TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
王神峯    おうじんみね 250m 姫路市・加古川市
 
1/2.5万地図 : 笠原
 
【2025年7月】 No.4 2025-120(TAJI&HM)
 
    笠松山より  2025 / 5

 前回で夏の大神峯は懲りたはずだったが、10年近く経つとその苦労を忘れたようで、また登りたくなったのは2025年7月の暑い日が続く中だった。向かったのは11日の真夏日で、朝から30℃を越す快晴の日だった。駐車地点は前回と同じく南東尾根コースの登山口に近い溜め池の駐車スペースに求めた。そこから登山口まで県道206号線を歩いて5分だった。大日入来の前を通って登山道に入ったところ、多少ヤブっぽくなっていることが分かったが、気にせず登って行った。尾根筋に出れば少しは歩き易くなるのではと期待したのだが、そのようなことは無く、尾根筋に出てもヤブっぽい道は続いた。登るうちにシダが現れると、すっかりシダヤブになっている所も現れた。そのシダの中の踏み分け道を探りながら登った。季節がら蜘蛛の巣を払いながらでもあった。陽射しを受けることも多くあり、気温は35℃ほどありそうだった。徐々にバテ気味になってきたので、熱中症を避けるため何度か休憩をとりながら登った。登るうちに多少は歩き易くなることもあったが、すっきりと歩ける所は僅かだった。中腹を過ぎると右手に展望が現れて法華山を見た。その手前に溜め池も見えていたが、以前の展望に比べると悪くなっていた。左手前方に電波塔が見えてきて、漸く山頂が近くなったと思えた。最後はごく緩やかな道となって、東側から山頂に近づいた。小さな社が建つ山頂に着いたときは、大日如来の位置から70分が経っていた。社の手前は拝殿で、そこに入ると板の前の上で暫く横になっていた。すっかりマグロ状態だった。ごく僅かに吹く風に涼しさが感じられて、その風を楽しんだ。暫く横になっているうちに少しは体力は回復して、漸く山頂展望を楽しむ気持ちが起きてきた。社のそばの岩場が最高点で、その上に立つと北に向かって広々と展望が得られた。遠くには笠形山が見えており、近くは笠松山の尾根だった、その展望も以前に比べると狭まっており、善坊山は見えなくなっていた。山頂で休んでいたのは50分ほど。下山は往路を戻るのみ。目印テープのほとんど見られないコースだったので、尾根筋を外さないように慎重に下った。特にシダ帯ではしっかり踏み跡を見極めながら下った。ときおりはGPSで現在地を確認した。おかげで登山コースを外すこともなく下って、無事大日如来のそばに戻ってきた。すっかり大汗になってだった。やはり夏のヤブ山は避けるべきだったと反省したのはもちろんだった。
(2025/8記)
<登山日> 2025年7月11日 10:28駐車地点スタート/10:33大日如来/11:45〜12:35山頂/13:38大日如来/13:43駐車地点エンド。
(天気) 晴れ。山頂の気温は31℃。ひたすら暑かったが、ときおり涼しさを感じる風を受けた。視界は少しうっすらしている程度だった。下山中に上空は薄曇りに変わってきた。
<< Photo Album 2025/07/11 >>
登山口に近い溜め池のそばに駐車した 登山口の方向、北東方向へと歩いた 近畿自然歩道の案内板を見たが、登山に関する情報は無かった
登山口まで数分の距離だった 登山口に入って溝に架かるコンクリート橋を渡った 小さな祠の前に出た
大日如来が祀られている祠だった 祠の左手から王神峯への小径が始まっていた ヤブっぽい小径を辿って尾根筋に向かった
尾根筋に出るも、ヤブっぽさは変わらなかった 登るうちに多少は歩き易くなった またヤブっぽくなった この繰り返しだった
前方を見る ほぼ展望の開けない登りだった 歩き易くなっても、この程度だった 右手に展望が現れたとき、法華山を見た
陽射しを受けるようになって、徐々にバテ気味になってきた 陽射しの中を登って行く 低木が増えてきた 木陰が現れては休憩をとって、休み休みの登りとなってしまった
左手前方に電波塔を見た 山頂そばの電波塔だった 緩やかな道となって、東側から山頂に近づいた 前方に一段高い所が現れた その先が山頂だった
大神峯の山頂に着いた 拝殿の奥に小ぶりの神社を見た 神社は以前のままに小ぎれいな姿だった 神社の右手奥が展望岩だった

拝殿で休憩をとっ
た後、展望岩に上
がった

北に向かって広々
と展望を得た

但し以前よりも展
望は狭まっていた
上の写真の中央部を大きく見る
畑山を大きく見る 千町ヶ峰の辺りを大きく見る
笠松山が望めたが、以前は見えていた善防山は見えなくなっていた 左の写真に写る笠形山を大きく見る

(←)
上の写真に写る鎌
倉山を大きく見る

 (→)
  明神山を大きく見
  る
展望岩を眺めた 展望を楽しむと下山に移った 往路を戻るのみ 南に展望が現れたとき、高御位山を見た
高御位山の右手に高山を見た 尾根の下りを続ける 西の方向が望めることがあった
南に広々と展望を得ることがあった
午後の溜め池は明るかった 尾根を離れる位置がはっきりせず、適当に斜面に入った 無事、登山道に合流した

登山口の大日如来
まで戻ってきた

続いてパートナー
が到着した
登山口が見えてきた 後は県道を南西へと歩くだけだった見る すぐに駐車している車が見えてきた