TAJIHM の 兵庫の山めぐり <東播磨編 
 
大藤山    おおふじさん 250.7m 加古川市
 
1/2.5万地図 : 加古川
 
【2022年9月】 No.3 2022-121(TAJI&HM)
 
    志方町永室地区より  2022 / 9

 2022年は9月に入って高御位山を登ったのだが、その高御位山に向かっているとき、高御位山と同じ程度に大藤山の姿がすっきりと眺められた。大藤山を久しく登っていなかったこともあって、大藤山を登りたい気持ちが起きてきた。そこで翌週の土曜日、9月10日に向かった次第だった。コースとしては長楽寺からのコースを登ることにした。その長楽寺の駐車場に着くと、他に車は見なかった。まずは石段を登って長楽寺の境内に入った。その境内に本堂は無かった。2011年の台風12号による豪雨で大規模土砂崩れが発生して本堂は全壊したとのこと。現在は再建に向けて募金活動などされているようだった。境内を横切って庫裏の前を通ると、一度車道に出た。その車道から四国八十八カ所巡りの小径が分かれていたので、そちらに入った。小径は長楽寺の北側を横切るようになり、長楽寺の北西辺りまで来たとき、石仏巡りの道から大藤山の登山道が分岐していた。その登山道だが入口辺りはヤブになっていたのでその先が心配されたが、すぐにヤブは終わって無難に歩けるようになった。コースとしてはけっこう折れ曲がって分かり難いのだが、登山道にはずっとロープが張られていたため、ロープに沿って登って行くだけだった。コース標識もあって安心して登れた。但し道としてはヤブっぽさがあり、少々荒れている印象を持った。また季節柄か蜘蛛の巣が多くあり、ずっと蜘蛛の巣を払う煩わしさがあった。展望も無いためマイナー感は否めなかった。ただ黙々と登るのみ。途中で前回に訪れた石仏への道や蛇が池へのコースが分岐したが直進を続けた。ほぼ斜面を登っている感じが続いて主尾根に出た。主尾根に出て北東に向かえば大藤山の山頂だったが、反対方向は蛇が池や西牧峠に出られるようだった。山頂へと向かうとずっと緩やかな道で、途中小さなピークを越した。そして登山道に入ってから40分ほどで山頂到着となった。四等三角点(点名・西牧)があり、その辺りは平らになっていた。周囲はすっかり樹林が囲んでおり、展望の欠片も無かった。ただ休むのみだった。涼しい風が汗を鎮めてくれたのは助かった。一息つけたところで周囲に展望を探ったか、木々の切れ目から風景の断片を見るだけだった。山頂での休憩は40分ほど。下山は蛇が池へ寄り道することもなく、すんなり往路を戻ることにした。尾根を離れると、後はロープに沿って下って行くだけだった。長楽寺の境内に着いて一休みをしたとき、そこで漸く南の方向に展望を得て淡路島や加古川の製鉄所が眺められた。何とも展望の無い大藤山だったと思いながら駐車場へと戻った。
(2020/6写真改訂)
<登山日> 2022年9月10日 9:39長楽寺駐車場スタート/長楽寺に入り石仏の道を歩く/9:47登山道に入る/10:19〜11:08山頂/11:42〜50長楽寺/11:52エンド。
(天気) 薄曇りになったり薄晴れになったりを繰り返した。山頂の気温は25℃。道中はけっこう蒸し暑かったが、山頂では涼しい風を受ける。視界はまずまず良かった。
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長楽寺の駐車場に車は止まっていなかった 駐車場の西隅にゲートがあった そちらの車道に出た 長楽寺へと石段を登った
境内に入ると本堂は無くなっていた 11年前の台風被害(土砂崩れ)で全壊したとのこと 庫裡の前を通ると、四国八十八カ所巡りの小径に入った 小径は長楽寺の北側に付いており、東から西へと歩いて行く
「石仏登山道入口」の標識が現れた この石仏は前回に見た中腹にある石仏のことと思われた 四国八十八箇所巡りの小径から石仏への道が分かれたので、石仏の道に入った そちらが山頂方向だった いきなり草ヤブとなったので先を不安視したが、ヤブの部分は長くはなかった
竹林の中を歩くようになった 赤テープが点々と付いており、それを追って登った コース沿いにロープが続くようになった
旧長楽寺跡への道が分かれると、大藤山の名が漸く現れた 大藤山の名が現れたことで、安心して登って行く ロープもずっと続いたので歩くのは気楽だったが、蜘蛛の巣が多いことには閉口した
休憩所が現れたが、展望は無かった 大岩のそばを通った 左に石仏への道が分かれたが直進する
次に「蛇が池」への道が分かれた 主尾根に出ると、山頂へと北東に向かった ごく緩やかな尾根歩きとなった
(←)
目印テープもあり
小さなピークを越
えて行く

 (→)
  大藤山の山頂に着
  いた 以前よりも
  すっきりとした山
  頂になっていた
山頂の標識を見る 古い地図の標高だった 三等三角点(点名・西牧)を見る 周囲は樹林が囲んでおり、展望は無し
辺りを探ったが、展望は得られなかった 下山は往路を戻ることにした 尾根を離れるとき古い標識を見る 東登山道とあった
直進方向には西登山道があるようだった、 長楽寺に向かうと、再びロープ沿いを歩いた 赤い杭を見る 補修の予定があるのかもしれなかった
紫色のキノコを見た イグチ系のようだった 竹林に入ると長楽寺は近かった 東に見えたのは上ノ山のようだった
登山道の起点に戻ってきた 四国八十八カ所巡りの続きをした 長楽寺に入ると、そこは鐘楼の位置だった

再び長楽寺の境内
に入って一休みと
した

背後は大藤山だっ


境内から南を見る
と神戸製鋼の加古
川製鉄所が見えて
いた

後は石段を下って
駐車場へと戻った

石段からはちらり
とダンベ池が望め