘のおやじさんに、たっぷりと両神山の知識を得ました。この日は前日の足の疲れを心配したのですが、疲れは少なく、けっこう快調に登っていけました。この両神山は秩父の山では北寄りのため、少々雪を心配していました。それが雪の欠片も無く、すっかり新緑の世界でした。神を祀る山として自然が大切に守られてきただけに、その新緑の美しさは際だつものでした。両神山に対しては、その独特の山稜風景やクサリ場のあることからして、男性的な山のイメージを持っていたのですが、登ってみますと荒々しさはさほど感じず、山頂に今を盛りと咲くヤシオツツジもあって少しイメージが変わりました。

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5/ 2

 黒檜山〜駒ヶ岳
     
(群馬県)
 前日で登山を終える予定でしたが、諸般の事情により関東に一日余分に足を止めなければならなくなりました。そこでもう一山をと、赤城山の最高峰である黒檜山を登ることにしました。ただ三日続きだった好天も漸く崩れ、朝からどんよりとした曇り空でした。赤城山の高い峰はガス雲に包まれていました。しかし黒檜山に登るうちにガスは薄れ、駒ヶ岳へと向かう頃には、赤城山のガスはほぼ消えました。大沼、小沼も望まれ、赤城山の風景を堪能しました。ところで連休中の日曜日とあって、赤城山はレジャー客でいっぱいでした。黒檜山の山頂は親子連れのハイカーで占拠されていました。

37

5/ 5

 シブレ山(神戸市)
 阪神高速7号線を走っていますと箕谷辺りで丹生山系が間近に眺められますが、なかなか良い眺めです。幾度か通っていますと、この山域を訪れたくなりました。そこでこの日に向かった次第です。但し丹生山系ではなく、丹生山系を眺められるのではと、つくはら湖の南に位置するシブレ山に向かいました。午後に入ってからの登山です。登山としては山頂の無線中継所まで車道が続き、さほど味のある山ではありませんでした。それでも季節柄か、新緑とともにワラビがいっぱい目に付き、少々山菜採りを楽しめました。

38

5/ 8

 くらます(鳥取県)
 五月の声を聞きますと、新緑を求めて兵庫県境に近い鳥取の山へ行きたくなります。そこで3度目となりますが「くらます」を目指しました。この日は晴天の予想でしたので、気分良く出かけたのですが、天気の回復は思わしくなく一宮町以北の峰々はガスに隠されていました。「くらます」も中腹から上はすっかりガスの中でした。それでも、鮮やかな新緑で迎えてくれました。この日の登山コースは決めておらず、植林地内の小径を伝い、途中からは小さな尾根を適当に登って行きました。けっこう登り易い尾根だったのですが、主稜に近づいて俄然ササヤブに掴まりました。後は山頂までひたすらヤブコギでした。くらます山頂に着いてガスの晴れることを期待したのですが、一時薄日が射しただけで、ガスはかえって濃くなりました。

39

5/15

 宮山〜点名・打呑口
   (宍粟市一宮町)
 最新の「安積」の地図を見ますと、宮山の尾根続きとなる736mピークに、新しく三角点が置かれているのを知りました。そこで宮山と合わせて訪れることにしました。宮山へは南麓の町民の森からのハイキングコースで気軽に山頂に立ちました。この日の天気は晴れから曇りへと徐々に悪くなりましたが、視界はけっこうすっきりしており、展望の良い山頂からの風景を楽しむことが出来ました。その後は736mピークへと尾根歩きを続けました。下草も無く、ほどほどの歩き易さの尾根でしたが、樹林が終始続き展望には恵まれませんでした。印象的だったのは、736mピークから南へと下った尾根で、鮮やかな新緑に心が洗われる思いでした。

40

5/22

 大徳山(養父市)
 この日は但馬北部に向かっていたのですが、北の空はガス雲が広がっており高い峰はガスに隠されていました。そこで八鹿町まで来たとき、途中下車のような形で、近くの大徳山を登ることに変えました。大徳霊園の名に惹かれて霊園まで行きますと、その先に山頂方向に向かう作業道が見えました。その道を登って行くことにしました。作業道は延々と続き、頂上間近まで迫れました。その大徳山の山頂こそ展望は僅かでしたが、近くに建っていたマイクロウェーブ反射板からは、北に向かって広い展望がありました。

41

5/22

 西山(宍粟市)
 大徳山だけではあまり登山をした気になれません。そこで帰路に山崎町三谷を訪れ、近くの西山を登ることにしました。西山は三度目です。午後も遅いことから、三谷集落を抜けると西山に近づける林道を中腹辺りまで車を進めました。そこからですと、尾根まで10分でした。更に山頂までは20分でした。山頂の手前に露岩部があり、そこからは明神山を眺めることが出来ました。この西山登山で漸く足を使った気分になれました。

42

5/29

 毘沙門山(香寺町)
 早々と梅雨の季節となったようです。朝からどんよりとした空でしたが、雨の降る気配はありません。午前中は降らないと見て近場の山を登ろうと、香寺町須加院の里山、毘沙門山を訪れることにしました。奧須加院から相坂トンネルへの道を向かいますと、毘沙門堂の標識を見ました。そこより登山開始としました。毘沙門堂までは参道があり、その先も山頂まで小径が続いており、まずは気楽な登山でした。山頂手前の露岩地に腰掛け、北に見える谷山の尾根を暫しの間眺めていました。

43

6/ 2

 高峰〜点名・南小田1
    (大河内町) 
 長谷集落の南の尾根に高峰と名の付く山があることを知り、登ることにしました。南麓側からアプローチしますと、ひたすら薄暗い植林地の登りでした。山稜に出てからも植林地は続き、山頂で漸く辺りは雑木林に変わりました。但し、全く展望はありません。それでも涼しげな風に誘われて、昼寝などで3時間ほど過ごしてしまいました。その後は一帯の地理を知るつもりで西へと山稜を辿りました。すると西へ向かうほどに笹原も現れ、北から東にかけて素晴らしい展望が広がりました。そして南小田777mピークを経て下山としました。ちょっぴりヤブコギもありましたが、それを気にしなければ意外と面白い山域でした。

44

6/ 5

 点名・渕(神河町)
 大河内町の北東端には、その名のごとく市川の渕に渕集落があります。699mピーク(点名・渕)には、その渕集落に近い尾根からアプローチしました。標高差300mほどの一気の登りを越しますと、なだらかな頂稜部に出ました。ただ一帯は全くの植林地でした。その頂稜部を北東へと数百メートル歩いて三角点ピークに出ますと、そこは素晴らしい展望地でした。西には雄大に平石山の尾根が迫っており、北西にも達磨ヶ峰から段ヶ峰への稜線が一望でした。この日の空は澄んだ青空が広がっており、文句無しの展望でした。

45

6/ 5

 達磨ヶ峰(朝来市)
 午前に登りました699mピークからは、達磨ヶ峰が優美に眺められました。そこで699mピークの下山を終えますと、午後は午後は達磨ヶ峰を登ることにしました。登山口のある生野荘跡までは僅かな距離でした。登山道を辿りますと20分少々で山頂到着となりました。午後のひとときを山上展望で楽しく過ごしました。その後はフトウガ峰には向かわず、ピストンとして登山口に戻りました。

46

6/13

 三国岳(朝来市)
 前日の雨模様の空が一変して、快晴の朝で迎えました。この空を見て、かねてより山上展望を今一度味わいたいと思っていました三国岳を目指すことにしました。今回は生野町側からアプローチしました。登りは勘違いで正しい林道を歩かず、途中からは無理やり斜面を登ることになりました。それでも50分で山頂に立てました。山頂では予想以上に素晴らしい展望に出会え、積年の思いが晴れました。下山は三国峠へと下り、正しい登山道で長野集落に戻ってきました。

47

6/13

 釜床山(朝来市)
 三国岳登山だけでは簡単過ぎましたので、もう一つ登ろうと釜床山に向かいました。こちらも二度目となりますが、同じくコースを変えて生野町の市街地側から山頂を目指しました。奥銀谷小学校のそばから始まる登山道を登って行きます。点々と石仏が置かれた登山道は古道の趣がありました。50分とかからず山頂に着きました。山頂は展望こそありませんでしたが、自然林が程良い落ち着きをかもしており、新緑が眩いばかりの美しさでした。

48

6/19

 赤岳〜横岳〜硫黄岳
     (八ヶ岳)
 二日前までは全く計画は無かったのですが、ひょんなことで八ヶ岳を登ることになりました。コースは赤岳への最短コースとなる美濃戸山荘からのコースとしました。この日の予報は曇りでしたが、天気は持ち直したのか早朝こそガスが山を隠していましたが、その後はどんどん良くなり、ガスは消え山稜が現れて来ました。そして上空の雲も次第に無くなり、赤岳山頂に着いたときは真っ青な空が広がる快晴になっていました。しかも視界は十分に澄んでおり、南アルプスから中央アルプス、北アルプスとどの山もくっきりと見えていました。この天気に気を良くしてその後は横岳へ、そして硫黄岳へとミニ縦走を楽しみました。尾根の風は涼しく、陽射しもまだ真夏の厳しさはありません。それに高山植物はもう花盛りで、たった一日でしたが、八ヶ岳を十分に堪能しました。

49

6/27

 日笠山〜一本松
     (高砂市)
 まさに梅雨どきです。遠出は止めて近場でもと、日曜日の午後になって出かけました。朝には雨を降らせた空も午後は良くなっており、陽射しが現れてからは気温もぐんぐん上昇してきました。日笠山からスタートしたのですが、湿度も最高ですぐに汗だくになりました。ごく低山だけに尾根歩きになってからは気楽なもので、展望を楽しみながらのんびり歩きました。ただ草藪が多いためか、やたらとヤブ蚊が多く、けっこう血を吸われてしまいました。この尾根には何カ所も休憩場所が作られており、その都度木陰で一休みとしました。まずは無事に一本松までの縦走を楽しみましたが、麓の住宅地を歩いた時間を含めますと、この暑さの中で2時間ほども歩いていました。