TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
権現    ごんげんやま 250m No.3 相生市
 
高巖山    たかいわやま 277.8m No.4
 
 
1/2.5万地図 : 二木
 
【2019年12月】 2019-191(TAJI)
 
    《権現山》 矢野町森より  2019 / 12

 県道44号線を走って三濃山トンネルへの坂道に近づくと、右手前方に鋭い姿の山が現れるが、それが権現山で標高こそ低いものの登高意欲をそそられる山である。その権現山をほぼ11年ぶりに登ろうと向かったのは2019年12月中旬の快晴の日だった。権現山の西麓にあるのいが磐座神社で、その境内に車を止めた。そこからは以前に磐座神社から登ったときと同様に、神社の背後から斜面に取り付いた。但し山裾は猪垣が張り巡らされており、その一カ所の僅かな隙間から通り抜けた。そこからの登山の様子は下の写真帳をご覧いただきたい。登山道の無い斜面を適当に登るとあって、足下に注意しながら慎重に登った。始めはヤブっぽさがあったが、登るうちに木々は疎らになり目印テープも見るようになった。20分ほどかかって尾根に出ると、そこに見覚えのある大岩を見た。その大岩に寄り添うように小さな祠を二つ見た。また近くには鳥居があり、そちらの尾根が正規コースではと思った。その鳥居とは反対方向の北の方向へと尾根を歩いた。少しヤブっぽい尾根で、次第に傾斜が増すと共に岩を多く見るようになった。そして権現山へと登り詰めた。権現山の山頂も岩があり、展望は悪くなかった。西には感状山が向かい合っており、南の方向も広く開けていた。権現山に立てば尾根の最高点である高巖山には立ちたくなるもの。その高巖山は北に見えており、そちらへと向かったが、尾根はシダが一段と増えたようでヤブ尾根になっていた。尾根道もはっきりしない所があり、尾根筋を外さないことを心がけて歩くと、権現山から20分少々で高巖山の山頂に着いた。高巖山の山頂も岩場になっており、そこより少し手前に四等三角点(点名・東山)を見た。その高巖山のピークから少し南に下ると好展望地があり、すっきりと権現山が眺められた。高巖山まで来れば岩峰の高巖は近かった。その高巖を良く見ようと山頂を離れて北に向かうとすぐに開けた所に出た。一帯は岩場になっており、そこがこの日一番の好展望地だった。高巖が眼前に眺められただけでなく、その背後には三濃山もすっきりと見えていた。高巖に立つ気は無かったので、展望に満足すると尾根を引き返した。シダの茂るヤブ尾根を再び歩くのだが、なぜか登ってきたときよりも道筋が分かり難く、一度外れそうになることがあった。権現山を過ぎて鳥居のある大岩まで戻ると、そこからは磐座神社側へは下らず、鳥居を通って尾根なりに南へと下った。はっきりとしていなかったが尾根道があり、それを辿って行く。そのまま順調に麓に着けるものと思っていたのだが、麓が近づくと道はほぼ消えてしまった。後は適当に下って猪垣を乗り越えた。山裾道に出ると、そこから磐座神社までは数分の距離だった。
(2020/1記)
<登山日> 2019年12月23日 11:28磐座神社スタート/11:48尾根に出る(大岩の前)/12:00〜10権現山/12:33〜13:07高巖山/13:35権現山/13:47大岩の前/14:03麓に下り着く/14:07磐座神社エンド。
(天気) 快晴。澄んだ空に雲はほとんど見なかった。高巖山山頂の気温は9℃。少し冷たい程度の南風を受けた。視界は澄んでいた。
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矢野町の森集落が近づくと、権現山がすっきりと眺め
られた
権現山の南西麓に磐座神社があり、鳥居の下を抜けて
境内に車を止めた
磐座神社を見る
神社の右手裏から山裾に取り付こうとしたが、猪垣が
きっちりガードしていた
右手側は諦めて左手側から山裾に取り付くことにした 猪垣を丹念に眺めると、一カ所通過出来る所を見つけ
斜面に取り付くも、小径は見なかった 振り返ると、足下に磐座神社の甍を見た 適当に登って行くと岩場が現れた そこも適当に登る
木々が疎らになって無理なく登れるようになった 尾根を目指していると目印テープを見るようになった 尾根が近づいて露岩が現れた
尾根に着くと、そこに見覚えのある大岩を見た 権現山を目指して北へと尾根を歩いた 尾根上に丸い岩を見た
前方に権現山の山頂を見る 次第に尾根の傾斜が増してきた 山頂が近づいて展望が良くなってきた
展望は南に向かっての展望だった 程なく権現山の山頂に着いた そこも好展望地だった
権現山の山頂からは上の写真の風景だけでなく、北の方向まで眺められた
宝台山を少し大きく見る 上の写真に写る410mピークを大きく見る 上の写真に写るキンチャク岩を大きく見る
高巖と高巖山の並ぶ姿も眺められた 権現山を離れて高巖山に向かった 緩やかな尾根を歩いて行く
プロムナードのような所も現れた 前方に高巖山を見る 尾根の途中でシダヤブが現れた
シダが続くもヤブではなくなってきた シダ帯を抜けて高巖山の山頂に近づいた 山頂が目前となった

高巖山の山頂に着
いた そこも岩が
多かった

四等三角点(点名
・東山)を見る

山頂の南斜面に入
るとすっきりと権
現山が眺められた

左の写真に写る荒
山を大きく見る
北の方向を眺めたく、尾根を北へと歩いた すぐに岩場が広がって眺めが良くなった 一番展望の良い岩で休憩とした

期待通りに北の方
向がすっきりと眺
められた

東の方向は更に広
く眺められた
三濃山を少し大きく見る 高巖山の右手後方に、ちらりと権現山を見た
展望を楽しむと、尾根を戻った 高巖山を過ぎて権現山へと戻って行く シダ帯は尾根筋を外さないように慎重に歩いた
権現山の山頂に戻ってきた 更に南へと下って行く 大岩の位置まで戻ってきた
岩のそばには祠が二つ置かれていた 鳥居を潜ってそのまま尾根を下って行くことにした はっきりした道でもなかったが、易しく下って行けた
尾根の途中で石灯籠に出会った 麓が見えることがあった 麓が近づくと、なぜかヤブっぽくなってきた
猪垣に阻まれたが、適当に越した 山裾道を歩いて磐座神社へと向かった 磐座神社が見えてきた