TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
鷹ノ巣山  たかのすやま 264.2m
 
桶居山    おけすけやま 247.3m
 
1/2.5万地図 : 加古川 姫路市・高砂市
 
【2015年1月】 2015-03(TAJI)
 
    《鷹ノ巣山》 北向かいの尾根より  2015 / 1 《桶居山》 南向かいの尾根より  2015 / 1

 鷹ノ巣山から桶居山へと通じるコースを電車利用で登ろうと考えたとき、JRのひめじ別所駅か曽根駅が適していると思われるが、この日は初めてひめじ別所駅からスタートするプランを考えて実行した。そのプランとは、ひめじ別所駅からは真っ直ぐ北へと歩き、手頃な登山口を探して尾根に取り付く。尾根に出た後は尾根道をずっと北東へと歩いて、210mピーク経由で鷹ノ巣山に立つ。その後は鷹ノ巣山東峰のそばから北へと分岐するコースに入って桶居山を目指す。桶居山からは佐土新へと下山して、ひめじ別所駅に戻って来ると言うプランだった。11時30分にひめじ別所駅に降り立つと、登山口までは10分ほどの距離だった。その登山口は日吉神社と別所小学校の間にあったが、そこからの道は少々ヤブっぽい道だった。真っ直ぐ北へと向かうと、はっきりとした道となり、尾根を横切る位置に着いた。そこには目印テープはあるものの、小径は見えなかった。そこでそのまま更に北へと歩いたところ、別所新池の見える位置に出てしまった。通り過ぎたことが分かり、引き返して目印テープが付いていた位置に戻ってきた。よく見るとそこからヤブ道が隠れ気味に始まっていた。その小径を辿りだすと、小径は尾根へまっすぐ向かわず、巻き道になっていた。細々とした道だったが途中で別の登山道に合流すると、はっきりとした道となり尾根に向かうようになった。そちらの道が尾根への主コースのようだった。尾根上に出ると一気に展望が広がって、北向かいの桶居山もすっきりと眺められた。後は尾根上に続く道を辿って鷹ノ巣山へと向かって行くのだが、展望が良いだけで無く露岩地が多くあって、ここが播磨アルプスを十分に味わえる所ではと思った。次第に鷹ノ巣山に近づく感じも悪くなかった。210mピークを越えてその先で鹿島神社からのコースに合流すると、漸くハイカーを見かけるようになった。その合流地点にはなぜか座り心地の良いイスが置かれていたので、そのイスに座って昼食とした。20分ほどの休憩を済ませると、鷹ノ巣山へと向かった。20mほど下って登り返す。播磨アルプスのメインコースを歩くとあって、何人ものハイカーとすれ違った。正月休みで高御位山までの縦走を楽しむ人が多いようだった。鷹ノ巣山には三つのピークがあり、西峰、本峰、東峰と歩くと、東峰の先で桶居山へのコースが分かれた。そのコースに入ったが、20年ぶりに歩くとあって、初めて歩く気持ちで歩いた。暫くははっきりとした尾根道だったが、地形が緩やかになってくると、どこでも歩ける感じになってコースがはっきりしない所も現れた。一度は谷の方向に向かってしまったが、すぐに誤りに気付いて尾根に戻った。また尾根がはっきりとしてくると、緩やかな道で続いた。二度ほど送電塔に出会うと、その先が221mピークだった。そのピークが近づいたとき、漸く桶居山の姿がすっきりと眺められた。その姿はピラミダルで、次第に近づいて行く感じは悪くなかった。露岩の急坂を登って桶居山の山頂に立ったときは、鷹ノ巣山を離れてから一時間半が経っていた。少し前までは陽射しを受けながら歩いていたのだが、山頂に着いたときは、厚い雲が太陽の周りに広がってしまっていた。それでも展望を楽しむ分には関係なく、360度とも言える展望を一人で楽しんだ。すっかり白くなった雪彦の尾根が印象的だった。下山は少し引き返して佐土新に向かえる尾根に入り、その尾根を最後まで辿らず途中で分かれた遊歩道で麓へと下りた。車道に出てきて小さな溜め池のそばを通ると、自然と佐土新の集落へと入った。その佐土新からは南へと歩いて東中学校のそばを通った。南東へと歩いて別所地区の住宅地を抜けると、ひめじ別所駅が見えてきた。車道に下り着いてから40分かかっていた。この日はひめじ別所駅を昼が近い時間から歩き始めたが、今少し早く歩き始めていたなら、鷹ノ巣山と鷹御位山のピストンも出来るので、そうなると電車利用で三つの山を楽しめることになり、ひめじ別所駅が播磨アルプスを楽しむ駅としては一番相応しいのではと思いながら、ひめじ別所駅で電車を待った。
(2015/2記)(2020/6改訂)
<登山日> 2015年1月3日 11:30ひめじ別所駅スタート/11:40別所小学校登山口/12:00尾根に出る/12:49〜13:10[210m]ピークで昼休憩/13:23〜36鷹ノ巣山/15:04〜24桶居山/15:47車道に出る/16:27ひめじ別所駅エンド。
(天気) 午前の空は良く晴れていたが、午後に入ると次第に雲が増えてきた。午後も3時を過ぎると、太陽の辺りはすっかり雲が広がって、ほとんど陽射しを受けなくなった。気温は午前の樹林帯では4℃ほどだったが、尾根を歩くうちに8℃まで上がってきた。風を受けるもさほど寒さは感じなかった。視界は良く澄んでいた。
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ひめじ別所駅から歩き始めた 駅前を北へと歩いて行った 別所小学校南交差点を渡る
東の方向に地徳山が見えていた 日吉神社が近づいてきた 日吉神社を見る
日吉神社と別所小学校の間を歩く 日吉神社の北西角より登山道が始まっていた 登山道に入ると始めはヤブっぽい道だった

 尾根を横切る位
 置に来ると、目
 印があったもの
 の、はっきりと
 した尾根への道
 は見えなかった

 そのまま北へと
 歩いてしまった


 竹林を抜けて行
 く

 別所新池が見え
 たことで、通り
 過ぎたことがは
 っきりした す
 ぐに引き消す




 尾根を横切る位
 置に戻り、目印
 を追うことにし
 た

 ヤブっぽいなが
 らも小径を追え
 た
尾根を辿らず巻き道となって東に向かうと次第
に歩き易くなった
南西方向が開けることがあり、 南山が間近に見
えた
南からの道と合流すると、はっきりした道とな
り、尾根に向かい出した
すぐに尾根に出た 周囲に高い木は無く、前方が開けてきた

 北向かいの尾根も
 すっきりと眺めら
 れるようになった
上の写真に写る大蔵山の辺りを大きく見る 西の方向には京見山も望まれた
姫路城を見る 尾根上に送電塔(姫路火力東線29番)が建っ
ていた
尾根上に視界を妨げるものは無かった
露岩地も多くあった 次の送電塔(姫路火力東線30番)が見えてきた その送電塔のそばに立ってみた

 送電塔のそばからは
 南の方向が広く眺め
 られた
上の写真に写る一本松を大きく見る 一本松から東に続く尾根の小ピークを見るを 尾根歩きに戻ると向かう先に鷹ノ巣山が見えてきた

 鷹ノ巣山の辺りを
 少し大きく見る

 北の方向に桶居山
 がすっきりと眺め
 られた
次第に209mピークが近づいてきた 桶居山を見ると、その左手後方に明神山が望ま
れた
白くなった明神山を大きく見る

 209mピークが目
 前になった


   209mピークに着
   いて向かう先を見る
鞍部に着いて、210mピークへと登り返す 210mピークが間近になった もう緩やかな
道だった
210mピークに着くと座り心地の良いイスが
あった

 イスに座って歩い
 てきた尾根を眺め
 ながら昼食とした


   南山の方向を大き
   く見る
これから向かう尾根の方向を眺めた 南に続く尾根を見る

 尾根から西麓側
 を見る 鹿嶋神
 社は初詣の車が
 車道まであふれ
 ていた

 小豆島の方向を
 眺めた
次は鷹ノ巣山西峰に向かって行く 尾根は露岩が多かった 鷹ノ巣山西峰に着いた

 西峰から山頂を見
 る ごく僅かな距
 離だった

 相変わらず露岩の
 多い尾根道だった

 鷹ノ巣山の山頂に
 着いた

 山頂の四等三角点
 (点名・地徳)を
 見ると、けっこう
 削られていた
南を見ると瀬戸内海が陽射しを受けて光っていた 光る海に浮かぶ上島を大きく見る 神鋼加古川製鉄所を見る 手前は伊保山だった
地徳山の右手に百間岩を見る 山頂のそばから始まる馬ノ背コースを見る 高御位山へと続く尾根を見る
山頂を離れて鷹ノ巣山東峰に向かう 鷹ノ巣山東峰に立って、高御位山を眺めた 東峰を越すとすぐに桶居山コースが左手に分かれた

 易しい道が北へと
 続く


   東を見ると高御位山
   の尾根がすっきりと
   眺められた
前方に高山が望めた 左手にこれから向かう尾根が見えたが 北西へと向かって行った

 露岩地を歩くこと
 もあった


   行く手にちらりと桶
   居山のピークが見え
   た
尾根筋のはっきりしない所が現れて一度コース
を外れることがあったが、すぐに軌道修正した
また尾根がはっきりすると、送電塔(姫二火力
線36番)のそばを通ることになった
尾根はごく緩やかな道となって西に続いた 前
方に次の送電塔が見えている

 南東方向に鷹ノ巣山
 が全姿を見せてくれ
 た


   プラ階段を歩く 登
   山道は巡視路でもあ
   るようだった
240mピークのそばにきて、桶居山の標識を
見た
送電塔(姫一火力線37番)を目の前に見る 221mピークが近づいて、桶居山が姿を現し
振り返って歩いてきた方向を眺めた 南に目を向けると、瀬戸の海が光っていた
桶居山へと近づいて行く 桶居山に近づくと、その背景に風景が広がってきた

 桶居山が目前に
 なってきた

 岩場の山肌を休
 まず一気に登っ
 た

 桶居山の山頂に着く
 と、ちょうど雲が太
 陽を隠してしまった


    山頂の三等三角点
   (点名・桶居山)
    を見る
桶居山の山頂に立って展望を楽しんだ 北から東、南東にかけてを眺める
南西から西にかけてを眺める岡山県境辺りまで見えていた

 西から北西、北に
 かけてを眺める

 雪彦山の尾根が白
 くなっていた
 
雪彦山の尾根がすっかり白くなっていた 三角点雪彦山の手前に大天井岳の姿も認められた
黒尾山を大きく見る 笠形山を大きく見る
高御位山を大きく見る 志方城山を大きく見る 畑山を大きく見る
神鋼加古川製鉄所の先に淡路島を望む 下山は、まずは登ってきた方向へ下った これから下る予定の尾根を眺めた
岩尾根を下り終えて南西尾根の起点へと向かう 南西へと向かう尾根に入った 南西尾根はごく緩やかだった

 尾根下っているとき
 桶居山を見上げた



   尾根の途中で右手に
   麓に早く近づける道
   が分かれたので、そ
   ちらに入った
下る先に小さな溜め池が見えている 足下に砂防ダムが見えてきた その先は車道だ
った
車道に出てきた 後は車道歩きだった
上から見えていた溜め池のそばを通った 少し歩くと、車止めがあった 住宅地に近づいて行く

 山神社のそばを
 通った

 別所町佐土新を
 歩いているとき、
 桶居山を振り返
 った
別所町佐土新の住宅地を抜けて行く 別所町別所の住宅地を東へと歩いた 前方にひめじ別所駅が見えてきた もう夕暮れだった