TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨 
 
鳴尾山    なきやま 236.1m 西脇市・加東市
 
 
1/2.5万地図 : 西脇
 
【2020年12月】 No.2 2020-197(TAJI&HM)
 
     加古川に架かる板波橋のそばより  2020 / 12

 二度目の鳴尾山も職業訓練センターからのコースで訪れることにした。向かったのは2020年12月の第一日曜日のことで、前日も西脇市の山を登っており、二日連続で西脇の山を楽しむことになった。北はりま職業訓練センターに着いたときは10時になっていた。前日に続いての快晴だったが、職業訓練センターは休日とあって広い駐車場には一台の車も止まっていなかった。すぐには登山口に向かわず、近くの経が芝遺跡に向かった。鳴尾山は西脇十山に選ばれており、それを紹介したホームページを見ると、登山口近くに経が芝遺跡があるようだった。それに興味を持って訪ねることにしたものだった。平野テニスコートのそばを通っていると、コートではちょうどテニス教室が開かれており、大勢の子供がいた。緩い坂道を登ると、すぐに経が芝遺跡の前に出た。但し説明板では遺跡とは書かれておらず、経が芝古墳と書かれていた。またその小ぶりの古墳は実物ではなく、別の場所にあったものの復元模型だった。すぐに引き返すと、テニスコートの東側に回り込んで鳴尾山城跡の登山口に入った。始めは少し荒れ気味の登山道だったが、少し登ると程良い歩き易さに変わってきた。登山道は送電経路の巡視路でもあるようで、プラ階段の部分もあった。その通りで尾根が近づくと送電塔(北摂長田野線10番)に出会った。そこより一登りした所が鳴尾山城跡だった。南北に長い尾根の北端の位置で、そこは広場のようになっており小さな社が建っていた。それは愛宕神社で、活けられていた花は新しかった。そこは展望地でもあって、足下に西脇の市街地が広がっていた。10分ほどの休憩を済ませると、山頂を目指して尾根歩きに移った。小径ははっきりしていたが、どうも歩く人は少ないのか少々ヤブっぽさがあった。山頂までの距離は意外とあり、間に小さなピークが幾つかあってそれを越して行く。その尾根歩きでは西の方向に展望は現れなかったが、東の方向は何度か開けるときがあり、東向かいの山並みが眺められた。目立っていたのは金城山だった。前方に二つのピークが見えて来るも、山頂はその二つのピークのまだ先だった。その二つのピークを越すと左手から現れた巡視路に合流して、山頂へは南側に回り込んでから向かうことになった。山頂への小径は巡視路から分かれており、その分岐点には赤テープがあってすんなりと山頂に向かえたが、その小径は少々ヤブ道だった。着いた山頂も雑木が茂っており、ヤブの山頂だった。三等三角点(点名・啼山)を確認すると、すぐに山頂を離れて登山コースに戻った。登山道のままに南へと緩く下ると、送電塔(播磨線154番)が建つ位置に出てきた。そこは展望地でもあって、それまで無かったの展望を楽しめることになった。遠くは高御位山も望めた。温かい陽射しを受けながら20分ほどの休憩をとると、その先には向かわず引き返すことにした。再び長い尾根歩きを続けて鳴尾山城跡に戻り、そして職業訓練センターの駐車場へと戻って行った。相変わらず快晴の空だった。
(2021/1記)
<登山日> 2020年12月6日 10:08北はりま職業訓練センター駐車場スタート/10:12経が芝古墳/10:19登山口/10:31〜41鳴尾山城跡/11:16山頂/11:24〜44播磨線154番鉄塔/12:14鳴尾山城跡/12:27駐車場エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無く、澄んだ青空だった。山頂の気温は15℃で、風は僅かながらあり、ひんやりとしていた。視界は澄んでいた。
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職業訓練センターの駐車場には一台の車も見なかった 近くのテニスコートでは教室が開かれていた 登山口には向かわず、先に経が芝遺跡に向かった
遺跡は古墳の復元模型だった 古墳の前は展望台になっていた すぐに引き返して登山口に向かった
テニスコートの縁を回って、コートの東側に出た 鳴尾山城跡登山口に入った 登山道は落ち葉に覆われており少々歩き難さがあった
登るうちに歩き易くなってきた 登山道は巡視路でもあるようで、プラ階段が現れた 尾根が近くなったとき、送電塔が現れた

(←)
送電塔を過ぎると
鳴尾山城跡は間近
となった

 (→)
  鳴尾山城跡に着い
  た 南北に長い尾
  根の北端の位置だ
  った

鳴尾山城跡は北に
向かって展望があ
った
愛宕神社を見ると、お供えの花は新しかった 上の写真に写る妙見山の辺りを大きく見る

(←)
矢筈山を大きく見


 (→)
  西林寺山の尾根を
  大きく見る

矢筈山の右手後方
に篠ヶ峰を見た

尾山城跡よりこれ
から向かう尾根を
眺めた
尾根歩きに入るに当たって、始めに東麓側の登山口に
向かえるコースに入った
入ってすぐに右手に尾根コースが分かれて、その尾根
コースに入った
尾根道は、ごく緩やかな上り坂だった
この尾根歩きでは東の方向に何度か展望が現れた 前日に登った鈴堀山と和布山を大きく見る
尾根コースではヤブっぽい所もあった 露岩を歩く 前方に二つのピークを見たが、山頂はその先だった
東の山並みを一段と広く眺められる所が現れた
灌木ヤブと言えそうな所が現れた シダヤブも現れた また歩き易くなった
山頂となる三角点ピークが望めるようになった 山頂の一つ手前のピークを登る きれいな紅葉が残っていた
狂い咲きのモチツツジの花を見る 右手から現れた幅広の道に合流した その道は巡視路のようで、プラ階段の部分もあった
巡視路は山頂に対しては巻き道になっていた 巡視路から分かれて、山頂への小径が現れた その小径に入って山頂を目指した ヤブ道だった

すぐに山頂に着く
も、そこもヤブで
展望は無かった

三等三角点(点名
・啼山)を見る
巡視路に戻って南へと緩やかに下った 前方に大きな送電塔が見えてきた その展望に着くと、そこは好展望地だった

(←)
南東方向を眺めた


 (→)
  雄岡山と雌岡山の
  並ぶ姿を見る

(←)
南西方向は五峰山
の尾根が近かった

 (→)
  西には角尾山がち
  らりと見えていた
南の方向を見る 小野アルプスまで平野が広がっていた 左の写真に写る高御位山を大きく見る
送電塔のそばを離れて、歩いてきた道を引き返した 巡視路を戻って行く その巡視路の途中で、尾根道コースに入った
また尾根の途中でシダヤブを抜けた ときおり現れる展望地で、何度か足を止めた 前方に愛宕神社を見ることがあった
その愛宕神社が建つ鳴尾山城跡に戻ってきた 職業訓練センターを目指して西面側の登山道に入った 易しい登山道を下って行く
テニスコートのそばの登山口に戻ってきた テニスコートの縁を巡って職業訓練センターに向かった 駐車場に戻ってきた 午前と同じく車は無かった