TAJIHM の 兵庫の山めぐり <播磨
 
法華山    ほっけさん 243.1m 加西市・加古川市
1/2.5万地図 : 笠原
 
【2013年11月】 No.2 2013-90(TAJI)
 
   善防山の尾根より  2013 / 9

 法華山一乗寺を懐に抱く243mピークのこと地元ではどのように呼んでいるのか知らないので、書写山円教寺と同じく山号の法華山で呼ぶことにしているが、1995年2月に登ったときは単なるヤブ山だったとの印象が強く、もう一度となると二の足を踏んでいた。その法華山を一乗寺散策のついでと考えたとき、記憶が薄らいでいたことにもよるが、少しぐらいのヤブコギなら良い運動になるとの考えも出てきて、再訪をするのも悪くないと思えてきた。但しパートナーはきついヤブのことを憶えており、ヤブ山には登りたくないと言われてしまった。そこで単独で向かったのは2013年11月の3連休最終日のことだった。天気予報では午前は曇りで午後から晴れとなっていたが、朝の空は雲は多いものの、青空も見える空だった。一乗寺に着いたのは12時が近い時間だった。そこの駐車場は有料で、300円を払って入ると、休日とあってか10台以上の車が止まっていた。案内順路に従って一乗寺境内に入ると、そこでも拝観料として400円を払った。境内の木立には紅葉の進んでいるものがあり、鮮やかな赤や黄色を楽しめた。一乗寺は山の斜面に寺が広がっているため石段登りが続いて、常行堂、三重塔、本堂と見て行った。そして本堂の奥に建っていたのが行者堂で、そばには弁天堂、妙見堂も建っていた。一乗寺散策はそこまでとして、行者堂の横から山肌に取り付いた。小径は見えなかったが、下生えは少なく樹間も空いていたので、適当に登って行けた。すぐに尾根を辿れるようになり、踏み跡程度のケモノ道を伝った。軽いヤブコギもあったが、それは想定内だった。その感じで山頂に近づけるものと思っていると、想定外のことが起きた。それは雨が降ってきたことだった。てっきりもっと晴れてくるものと思っていたところ、逆に空は雲が増えて、尾根歩きになった頃には曇り空に変わっていた。それで済めば良かったのだが、薄暗さが増してきたかと思うと雨粒が落ちてきた。そして小雨となってきた。それでもまだ歩いていたのだが、すぐに本降りとなった。そこで雨具を着込んで、尾根の途中ながら停滞することにした。その雨がなかなか止まなかった。30分経って漸く雨足が弱くなってきた。ただ空は少し明るくなった程度で、すぐに晴れる気配は無かった。そこで小雨の中ながら尾根歩きを再会した。少しヤブをこぐ感じで進むと、露岩地が現れ、そこからは南に向かって展望があった。また山頂方向も望めたが、その山頂の南にある220mピークが間近に見えていた。そこでその220mピークに立ってから山頂に向かうことにした。その先に水道設備かと思われるコンクリート作りの四角い構造物が現れ、そして少し下った位置から220mピークへと斜面に取り付いた。始めは軽いヤブコギ程度だったが、途中からシダヤブに行く手を阻まれてしまった。ちょっと計算違いだったがピークまでの距離は僅かなので、シダヤブを迂回せずに突っ切ることにした。それも間違いでシダヤブは更にきつくなり、完全なヤブコギ状態になってしまった。全身でシダを押し退けるようにして登って、何とか220mピークに出た。そこからは尾根歩きとなり、はっきりとした尾根道が付いていたので、一気に楽になった。もう雨は止んでおり、陽射しも現れるようになっていた。前方には山頂が見えており、距離は僅かだった。歩くうちに北西方向に展望が現れて、尾根続きの王神峯がすっきりと望まれた。雨の後とあって、視界はけっこう洗われていた。尾根の途中にはシダの被さる所も現れたが、道ははっきりしていたので問題は無かった。220mピークから20分ほどで山頂到着だった。三等三角点(点名・上ノ垣内)の辺りが少し広くなっている程度で、周囲は雑木が囲んでいた。そこで展望を求めて北へと続く尾根道を進むと、少し開けた所が現れた。善防山に笠松山、遠くは笠形山も望まれた。但しけっこう雑木に妨げられての展望だった。そこで手頃な木に登ってみたところ、下の写真の通りまずまずの展望を得られた。その展望で法華山には満足する思いになれた。そこで下山に移ったが、下山は220mピークとの鞍部まで戻ることにした。そこに一乗寺の方向を示す標識が立っていたので、そこから尾根を離れた。小径に入ったものの意外とはっきりしない小径で、目印を追うことになった。それも途中で目印を見なくなってしまった。そのときはもう地獄谷に向かうコースからは外れていたようだったが、程なく見覚えのある水道設備のそばに出てきて、現在地を掴むことが出来た。往路で谷筋を歩いて尾根を目指しておれば、無理なく山頂に立てていたようだった。そこからは尾根に上がらず暫くは南の方向に続く谷筋を下った。やはりはっきりとした道は無く、適当に歩く感じだった。そのまま下れば一乗寺に戻れないので、途中で左手の斜面を登って尾根に向かった。尾根に出ると更に東へと進んだところ、行者堂のそばに出てきた。単なる偶然だったが、うまく一乗寺に戻って来られたになる。後は青空が広く現れてきた空の下を、再び境内を散策しながら駐車地点へと戻って行った。
(2013/11記)(2021/3改訂)
<登山日> 2013年11月4日 11:52一乗寺駐車場スタート/12:04行者堂のそばから山中に入る/12:10〜45雨のため尾根の途中で停滞する/13:02水道設備/13:18[220m]ピーク/13:36〜53山頂/14:03尾根を離れる/14:28行者堂のそばに出る/14:44エンド。
(天気) 始めは雲が多いものの青空も覗いていた。その空が一気に曇り空になったかと思うと、急に雨が降ってきた。30分ほど降り続いた後こぬか雨となり、やがて止んだ。その後は少し青空が見える空にまで戻ってきた。山頂の気温は15℃ほど。北から少し風を受けた。視界はまずまず良かった。
<< Photo Album 2013/11/04 >>
休日とあって、駐車場は10台ほどの車が止ま
っていた 駐車料は300円だった
駐車場のそばに水子地蔵尊があったが、一乗寺
とは無関係のようだった
水子地蔵尊を覗くと、かわいらしい地蔵さんがいっ
ぱい置かれていた
一乗寺の案内標識に従って塀沿いを歩いた 南に面した門から境内に入った 少し先で拝観料(400円)を払うことになった
境内ではもう色付いたカエデが見られた 本堂へは石段を登って行くことになる 前方に常行堂と三重塔が見えている
常行堂を左手に見る 三重塔は国宝だった 更に登った先が本堂だった
振り返って三重塔を見る 本堂より一段高いところに護法堂があった 本堂を通り過ぎたとき、本堂を振り返った
本堂の先に行者堂、弁天堂、妙見堂があった 行者堂の横から山肌に取り付いた 下生えが少なかったので、適当に尾根を目指した
尾根を伝うようになると、か細い道が付いていた 足下に木立を通して本堂が見えていた シダが増えてきたが、軽いヤブコギ程度で登れた
突然雨が降ってきて、余儀なく尾根の途中で停
滞することになった 30分以上の停滞だった
停滞した後、まだ小雨が降っていたが尾根歩きを
再開した 濡れたシダをかき分けて行く
少し進むと露岩地が現れた
露岩地からは南に向かって展望が広がっていた 加西市と加古川市の市境尾根だった 山頂の南隣となる220mピークが近くに見えていた
尾根を進むとコンクリート製の構造物の上に出
た 水道設備ではと思われた
その先で少し下って木立の空いた所に出た 早く尾根に出ようと220mピークを目指すことにし
た シダが多かったが始めは軽いヤブコギで歩けた
ピークが近づくと、一帯はすっかりシダヤブだ
った 傾斜もきつく難儀することになった
220mピークに着くと尾根道に出会った 山
頂方向を示す標識も付いていた
法華山山頂に向かって行くと、その山頂が樹間を
通して望めた
尾根を歩いていると、北西方向に展望が開けた 左の写真に写る畑山を大きく見る
シダの被さる所があったが道ははっきりしていた 途中で一乗寺に出るコースが分かれた 山頂への登りにかかった 少しヤブっぽさがあった

 法華山の山頂に
 着いた 雑木に
 囲まれて展望は
 無かった

 山名標識には法
 華山裏山と書か
 れていた

 三等三角点(点
 名・上ノ垣内)
 を見る
山頂から少し北に離れた所に展望の開けた所があった 善防山を大きく見る
笠松山の背後には笠形山がうっすら見えていた 鎌倉山の方向を見る 山頂に戻って、往路を引き返すことにした
下山をしていると、南西から南にかけての展望が現れた 王神峯の手前には溜め池が見えていた 左の写真に写る高御位山を大きく見る

 上の写真の左手も
 見えることがあっ
 た 南隣のピーク
 が目の前に見えた

 鞍部に着いて一乗
 寺に向かえるコー
 スを下ることにし
 た
意外と道ははっきりとしていなかった テープを追って下った 道のはっきりした所も現れた 知らぬうちにコースを外れて西寄りを下ってしまっ
たようで、往路で見た水道設備のそばに出てきた
そこからは尾根に出ず、谷筋を下って行くこと
にした
周囲は木立が鬱蒼とした雰囲気を見せていた 途中で一乗寺に戻ろうと、左手の斜面を登った
シダが増えてきたが、足で軽く払える程度だっ
尾根を越して更に東へと進むと石仏が現れ、そ
の先に建物が見えてきた
それは行者堂で、うまく一乗寺に戻って来られ
たようだった

 本堂に向かって行っ
 て境内散策を再びす
 ることになった

    本堂のそばに鐘楼
    を見る
三重塔をバックにカエデが鮮やかだった 石段を下って拝観受付へと近づいた 外に出て駐車場へと近づいた