TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
桶居山    おけすけやま 247.3m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 加古川
 
【2022年10月】 No.7 2022-149(TAJI&HM)
 
    夕陽ヶ丘コースより  2022 / 10

 何度か登っている桶居山だったが、北側からはまだ登っていなかった。地図を見ると夕陽ヶ丘から破線路が描かれていたので、そのコースで登ることにした。向かったのは2022年10月下旬の土曜日のこと。雲の多い空だった。夕陽ヶ丘に着いてみると、山裾に近い区画は古い集合住宅が多く建っており、ほぼ無住のようだった。廃墟となっている建物もあった。山裾に適当な駐車場所が無かったので、廃墟となっている集合住宅の前に止めることにした。近くにいた住人に確かめると、大丈夫だろうとの返事をもらった。序でに登山口について聞いてみると、西に向かって真っ直ぐ進んだ突き当たりだと教えていただいた。その突き当たりに着いてみると、はっきりとした登山道を見た。鉄塔の方向を示す赤い標識があり、その佇まいから巡視路のようだった。登り出してみると巡視路は少し前に草が刈られたようで、ヤブの様相は全くなくスムーズに登って行けた。そして予想通り送電塔(姫路南支線4番)の前に出た。その先もはっきりとした道が続いていた。その途中に大きな岩があり、その上に立つと好展望が得られた。山頂が眺められただけでなく、北東から北へと広々とした展望が得られた。その大岩の先からは露岩の上を歩くことが多くなった。傾斜もきつくなってきて慎重さを必要とした。その急傾斜は主尾根に着くまで続いた。主尾根に着くとそこは200mピークであり、そのピークで尾根道に合流となった。標識があり、登ってきた方向には「夕陽ヶ丘」と、西に向かう尾根には「深志野・御着駅」と書かれていた。その合流点からは二度目の道だった。山頂へと東に向かって始めは下り坂だったが、山頂までがすっきりと眺められた。山頂までは岩尾根が主体になっており、その様子からして播磨アルプスの名は高御位山や鷹ノ巣山よりもこちらの方が相応しいのではと思えた。岩尾根は靴底のかかりが良く滑ることは無かった。おかげで岩に手をかけて登ることは多くあっても、危険な感じは少なかった。下る途中に送電塔(姫路南支線3番)が建っており、鞍部まで30mほど下った。そして山頂へと同じく30mほど登り返すことになった。ほぼ展望の尾根歩きでもあった。山頂が間近になると見る角度によってはキノコの形にも見える奇岩が現れ、そこを越して山頂に立った。陽射しを受けてすっかり明るい山頂だった。この桶居山の山頂も展望は素晴らしいのだが、陽射しを遮ってくれる木が少ないことが難点で、その少ない木の陰で休憩とした。そして好展望を楽しんだ。北への展望こそ無かったが、南だけでなく東にも西にも広く眺められた。上空の雲は多く、陽射しを受けているときはけっこう暑かったが、陽射しが消えるとすっと涼しくなった。山頂で休んでいたのは40分ほど。この日は北からのコースで山頂に立つのが目的だったので、下山はすんなりと往路を戻ることにした。再び岩尾根歩きを楽しむことになったが、往路で足はけっこうくたびれており、少々足を重く感じながら歩くことになった。尾根を離れる位置まで来ると、そこからは急坂となるため慎重に下ることになったが、特に危なく感じることもなく下って行けた。登山口に戻ってきたのは山頂を離れてから40分だったので、この夕陽ヶ丘コースは手頃感があると言えそうだった。展望の尾根歩きもあって、桶居山登山としてはお薦めコースではと思えた。
(2022/11記)
<登山日> 2022年10月22日 10:40古い集合住宅の前よりスタート/10:43登山口/10:49[4番]鉄塔/11:09[250m]ピーク/11:16[3番]鉄塔/11:34〜12:14山頂/12:37[250m]ピーク/12:48[4番]鉄塔/12:55登山口/12:58駐車地点エンド。
(天気) 始めは雲の多い空だったが、徐々に青空が広がってきた。淡い青空だった。山頂に着く頃には青空は空の半分までに広がっていた。山頂の気温は29℃と高かった。風は少しあり涼しさを感じられた。視界はややうっすらとしていた。
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夕陽ヶ丘の山裾に近い地区は、古い市営住宅が並んでいた 廃墟となっていた市営住宅の前に車を止めると、その前の道を西へと歩いた 車道の突き当たりが、夕陽ヶ丘コースの登山口だった
登山道は巡視路のようで、はっきりとした道だった 無理なく登って行けた 送電塔が見えてきた
送電塔(姫路南支線4番)の前に出た 送電塔の先も、登山道は続いていた 大きな岩が現れた その上が展望地だった
北西方向を眺めた 左の写真に写る浦山を少し大きく見る
上の写真の右に続く風景を見る 北西から北、北東、東にかけてだった 
夕陽ヶ丘の住宅地を足下に見る 登山道の傾斜が増してきた 露岩の上を歩くことが多くなった

(←)
振り返ると、4番
鉄塔が離れて見え
ていた

 (→)
  200mピークに
  着いた
200mピークに着いて、西からの尾根道に合流した 200mピークは展望があり、南西から西、北西にかけてが眺められた
山頂を目指して主尾根の尾根歩きに移った 前方に山頂を見るようになった
山頂までの尾根道がすっきりと眺められた 鞍部近くに建っていたのは姫路南支線3番鉄塔だった 陽射しが現れて明るい尾根となった
露岩を歩くことが多くなった この尾根も播磨アルプスと呼んでも良さそうだった 山頂が近づいてきた
見覚えのあるキノコ岩を見上げた 山頂間近まで岩場が続いた 山頂が目前となった

(←)
桶居山の山頂に着
いた 明るい山頂
だった

 (→)
  三等三角点(点名
  ・桶居山)を見る
桶居山に着いて、高御位山が眺められることになった 左の写真に写る高山を大きく見る
上の写真の右に続く風景を眺める 東から南東にかけてだった 左の写真に写る高御位山を大きく見る

上の写真の右に続
く風景を見る

南東から南西にか
けてだった
上の写真に写る南山を大きく見る 上の写真に写る仁寿山を大きく見る 北東の志方城山を大きく見る
下山は往路を戻った 登山道のそばでコウヤボウキの花を見た 西へと続く尾根を眺めた
キノコ岩を上から眺めると、全く違う形だった 下るうちに北の方向も眺められるようになった
再び岩尾根歩きを楽しんだ 3番鉄塔が間近になった 鉄塔を越して200mピークへと登る
200mピークに戻ってきた 右手の「夕陽ヶ丘」コースに入った 露岩地を下って行く
展望岩に立って、畑山を眺めた 同じく桑原山を眺めた 4番鉄塔の位置まで下りてきた
巡視路を下って行く 登山口に戻ってきた 真っ直ぐな道を、駐車地点へと歩いた