TAJIHM の 兵庫の山めぐり <東播磨編 
 
雄岡山    おっこさん 241.2m
 
雌岡山    めっこさん 249m
 
 
1/2.5万地図 : 淡河 神戸市
 
【2011年5月】 No.2 2011-57(TAJI)
 
   《雄岡山》 大皿池の西岸より  2011 / 5 《雌岡山》 金棒池の東岸より  2011 / 5

 雄岡山、雌岡山は300mに満たない小さな山だが、そこより南はごく低い丘陵と平野が広がるため、海岸に近い位置からも眺められるなので、明石市辺りではけっこう名の知られた山のようである。その雄岡山、雌岡山には1995年に一度登っていたが、ハイキングとしては簡単過ぎることと、二つの山を移動するときに暫く車道沿いを歩いたことが楽しくなかったことで、再訪をすることは考えていなかった。その雄岡山、雌岡山も16年と経つうちに印象が薄れて、山としてどのような様子だったのかの記憶が曖昧になってしまった。そこで山のイメージを再び掴みたく、軽く散歩する気持ちで再訪することにした。もちろんカメラ片手にカメラ散歩だった。
 向かったのは2011年5月の第3土曜日のこと。天気予報は晴れときどき曇りだったが、空はすっかり薄雲が広がって、薄曇りから曇りと言える空だった。また蒸し暑さがあって、軽い登りでもじっとり汗が出てくるような日だった。カメラ散歩なのでその様子は下の写真帳で見ていただくとして、おおよその歩いたコースは次の通り。車は雌岡山の南麓、神出神社の石鳥居のそばに止めてスタートとした。車道沿いの歩道を西へと歩いて、神出中学校のそばから始まる遊歩道を登り始めた。途中の「にい塚古墳」に寄り道してから雌岡山の山頂に立った。山頂で小腹を満たした後、東へと続く舗装路を下って金棒池のそばに出た。その後は緑が丘駅に続く車道に沿って歩道を東へと歩いた。そして雄岡山を西側からの登山道で登った。一等三角点の山頂で小休憩をとった後は東へと下って、高雄台の住宅地の一角に下りてきた。後は車道沿いの歩道を再び歩いて駐車地点へと戻ってきた。ざっと3時間弱だが、実際に山を歩いていた時間は、二つの山を足しても50分ほどだったのではと思えたので、やはり散歩の延長と言えるかも知れなかった。雌岡山は山頂まで車道が通じていたが、この日は蒸し暑さもあってか車は見かけず、犬の散歩をしている人ともう一人、そちらも散歩で来た人を見ただけだった。雄岡山の方でも子供連れで散歩をする人に出会っただけだった。どちらの山もやはりハイキングをすると言うよりも、ごく気楽に散策を楽しむ丘として親しまれているようだった。なお帰路で思ったことだが、この二つの山をハイキングとして楽しむのなら、間にある二つの溜め池を巡る散策コースが出来れば魅力が増すのではと思えた。どちらの池も優しい佇まいで、その風景を愛でながら歩けば二つの山の移動も楽しくなりそうだった。
(2011/6記)(2021/7改訂)(2024/3写真改訂)
<登山日> 2011年5月21日 10:55神出神社鳥居前スタート/11:00神出中学校そばの登山口/11:06にい塚古墳/11:15〜32雌岡山山頂/12:07大皿池のそば/12:17雄岡山西登山口/12:24〜36雄岡山山頂/12:44高雄台の一角にある登山口/一度引き返す/12:50緑ヶ丘住宅に近い登山口/13:13大皿池のそば/13:40エンド。
(天気) 薄曇りから曇り空。気温は26℃と高めで、少し蒸しっとしていた。但し雌岡山山頂では涼しい風を受けた。少し湿り気があるものの、快い風だった。いっとき雲間から陽が現れたときがあり、初夏を思わせる蒸し暑さを感じた。視界はうっすらとしていた。
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雌岡山の南麓、車道の入口には大きな石の鳥居が建っていた その近くに駐車とする 南麓を走る車道に沿って西へと歩いた    神出中学校そばの登山口に着くと、雌岡山山頂までは500mだった
山頂への道は、始めに階段で始まった すぐに幅の広い土道に変わった 一度車道を横断した
ごく普通の山道へと変わってきた 途中でコースを離れて「にい塚古墳」に立ち寄った
登山道に戻って登りを続ける 自然林が優しい 山頂が近づいて参道を歩く雰囲気となった 道が二手に分かれると、右の道を歩いた
雌岡山の山頂に着くと、そこは神出神社の境内だった 神社の前は展望台になっていた 南に向かって展望が広がっていた この日はうっすらとした視界だった
左手に雄岡山を見る その奥で電波塔の建つ山はシブレ山のようだった 南東に須磨アルプスを見る

南を見ると、明石
海峡大橋がうっす
らと見えていた

改めて山頂の神出
神社を眺めた
雌岡山の山頂を離れて、東へと続く道に入った 緩やかな下り坂で、途中で広場のような所を通った 道は車道の幅があったが、車は通らなかった
エゴノキが可憐な花をつけていた 雌岡山梅林のそばを通った 梅林からは雄岡山が眺められた
麓に下りてくると、車道の入口にはゲートが付いていた 車を見なかった理由が分かった 金棒池の西岸に出た 湖畔立って暫し池の佇まいを眺めていた 後は車道沿いの歩道を歩いて雄岡山に向かった 途中で喫茶ロワールのそばを通った
大皿池のそばを通ったとき、その湖面を眺めた 雄岡山の西端に着いて、西麓を巡る道に入った 車道は木々に囲まれており、雰囲気は良かった
デイサービスの前に出た そばに登山口が見えていた デイサービスの名は「なんきんまめ」だった 雄岡山の西麓側登山口を見る
登山道は程良い歩き易さだった 雑木林の中は落ち着きがあった 雄岡山の山頂が目前になった

(←)
雄岡山山頂に着い
た そこは広場の
ようになっていた

 (→)
  山頂の一等三角点
  (点名・雄岡山)
  を見る
山頂は南側が開けていた こちらでも明石海峡大橋が眺められた 少時の休憩の後、東に向かう登山道を下って行った
東側の登山道はいたって緩やかだった 登山道が二手に分かれると、右手に入った 高雄台の一角に下りてきた その先は住宅街だった
一度引き返して、もう一つの登山口に向かった 道は次第に細くなって住宅地に近づいた もう一つの登山口に着いた 緑ヶ丘住宅が近かった
神戸緑ヶ丘住宅のそばを通って北へと向かった 幹線道路との合流点に雄岡山の案内板を見た 雌岡山につながる車道に出て、西へと歩いた
この帰路では寄り道をして大皿池の西岸を散策した 東に雄岡山を見る 雄岡山を大きく見る

(←)
大皿池を離れて金
棒池の東岸へと歩
いた 池越しに雌
岡山を見る

 (→)
  駐車地点が近づい
  た