TAJIHM の 兵庫の山めぐり <淡路 
 
城越山    しろこしやま 245m 淡路
点名・大町   おおまち 252.7m
 
 
1/2.5万地図 : 郡家
 
【2019年12月】 19-187(TAJI&HM)
 
   《城越山》 淡路市木曽下より  19/12

 淡路島中部の地形図「郡家」を見ると、一帯はほぼ丘の地形で、200mを越して山名の付いているのは竜宝寺山と城越山だけだった。竜宝寺山は以前に登っていたので、もう一つの城越山を訪れようと出かけたのは2019年12月の中旬、快晴の日だった。
 神戸淡路鳴門自動車道を津名一宮ICで下りると、すぐそばの竹谷交差点より県道66号線に入って南進した。更に県道468号線に入って城越山の南麓に向かうと、恵日寺のそばに来たとき大きな案内板を見た。それは木曽乃原行者堂のもので、行者堂は城越山の中腹に建っているようで、恵日寺のそばから参道が始まっていた。またその案内板を見ると、城越山は城の越山と表されていた。また別名として城腰山の名を見た。案内図に従って間近で分かれた車道に入ると、行者堂の標識を見た。恵日寺に近づき、その塀を巡るように歩くと、恵日寺の西側に出た。そこには六地蔵があり、その前に数台分の駐車スペースがあった。そこが行者堂の駐車場のようだった。車を止めるとコンクリート舗装の参道を歩き出した。途中潜岩の前を通り、中腹まで登ると行者堂の本堂の前に出た。その古びたお堂の右手からまだ参道は続いており、石段を登ると幾つかの石像が並ぶ所に出た。そこが奥の院だったが建物は無く、一番大きな石像は蔵王大権現だった。行者堂のエリアはそこまでのようで、城越山へはマイナーな山道を歩くことになった。尾根筋を辿るように歩くと、大権現像から13分で山頂到着となった。スタート時からずっと樹林に囲まれての登りだったが、山頂もすっかり常緑樹林に囲まれており、展望の欠片も無かった。三角点の無い山頂で山頂らしさを示しているのは、山頂の大きな木の根本に置かれた二つの小さな五輪塔だった。城越山からは西隣の253mピークに向かうことにした。どうやら登山道は無さそうなので、ヤブコギ覚悟で歩き出した。西斜面に入ると前方に253mピークを見るようになり、そのピークに向かって西斜面を下った。木々の空いた所を選びながら無難に下っていると、途中より尾根筋を辿るようになった。小径もあったので安心してその尾根を辿ったが、それは間違いだったようでシダヤブに突っ込むことになった。そのヤブをかき分けて鞍部に出ると、小さな溜め池に出会った。その溜め池の縁を回り込むと、すぐに小径に合流した。その小径は地図では実線で描かれている道と思えたが、その小径で253mピークの東斜面に近づいた。そして緩やかな位置で斜面に取り付いた。その東斜面は小径こそ無かったが、木々は疎らにあるだけでけっこう適当に登って行けた。そして253mピークに到着となった。そこは城越山と同様に展望の無い山頂だったが、三等三角点(点名・大町)を見た。展望も無いのですぐに山頂を離れることにした。253mピークには西側から登山道が来ており、それを歩いて中腹まで下りて来ると、出会ったのは烏隈神社だった。時計を見ると12時前だったので、本殿の板場に腰掛けて昼休憩とした。境内は北風を受けることは無く、陽射しをたっぷり受けて休むには良い所だった。僅かながら展望もあり、西の方向に見えていたのは竜宝寺山だった。その烏隈神社には車道が通じていたので、休憩を終えると車道を歩いて西麓へと下った。山裾が近づくと、溜め池のそばに出た。そこは少し高台になっており展望が広がっていた。山中で展望を楽しめなかった分を、そこで楽しむことにした。南西から北西にかけて広く眺められ、正面に見えていたのは竜宝寺山だった。北の方向は木々の隙間から瀬戸の海も眺められた。その溜め池からは山裾道を歩いて恵日寺へと戻って行った。県道468号線に合流すると、その県道から南に向かっての展望が得られるようになり、遠くは先山も眺められたのは良かった。ただ溜め池から駐車地点まではけっこう距離があり、40分ほど歩くことになった。
<登山日> 19年12月20日 10:18行者堂駐車場スタート/10:30行者堂/10:48〜54城越山/11:15鞍部の溜め池/11:38〜42点名・大町/11:50〜12:09烏隈神社/12:18〜24東麓の溜め池/13:03駐車場エンド。
(天気) 快晴。澄んだ空に雲はほとんど見なかった。山頂の気温は5℃で、冷たい風を受けた。山中では展望を得られなかったが、麓に下りて展望が開けると、視界は良かった。
<< Photo Album 19/12/20 >>
南麓側を走ると、恵日寺への道が右手に分かれた 分岐点のそばに木曽乃原行者堂の案内図が立っていた 城越山は城の越山と城腰山の二つの名があった
案内標識に従って、行者堂の駐車場に着いた 登山道は簡易舗装だった 登山道は電線の経路でもあった
小さな沢に沿って登る 登山道は落ち葉に覆われていた 大きな岩が現れた 潜岩の名が付いていた 岩のそばに「出迎不動」を見る
小さな鉄の橋を渡った 石段を登って行く 段々参道らしくなってきた
山門が現れた 行者堂の本堂の前に立った 本堂の左手の丸い石は「ゆるぎ石」だった
ゆるぎ石の隣は不動石で、不動明王が置かれていた 本堂の右手から奥の院への道が始まっていた 「八十八石段」を登る
奥の院に着いたが、建物は無く数体の石仏を見た 一番大きいのは蔵王大権現だった 奥の院の先は尾根歩きだった
緩やかな尾根を歩いて行く 展望はほとんど無かった 前方に山頂をちらりと見る 緩やかな尾根のまま山頂に近づいた

(←)
城越山の山頂に着
くと、そこも樹林
に囲まれて展望は
無かった

 (→)
  大きな木の根元に
  小さな五輪塔を見
  た
頭上も木々が茂っていた すぐに西斜面に入った 小径は無かった 次に向かう253mピークを木に登って確認した
歩き易い所を探りながら下った 木々の隙間から前方に253mピークを見る 下るうちに尾根道に出会った
ロープもあり、順調に鞍部に着くと思っていたが 突然のように小径は終わってシダヤブに突っ込んだ シダヤブをかき分けて鞍部に出ると溜め池に出会った
溜め池の縁を回ると小径に出た 地図の実線路と思えた 小径を歩いて253mピークに近づいた 適当に253mピークの東斜面に取り付いた

(←)
ヤブになることも
無く、易しく登っ
て行けた

 (→)
  253mピークに
  着いた そこも城
  越山と同様に樹林
  に囲まれていた
253mピークに三等三角点(点名・大町)を見る 253mピークには大きな岩が並んでいた このピークには西から登山道が来ていた

展望も無いので、
すぐにその登山道
に入って麓に向か
った

数十メートル下る
と車道に出た

そばに神社への石
段を見た
石段を登って現れたのは烏隈神社だった 境内から先ほど立っていた253mピークを眺めた 神社は杜に囲まれていたが西の方向が少し覗いていた

西に見えていたの
は竜宝寺山だった

竜宝寺山の山頂近
くに建つ奥之院が
見えていた
烏隈神社からは車道を歩いて下山の途についた 竹林のそばを通った 前方に竜宝寺山を見ることがあった

麓に下りて来る
と柵を越すこと
になった

溜め池のそばに
出てきた

(←)
溜め池の縁に立っ
て西の方向を眺め


 (→)
  左の写真に写る竜
  宝寺山を大きく見
  る
振り返って253mピークを眺める 北の方向は、木々の隙間から瀬戸内海を見る 駐車地点に戻ろうと南に向かった
右手に見えていたのはタマネギ畑のようだった 広い山裾道を歩いて行く 東に向かい出すて南東に見えていたのは高倉山だった
車道の先に見たのは城越山のようだった 歩く途中で淡路西国第二十二番安養寺が現れた 安養寺の本堂の前に立った

(←)
恵日寺が近づくと
南から南東にかけ
ての展望が現れた

 (→)
  恵日寺に通じる車
  道に入った
溜め池の縁を歩くと、行者堂の標識が現れた 正面に恵日寺を見るようになった 恵日寺の塀際を歩くようになると駐車地点は近かった