TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
桶居山    おけすけやま 247.3m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 加古川
 
【2020年5月】 No.6 2020-88(TAJI&HM)
    240mピークの近くより  2020 / 5

 桶居山を簡単に登ろうとすれば、南西尾根なら20分ほどで山頂に立ててしまうが、南向かいの尾根をぐるりと巡って山頂に立つのも面白いのではと思い立って向かったのは、2020年5月の中旬、20日のことだった。そのスタート地点は現地で決めようと、南向かいの尾根の南西麓にある別所中池に来てみると、南岸側に10台以上は止められそうな駐車スペースを見たので、そこに車を止めて歩き出すことにした。目指す尾根は池の北岸側にあり、まずは池の土手道を歩いて北岸側に向かった。その土手は別所中池と別所新池を分ける土手で、土手を渡りきると用水路に架かる小橋があり、その先は期待通りに山道が始まっていた。登山口に入ると、その小径は送電経路の巡視路のようで、プラ階段になっている所もあり、すぐに送電塔(姫二火力線31番)が現れた。10分も登ればもう尾根に出た。後は北東方向へと尾根道を歩いて行くだけだった。尾根は緩やかとあって気楽な尾根歩きだった。尾根道も当然巡視路で、尾根状に点々と送電塔が建っているのが眺められた。送電経路は二つあり、尾根上の送電経路とは別に、尾根の北斜面側、僅かな距離をおいて別の送電経路が平行して走っていた。桶居山は今歩く尾根に対して北向かいにあり、尾根歩きは桶居山を見ながらでもあった。歩くうちに姫二火力線32番鉄塔、33番鉄塔と過ぎて行く。240mピークが近づくと、露岩地をずっと登るようになった。そこまで来ると南東方向に鷹ノ巣山を見るようになった。240mピークに着いて小休止とした。そこにも35番鉄塔が建っていた。上空の雲は少し少なくなったようで、桶居山が明るく見えていた。240mピークからは北へと向かうと、更に空は明るくなってきた。そして右手から鷹ノ巣山からのコースが合流した。但しそこに立つ標識には鷹ノ巣山ではなく高御位山の名が書かれていた。その合流点から少し登って210mピークに着くと、そこにも送電塔が建っていたが、それはもう一つの送電経路である姫一火力線の37番鉄塔だった。221mピークを越すと、漸く桶居山が目の前となり最後の登りにかかった。その斜面は広く露岩地になっており、鋭角的な姿の桶居山に似合っており、悪い感じでは無かった。山頂に着いたときは、別所中池そばの登山口に入ってから1時間半近く経っていたので、意外とかかったと思った。山頂に立ったときも雲はあまり減っておらず、陽射しが現れたり消えたりの中で昼食をとった。いっとき山頂展望も楽しむと下山に移った。下山は登ってきた東斜面の登山道を鞍部まで下り、そこから南西方向に向かえる尾根に入った。何度か歩いた尾根である。その尾根から見る桶居山は大きかった。その尾根をこれまでなら途中で北面側の小径に入って麓に下りていたのだが、尾根道をずっと歩いて行った。左手足下には二つの溜め池が見えており、その溜め池にどんどん近づいた。尾根道のままに下って行くと、最後は二つの池のうち西側の方となる三徳下池のそばに下り着いた。その後は野道を歩いて駐車地点に向かう予定だったが、往路で歩いた尾根を大きく迂回する必要があった。その向かいの尾根への小径が三徳下池の対岸側にあれば距離を大幅に短縮出来そうだった。そこでダメ元で土手を歩いて対岸側に出ると、尾根に通じていそうな小径を見た。ごく細い小径だったが歩いて行くことにした。ところがその小径はすぐにヤブ道になってしまった。ただ道としては続いていたので、ヤブコギで登って行くと、少しずつ歩き易くなり姫一火力線34番鉄塔の前に出た。そこより僅かな距離で往路で歩いた尾根道に合流したが、そこまでのヤブコギを考えると、山裾をぐるりと歩いた方が楽だったように思えた。後は別所中池の登山口へと下りると、優しげな土手道を歩いて駐車地点へと戻って行った。
(2020/7記)
<登山日> 2020年5月20日 11:08別所中池の南岸側よりスタート/11:14登山道入口/11:57〜12:05[240m]ピーク/12:32〜58山頂/13:30三徳下池のそばに出る/13:47[34番]鉄塔/13:57登山道入口/14:07エンド。
(天気) 始めは曇り空だったが、徐々に晴れてきた。山頂に立つ頃には雲は空の半分ほどまで減っていた。山頂の気温は木陰では22℃ほどと涼しかったが、陽射しを受けているときは、少し暑さを感じた。風は僅かに吹く程度ながら涼しかった。視界は澄んでいた。下山中にまた雲が増えてきた。
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(←)
駐車地点の近くか
ら別所中池を眺め


 (→)
  別所中池と別所新
  池を分ける土手を
  歩いて行く

(←)
北岸側を見ると、
これから歩く尾
根が眺められた

 (→)
 西の方向は送電塔
 の背後に南山を見
 た
土手を渡りきると、用水路に架かる小橋を渡った 小橋の先から尾根に出られる登山道が始まっていた 登山道は巡視路でもあるようで、プラ階段を見た

(←)
すぐに送電塔(姫
二火力線31番)
が現れた

 (→)
  足下に別所中池と
  別所新池を見る
カマツカの花を見た 尾根に出て二つの送電経路が尾根上にあるのを見る 尾根は緩やかで、露岩も現れた
尾根からも別所中池と別所新池を見た 姫二火力線32番鉄塔のそばを通った 易しい尾根歩きが続く
北向かいの尾根に桶居山を見る 前方に240mピークまで続く尾根を見る 桶居山の麓に見えたのは三徳下池と思えた
露岩地を歩くことが多くなった 34番鉄塔を過ぎて、前方に240mピークを見る 240mピークには露岩登りで近づいた

露岩地からは鷹ノ
巣山がすっきりと
眺められた

山頂まで露岩の登
りが続いた
240mピークに建っていたのは35番鉄塔だった 鉄塔のそばから桶居山を眺めた その桶居山を大きく見る

(←)
東の方向が広く
眺められた


 (→)
  高御位山を大きく
  見る
上の写真に写る高山を大きく見る 同じく西光寺山を大きく見る 同じく大藤山を大きく見る
同じく志方城山を大きく見る 240mピークを離れて尾根歩きの続きに入った 緩やかに下って行く

(←)
桶居山までの尾根
を眺める 青空が
広がってきた

 (→)
  東から鷹ノ巣山か
  らのコースが合流
  した
次の210mピークに着くと、そこに姫一火力線37
番鉄塔を見た
桶居山との間には、まだ221mピークがあった 221mピークへと近づいた
先ほど休んでいた240mピークを見る 桶居山が漸く近くなってきた 瀬戸の海も眺められた

桶居山が目前にな
った

西から黒雲が広が
ってきた

桶居山へは岩場の
登りだった

(←)
山頂の手前まで
岩場が続いた

 (→)
  山頂に着いた こ
  のときは明るかっ
  たが、すぐに暗い
  空になってしまっ
  た
三等三角点(点名・桶居山)を見る 山頂から南西方向を眺める
山頂から鷹ノ巣山の方向を眺めた 左の写真に写る淡路島を大きく見る
北東方向を見る 遠くは笠形山も望めた 笠形山を大きく見る
御津山脈の方向を眺める 新龍アルプスの方向を眺める
右上の写真の中に姫路城を見る 北には雪彦の尾根が望めた
下山は始めに往路を引き返した 岩の急斜面を下って行く 南西尾根が始まる位置まで軽く登り返した
南西尾根に入って麓に二つの池を見た 低木の尾根とあって展望は良かった 桶居山を見上げる形で眺めた
この日は池を目指して下って行く 三徳下池と三徳上池が大きく見えてきた いつもは右手に見える車道へと下るのだが
車道への分岐点を通り過ぎて尾根下りを続けた 陽射しを受ける桶居山を見る 姫路南支線1番鉄塔に近づいた
鉄塔のそばに来ると、三徳下池は足下だった 尾根にはまだモチツツジの花が残っていた 尾根筋を離れると、少し戻る形で小径に入った

(←)
最後は急斜面とな
って車道に下り着
いた

 (→)
  最短距離で戻るべ
  く、三徳下池の土
  手を歩いて南に向
  かった
池の背後に見える尾根をこの日は歩いたことになる 土手道の最後は鉄の橋を渡ることになった 山裾に向かうと姫一火力線35番鉄塔のそばを通った
小径を歩いて山裾に近づいた 斜面を登り出すと、ヤブっぽい道となった 途中はすっかりヤブだった 但し道ははっきりしていた
ヤブを抜けたとき、振り返って桶居山を眺めた 尾根が近づいたとき姫一火力線34番鉄塔の前に出た 尾根に出て、尾根道を下って行く
尾根を離れる前に、改めて桶居山を眺めた 登山口への小径に入った 登山口に着くと、小橋を渡って土手道に入った
土手道を南へと歩いて行く 改めて雰囲気の良い土手道だと思った このチェーンを越せば駐車地点は間近だった