TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
宮山 (岡城山 514.4m
 
点名・打呑口    735.6m
    うちのみぐち
 
1/2.5万地図 : 安積 宍粟市(一宮町)
 
【2004年5月】No.2 2004-39(TAJI&HM)
 
    《宮山》  一宮町清野より  2002 / 6 《点名・打呑口》 宮山に近い尾根上より 2004 / 5

 新しく「安積」の地形図を求めて眺めていると、地図の右下にある宮山(岡城山)の尾根続きに三角点の記号が見えた。どうも以前は無かったと思えたため、古い地図と比較すると、やはり新しく設置されたようだった。宮山を再訪したい気持ちもあったので、宮山からの縦走で訪れることを思い付いた。実行したのは2004年5月半ばの薄晴れの日のこと。宮山へは南麓にある「町民の森」からの登山道をすんなり登ることにした。この日は午後に天気が悪化すると予想されたため、8時を過ぎた頃には「町民の森」の駐車場に到着した。辺りには朝の冷気が漂っていた。宮山までは気軽な登山道なので、のんびりとリラックスして登って行けた。季節柄ワラビもちらほら見えていた。このコースは概ね植林地を登るので、展望は良いとは言えなかったが、それでも中腹辺りまで登って来ると南の関電山崎実験センター辺りの山並みが眺められた。半時間ほどで着いた山頂は、前回と変わらぬ落ち着きある佇まいを見せていた。また薄晴れの空にしては意外とはっきりした視界になっており、山上からの展望を楽しめた。西にも展望を求めたく、少しヤブっぽいながらも西へと三角点の位置より少し下ると、そちらにも絶好の展望地があった。足下には伊和神社と一宮の町並みが見えており、その背後には黒尾山系が一望だった。そこに立ってこそ、この宮山に山城が建てられた理由が理解出来るというものである。南北に走る因幡街道が一望で、物見するには絶好の場所と言えた。展望を楽しんだ後は、三角点そばの露岩に腰かけて、暫しの間涼しい風に吹かれていた。おおよそ1時間ばかりの休憩の後、次の目的地の736mピークへと尾根歩きを始めた。尾根はほぼ真っ直ぐに東へと続くので、距離感を考えながら歩くのみである。宮山のピークを離れるとけっこう尾根に露岩が目立ったが、歩き難いと言うことは無かった。その露岩地の一つからは、目的の点名・打呑口(736mピーク)や南向かいの白倉山の尾根が見えていた。緩い尾根と少しの傾斜の繰り返しで高度を上げて行く。周囲は植林だったり雑木林に変わったりと少し薄暗い感じで続いていた。そしてピークのそばまで来たときに、一番大きな露岩が現れた。その下は洞穴のようになっており雨宿りが出来そうに思えた。そこを過ぎて736mピークに立ったが、周囲は相変わらずの混合林で薄暗いままだった。展望は無くとも今少し明るい所で休憩しようと、東へと更に尾根を辿り、少し植林がばらけた所でザックを下ろした。その頃には空はすっかり曇り空に変わっており、朝の青空はどこにも見えなかった。まずは昼も近いことでもあり昼休憩としたが、このまま周囲の状況が分からないのは少々寂しいと、昼食後更に東へと点名・本谷(826mピーク)との中間点へと下って行くと、その鞍部辺りでちょっと変わった風景が現れた。辺りには松の喬木が多く見られたが、そのほとんどの松の木にツタがからみついているのである。山中で不思議なアクセントを醸していた。尾根を東へと歩くのはそこまでとして引き返したが、少しは周囲を眺めようと、比較的若い植林に登ってみた。6〜7mほど登ると、ようやく前の木を越して、周囲の展望が開けた。見えたのは南の方向だが、眼前に白倉山が視野いっぱいに広がっていた。あまりにも近すぎて、他の山は何も見えず白倉山のみの風景だった。曇り空は一段と黒さを増しており、そこで736mピークに戻ると、そこより岡城川の方向へと下山することにした。南西方向に延びる急勾配の尾根を下るのだが、その尾根が意外と感じが良かった。雑木林の広がる尾根は新緑の盛りになっており、曇り空がかえって落ち着きのある淡い色合いで見せていた。尾根に下草は少なく、慎重にさえ下れば急勾配も気にならず、40分ほどの時間で岡城川のそばに下り着いた。その岡城川はけっこう水流があり、簡単には渡れそうもなかった。そこで結局は登山靴を脱いで渡渉することにした。久々の渡渉だったが、ほてった足に冷たい水が快かった。後は林道・東市場線を歩いて駐車地点へと戻った。
(2004/5記)(2012/7改訂)(2019/2写真改訂)
<登山日> 2004年5月15日 8:21スタート/8:55〜9:34宮山/10:40[736m]ピーク/826mピークとの中間点辺りまで歩いて引き返す/12:05[736m]ピーク/12:46岡城川のそばに下り着く/13:24エンド。
(天気) スタート時は薄晴れの空が広がっていた。少し湿気を感じる空気感だったが、気温は適温だった。宮山では薄曇りに変わっており、薄日の射すこともあった。次の736mピークではほぼ曇天に変わっていた。そして下山頃は雲に黒みが出て来た。陽射しが少ないため視界に鮮やかさは無かったが、けっこうくっきりと風景が見えていた。
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登る途中で南に展望が現れた 南向かいの尾根が眺め
られた
山頂は明るく開けており、本丸跡らしく休むのには好
適地だった
山頂からも南向かいの尾根が眺められた

(←)
北には花咲山から
暁晴山へと続く尾
根が一望だった

  (→)
  行者山の姿が秀麗
  だった

(←)
上の写真の左手を
見る 黒尾山が望
まれた

  (→)
  暁晴山の辺りを少
  し大きく見る
山頂より西へと少し下ると伊和神社が眺められた 伊和神社の背後の山並みが一望だった 黒尾山へと続く山並みだった
山頂の近くからは南東方向に間近く山が迫っていた 
白倉山につながる尾根だった
宮山を離れて尾根を東へと歩いて行く 途中で次に向
かう736mピークが望まれた
露岩の目立つ尾根だったが、736mピーク手前で洞
穴を持つ露岩地に出会った
736mピークは樹林に囲まれて薄暗かった すぐに
離れて東へと尾根歩きを続けた
826mピークとの中間点へと下って行くと、その鞍
部辺りでちょっと変わった風景が現れた
一帯の総ての松にツタがからまっており、不思議な空
間になっていた

736mピークの
近くまで戻ってき
たとき適当な木に
登ってみた
すると白倉山が圧
倒的な大きさで眼
前に迫っていた

736mピークか
らは南西に延びる
尾根を下った

(←)
南西尾根を下って
いると、西に展望
が開けた

  (→)
  白倉山も眺められ
  た