TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
城山    しろやま 249.9m 太子町
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2022年4月】 No.7 2022-34(TAJI&HM)
 
    下太田廃寺跡より  2022 / 4

 太子町の太田交差点から県道420号線を北上すると、若王子神社への脇道が分岐する位置に、新たに楯岩城跡の道路標識が立てられた。標識には「楯岩城跡まで200m」と書かれていたが、それは城跡の位置までの距離では無く、城跡へと通じる登山道が始まる位置までの距離だった。その標識が立てられたことで、城跡も整備されたのではと思われた。その若王子神社から始まる登山道は前年にも登っていたが、改めて登ろうと向かったのは4月9日、春爛漫の快晴の日だった。若王子神社の手前に害獣避けゲートがあり、そこにあった説明板では、車は扉を開けて神社の前に駐車するようにと書かれていたが、ゲートの手前にも駐車スペースがあったので、そちらに駐車とした。そしてゲートを抜けて若王子神社の前に出ると、そこに新しくトイレが作られているのを見た。また登山口には以前には無かった楯岩城跡の説明板も立っていた。登山コースに入るとその佇まいは以前のままだったが、上り坂に入ると、登山道も整備されていることが分かった。急坂部は階段状になっていた。コース標識は見なかったが、それも幅広の登山道が終わって尾根へと向かう小径に入ると、新しい標識が立っていた。標識には楯岩城跡本丸跡までの距離が書かれていた。その標識は二つあった。楯岩城跡が近づくと、前方がすっきりと眺められるようになった。どうやら本丸辺りの樹木が広く伐採されたようだった。おかげで展望も現れており、北の方向がすっきりと眺められた。その楯岩城跡も整備されていたのは220mピークの西面側だけのようで、220mピークは以前のままの佇まいだった。NHKの電波塔が建つだけで、新たな標識も見られなかった。その楯岩城跡で休むのは下山時にすることにして、すぐに城山山頂へと向かった。220mピークの先には林道があり、林道を少し歩くだけで城山コースの登山口に着いた。後は登山道を歩いて城山山頂に向かった。緩やかな登山道を5分も歩けば、もう山頂だった。一等三角点(点名・大山)が置かれた山頂の風景も以前のままだった。その先の城山中継局の辺りに展望のあることが分かっていたので、すぐにそちらに移動した。ところが中継局辺りの展望は悪くなっていた。樹木の生長によるものだった。そこより一段低い位置にあった岩場がなぜか見つからなかった。仕方なく中継局のそばで展望を楽しむこともなく休憩とした。休憩後は往路を戻った。そして楯岩城跡の切り開かれた所で改めて休憩をとった。そこはベンチも置かれており、城跡の雰囲気をゆっくり楽しめるようになっていた。北に目を向けると、うっすらとながら明神山が望めた。下山はコース脇に咲くコバノミツバツツジの花を楽しみながら、ゆっくりと若王子神社に戻った。
(2022/4記)
<登山日> 2022年4月9日 13:40ゲートそばの駐車地点スタート/13:42〜44若王子神社口/14:14[220mP](本丸跡)/14:24城山山頂/14:28〜49城山中継局のそばで休憩/14:54山頂/15:09〜17楯岩城本丸跡/15:53若王子神社口/15:55駐車地点エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。但し青空の色は薄かった。山頂の気温は21℃で、風は僅かだった。視界はややうっすらとしていた。
<< Photo Album 2021/04/09 >>
県道420号線に楯岩城跡の案内標識が立っていた 矢印の示す方向に若王子神社の鳥居を見た 鳥居のそばにも案内標柱を見た
前回と同じく神社まで車を進めず、このゲートの手前にあった空き地に車を止めた 但しゲートの標識は、神社境内まで車を進めるようにとあった パートナーはリュックを背負わず、この日は手ぶらだった

若王子神社の境内
に着いた

季節柄、境内の桜
は満開だった
登山コースの入口には、新たにトイレが作られていた 楯岩城の説明板は以前は無かったものだった  案内標識も新しかった 本丸跡まで1.1kmだった
登山道の佇まいは以前のままだった 新緑が眩しかった 坂道に入ると、所々で階段状に整備されていた 幅広の登山道は暫く続いた
細い道に入って尾根に向かい出すと、標識を見た 二つ目の標識が現れると、本丸跡まで130mだった 本丸跡が間近になって、丸太の階段を登った

本丸跡に着くと、
辺りの木々は伐採
されており、展望
が現れていた

伐採地から眼前の
220mピークを
見上げた
先に城山の山頂に立とうと、休まず220mピークへと急坂を登った 本丸跡の最高点となる220mピークは以前のままの佇まいだった 城跡を示すのは、この標識だけだった
220mPから下り坂に入ると、前方に城山の山頂を見た すぐに林道の終点に着いて、林道歩きに移った ここでも満開の桜を見た
すぐに登山口に着いた 登山口に山頂方向を示す標識を見た 緩やかな登山道を登って行く

城山の山頂に着い


開けてはいるが展
望の無い佇まいは
以前のままだった

山頂の一等三角点
(点名・大山)を
見る
展望を求めて、更に東へと歩いた 城山中継局に着くと、そこの展望は悪くなっていた 東の方向が狭い範囲で見えるだけだった
山頂へと引き返すとき、平らな岩を見た 岩のそばで「楯岩城大山構跡」の標識を見た 三角点のそばを通って、そのまま下山に向かった
登山口まで戻って来て、林道に下りた 林道を歩いて220mピークに向かう 220mPまで車が来ていた 間伐材を集める車だった

(←)
220mピークか
ら伐採された辺り
を眺めた

 (→)
  その伐採地へと下
  りて行くと、北の
  方向に展望が現れ
  た
右上の写真の右に続く風景を見る 左の写真に写る石倉のトンガリ山を大きく見る
上の写真に写る伊勢山を大きく見る 同じく明神山を大きく見る 伐採地のベンチで、改めて休憩とした
ベンチの位置からは書写山が良く見えた 書写山の右手、北東方向を眺める
本丸跡を離れて下山に移った 始めに尾根筋を下って行く 広い道の位置まで下りてきた
補修されている所を歩いた 登山口となる若王子神社の境内が見えてきた 境内の鳥居を潜ればゲートの位置まで僅かな距離だった