TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
王神峯    おうじんみね 250m 姫路市・加古川市
 
1/2.5万地図 : 笠原
 
【2016年8月】 No.3 2016-80(TAJI)
 
    姫路市飾東町小原より  2016 / 8

 王神峯なら登山道もあるので、猛暑と言えども比較的楽に登れるのではと思えて向かったのは、2016年8月のお盆休暇の一日だった。猛暑が続いており、この日の日中は35℃の予想だった。県道206号線で一乗寺に近づいて、その手前の加古川市と加西市の市境にあった駐車スペースに車を止めた。近くには法華山一乗寺の石柱があり、六万体橋があった。その橋を渡ると右手に小径が見えて、その小径に入るとすぐに大日如来が祀られている祠の前に出た。その祠のそばから細々と小径が始まっていた。その小径を辿れば、多少ヤブっぽい程度で登って行けるはずだったのだが、前回登山から10年が経っており、その間に登る人は少なかったようで、コースはほぼヤブに戻っていた。登山道こそ細々とながら続いていたものの、その上にシダや灌木が茂り、ときにイバラが混じっていた。しかも夏とあって蜘蛛の巣が絶えず行く手を遮っていた。それを払い除けながら進むのだが、炎天下とあって次第にへばってきた。無理は禁物と休み休み登ったため、山頂に着いたときは大日如来の位置から50分かかっていた。もう全身汗まみれだった。山頂には拝殿と小さな祠があり、拝殿に入るとすぐに横になって体を休めた。山頂はほのかながら風があり、それを受けていると少しずつ体力が回復してきた。少し気力が戻ったところで昼食とした。そして昼食を済ませると、山頂からの展望を楽しんだ。王神峯は相変わらず北の展望が良く、善防山や笠松山が眺められた。下山はすんなりと往路を戻った。登るときに蜘蛛の巣を払っていたので、下山はまずまず楽だった。休まず下ったこともあり、30分ほどで大日如来のそばに下りてきた。
(2016/8記)(2020/5改訂)(2025/6写真改訂)
<登山日> 2016年8月13日 11:07駐車地点スタート/11:10大日如来/11:47尾根に出る/12:00〜40山頂/13:13大日如来/13:16エンド。
(天気) 薄曇りの所もあれば薄晴れの所も見える空だった。次第に薄青空が広がってきた。尾根の気温は32℃あったが、山頂は30℃だった。僅かながら風を受ける。その風はほんのり涼しかった。視界は少しうっすらとしていた。
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駐車地点のそばに一乗寺の建物があり、地蔵さんも置かれていた 地蔵さんを眺めた 歩き始めて六万体橋を渡ると、溜め池に通じる車道が分かれた そこは法華山の登山口でもあった

(←)
すぐに別の小径が
分かれて、その先
に小さな祠が見え


 (→)
  祠には大日如来の
  名が付いていた
祠の左手から王神峯への小径が始まっていた シダをかき分けることもあったが すぐに抜けて尾根へと向かった
尾根を歩くようになると、少しヤブっぽくなった 灌木ヤブが現れた シダヤブになってしまった 蜘蛛の巣も混じった
登るうちに歩き易くなることもあった 木々が減って東に展望が現れた その東に見えていたのは法華山だった
前方を見ることがあった またシダのヤブコギとなった シダヤブを抜け出ても、蜘蛛の巣払いが続いた
山頂のそばに建つ電波塔が望めた 山頂が近づいて、ごく緩やかな尾根歩きとなった 山頂が目前になった 一段高い所が山頂だった

(←)
山頂には神社が建
っていた

 (→)
  拝殿の奥に小ぶり
  の社を見た

(←)
周囲は樹林が囲ん
でいた

 (→)
  祠の北に大岩があ
  って、そこからは
  展望が得られた
北に展望が広がっていた 左の写真に写る長富士を大きく見る
笠松山から善防山にかけてを見る 畑山の方向を見る
畑山を大きく見る 山頂での休憩を終えると、往路を引き返した 南西方向に高山を見る

(←)
往路では気付かな
かったが、南に展
望を得られる地点
があった

 (→)
  高御位山を大きく
  見る

(←)
上の写真の左手も
見えるようになっ


 (→)
  志方城山を大きく
  見る

(←)
午後に入って青空
が広がったことも
あり、法華山は明
るかった

 (→)
  法華山を大きく見
  る
登山口の大日如来まで戻ってきた 前方に県道を見る 駐車地点までは2分の距離だった