2023年5月5日は曇り空だった。天気予報では夕方から雨となっていた。そこで遠くに出かけることはせず、昼どきを近場の静かな山頂で過ごそうと向かったのは太子町の城山だった。麓から登りたく、西麓からのコースとなる若王子神社コースを登ることにした。若王子神社へは害獣除けゲートを通ることになるので、そのゲートの手前に駐車しようとしたところ、その辺りは駐車禁止になっていた。元々登山者は神社の境内に泊めることになっていたので、車でゲートを抜けて神社前に駐車した。暫くは遊歩道歩きだった。その遊歩道で標高170m辺りまで登ると、尾根へと通じる小径に入った。その辺りから楯岩城跡になっており、220mピークが見えてくるとその辺りから本丸跡だった。周囲の雑木は伐られており、城跡らしさが感じられるようになった。ベンチが置かれており、北に向かっての展望もあって書写山や伊勢山がうっすらとした視界の中でも望めた。その先のピークが本丸跡だった。NHKのアンテナが建っており、そばには案内板も立っていた。但し案内板にはまだ図は付けられておらず、楯岩城跡はまだ未完成と言えそうだった。220mピークを越すと下り坂となり、林道の終点位置に着いた。そこからは林道歩きとなるも、すぐに山頂へと通じる登山道に入った。その登山道を5分も歩けば一等三角点が置かれた城山山頂に着いた。予想通りに誰もおらず静かな山頂だった。展望はほぼ無かった。展望を求めるのなら今少し東に歩いて展望地に立つのだが、この日は山頂で憩うのが目的だったので、静かな山頂でのんびりと昼どきを過ごした。その山頂で15分ほど休むと、下山はすんなりと往路コースを引き返して若王子神社へと戻った。
(2022/6記) |