TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨 
 
鳴尾山    なきやま 236.1m 西脇市・加東市
 
1/2.5万地図 : 西脇
 
【2003年12月】 No.1 2003-95(TAJI&HM)
 
     加古川に架かる板波橋のそばより  2003 / 12

 西脇市街は小ぶりな山に囲まれており、ごく気軽なハイキングを楽しむには事欠かない。2003年12月7日は、そのようなミニハイキングを楽しもうと、その一つの鳴尾山を訪れた。この鳴尾山は南北に細長く、その北端の176mピークは鳴尾山城跡となっており、登山道が東西から通じている。その城跡を基点に南端の三角点ピークまでを歩くプランだった。城跡までのアプローチは西側の職業訓練センターからのコースとした。手頃な小径が訓練所裏にあるテニスコートの脇から始まっていた。この日は北の空こそ雲が厚くなっていたが、西脇市の上空はほぼ快晴で、澄んだ青空が広がっていた。登山道を歩き始めると、季節柄、落ち葉が道いっぱいに散り敷いていた。散歩感覚で歩くうちに、ごく短い時間で城跡に着いた。本丸跡とかで適度な広さになっており、一隅には愛宕神社が小さく建っていた。一休みにはうってつけの場所で、展望も素晴らしく、西脇市街を足元に、それを取り囲む山並みが一望出来た。そこから山稜を南へと辿るのだが、どうも南へと続く道が見えなかった。そこで東側の登山道に入ってみた。すると数歩も下らないうちに南へ続きそうな道が見えたので、それを歩くことにした。始めは少し不確かな所もあったが、程なくはっきりとした尾根道となった。展望もなかなか良かった。東の金城山方向や西の角尾山方向がすっきりと眺められた。北西遠くには笠形山も頭を覗かせていた。幾つかの小ピークを越して行くが、三角点ピークが近づくにつれシダが足元を隠すようになった。ただヤブとまではならず、多少歩き難い程度だった。三角点ピーク手前の鞍部に着くと、西から来た道と合流して、はっきりした道に戻った。もう気楽なものである。どうもこの道は送電塔の巡視路のようで、そのまま歩いて行くと三角点ピークはかすめて、その先の送電塔へ向かっていた。一度、その道を離れて三角点を目指した。道からは十数メートルしか離れていなかったが、そこへの道は無く適当に灌木の茂みをかき分けるしかなかった。そして三角点辺りはすっかり草ヤブになっていた。それまでのピークに比べて、少しうち捨てられた様な雰囲気なので、三角点にかぶさる草を刈って少しは小ぎれいにしてみた。そこは展望も無いのでまた道に戻り、その先の送電塔に立ち寄ることにした。山稜では所々で北からの冷たい風を受けたが、そこは南面側と言うこともあって、風は当たらず快い陽射しを思いっきり受けることが出来た。展望も良く、南の丘陵地帯を中心に気持ちの良い展望が広がっていた。その送電塔まで来た道は、更に南へと麓まで続くようであったが、ここを下ってしまっては車道を歩いて戻ることになるので、もう一度山稜を歩きたいこともあって、歩いてきたコースを引き返して駐車地点へと戻って行った。
(2003/12記)(2013/5改訂)(2021/1改訂2)
<登山日> 2003年12月7日 9:35訓練センター前スタート/9:47〜55鳴尾山城跡/10:35〜44山頂/送電塔に立ち寄る11:08まで/11:35鳴尾山城跡/11:47エンド。
(天気) 雲が多いながらも快晴。視界は良く澄んでいた。気温は少し低い程度。山上では冷たい風が吹いていたが、風除けが出来る所では陽射しが暖かく、快かった。
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北端のピークに着くと
そこは鳴尾山城跡とな
っており、小さな愛宕
神社が建っていた

鳴尾山城跡より山頂方
向を望む

(←)
城跡からは北から
北東部にかけての
眺めが良かった

 (→)
  矢筈山を大きく見
  る
妙見山の方向を少し大きく見る 更に大きく見る 手前の八日山がくっきりと眺められた
北麓の住宅地を眺める 尾根歩きに移ると、展望の良い場所が点々とあり、主に東の山並みを広く眺められた 
尾根からは西向かいの山並みもすっきりと眺められた 角尾山を大きく見る
三角点ピークが近づくと、シダで草深くなってきた 三角点ピークは周りを雑木に囲まれて展望は無かった 三角点ピークの近くから西に五峰山を見る
(←)
三角点ピークより
少し南に下った所
には送電塔が建っ
ており、そこより
北西方向を展望す

  (→)
  遠くに笠形山も見
  えていた