◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <中播磨編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
城山 (恒屋城跡) | 236m | 姫路市香寺町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
しろやま | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 前之庄 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2019年2月】 | 2019-36(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
恒屋川のそばより 2019 / 2 |
香寺町の地理、歴史、文化の集大成と言うべき大著に「村の記憶」があり、そこに恒屋城跡に関する情報が記されており、山城でもあるので少し関心を持っていた。ただ山としては小さな山なので登りたい気持ちまでは起きなかったのだが、最近になって整備されたとの情報を得た。駐車場もあって気軽に訪れることが出来るようだった。そこで一度は見ておこうかと思うようになった。 向かったのは2019年2月の第四土曜日のこと。この日の午前は雲の広がる空だったが、昼が近づいて急速に晴れてきた。その空を見て午後のひとときを山上で過ごそうと考えたとき、恒屋城跡訪問を思い付いたものだった。ナビを恒屋集落にセットすると、播但道を船津ICで降りることになった。国道312号線に出て北上し、溝口交差点で左折した。真っ直ぐ走れば恒屋集落だった。その恒屋に入るとはっきり分かる恒屋城跡の案内板が現れた。その案内板に従って右折すると、今度は幟が現れて集落内へと入って行った。その後も標識や幟があって、集落内を迷うことなく走って登山口駐車場に到着となった。そこから恒屋城跡へと階段の道が始まっていた。そのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。登山道周辺の草は刈られており、また登山道上にも幟が立っていて最近に整備されたことが良く分かった。中腹を過ぎると広々とした所に出た。そこは前城と呼ばれる所で台地状になっており、お堂と呼ばれる休み処が建っていた。一帯の目立つ木は伐られたようで台地からの展望は素晴らしく、東から南にかけてが一望だった。その東の風景の中で目立っていたのは畑山だった。また南には棚原山が見上げるようにして眺められた。前城の台地は二段になっており、上部に上がると幟がずらりと並んでいた。そこは一段と好展望地だった。その先でコースは二手に分かれていたが、すぐに合流して城跡の核心部を歩くようになった。暫くはなだらかな地形で、遺構の一つ一つに標識が立っていた。以前は笹ヤブのようだったがすっかり刈られており、ごくスムーズに歩いて行けた。山頂が近づいて道の傾斜がきつくなったが一気に登って行った。この日は風の強い日で、その風にあらがうようにして登った。急坂を登り切った所が山頂で、本丸跡だった。その山頂は後城とされていた。平らに開けており、いかにも本丸跡の雰囲気があった。またそこに木立は無く、360度の展望が広がっていた。但し風を更に強く受けるようになり体を揺さぶられた。その風のおかげで視界は澄んでおり、北西に明神山がくっきりと眺められた。その右手には雪彦の尾根も望めた。東の風景も前城で見たときよりも広く眺められた。本来は本丸跡でのんびりしたかったが、風が強い上に寒さも厳しく長居は無理だった。それでも15分ほど休んで下山とした。下山はすたすたと歩いたためか、登山口まで15分で戻ってきた。結果として城山は城跡の雰囲気を楽しむには素晴らしい所だったが、ハイキングとして楽しむには物足りなさが残ってしまった。地図を見ると城山の東に三角点ピークがあり麓から破線の道が幾つか付いていた。それを見て城山とその三角点ピークまでの尾根道が出来れば手頃なハイキングになるのではと思った。 (2019/3記) |
<登山日> | 2019年2月23日 | 13:21登山口駐車場スタート/13:32〜42前城/13:53〜14:08山頂(後城)/14:23エンド。 | |
(天気) | 快晴ながら強風が吹き荒れていた。おかげで視界は澄んでいた。山頂の気温は9℃だった。 | ||
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