峰相山の南尾根にある190mピークが展望地であることを思い出して、昼どきに軽い山歩きをしようと峰相山に向かったのは2021年5月の第二土曜日のことだった。峯相上池のそばに広い駐車場があるので、そこに車を止めようとしたところ、そこは入口が閉じられていた。コロナ禍による緊急事態宣言が出ており、それに伴う処置のようだった。そうなると車道の終点まで車を進めた。そこは開山堂前の広場で、広場の一隅に駐車とした。そこからは登山コースを歩く予定だったが、東の方向を見ると害獣避けフェンスに扉が付いているのを見た。それを見て扉を抜けてその先の谷筋を登ることにした。谷筋に入ると目印テープもあったが。ヤブでは無かったので谷筋を適当に歩いて行った。十数分ほど登って尾根の近畿自然歩道に合流すると、そこからは先に峰相山の山頂に立った。相変わらず展望の無い山頂だった。引き返す形で尾根を南東へと歩いて南尾根に入った。途中まではスムーズだったが、その先はシダが増えてシダヤブの感じになってきた。それも長くは続かず抜け出した。そして急坂があって190mピークに着いた。そこまでに展望は無く、漸く展望を得ることになった。足下には白鳥台の住宅地が広がっており、白鳥城の背後に見えるのは書写山だった。西にはトンガリ山が見えていた。その190mピークで昼休憩とした。休憩は20分ほど。そこからは更に南へと歩いた。急坂を下ると平坦な尾根となった。その辺りから西斜面を下ることが出来ればと考えていたのだが、期待通りに赤テープが西斜面に付いているのを見た。その赤テープを追って下ると、無難に麓に下り着いた。そこは管理研修棟のそばだった。後は害獣避けフェンスに沿って北へと歩き、ゲートが現れるとそこを通過して峯相の里のエリアに入った。そこから駐車地点までは8分の距離だった。
(2021/5記) |