TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨
 
善防    ぜんぼうやま 251m No.6
笠松    かさまつやま 244.4m No.2
 
1/2.5万地図 : 笠原 加西市
 
【2011年4月】 2011-45(TAJI)
 
    加西市ランドマークタワーより  2011 / 1

 古法華自然公園にある笠松山から善防山へのハイキングは、麓に公園としての設備があるだけでなく、コースは良く整備されており、展望も楽しめるとあって、加西市の人気スポットになっている。 この二つの山を駅から歩き始める山として紹介されることが多いが、半日程度のごく簡単なハイキングとして楽しみたいときは、駅を起点では時間がかかりすぎるので、どうしても公園まで車を進めて、駐車場を起点でのハイキングとなる。その公園内で済ませるコースの中で面白そうなコースとしては周回で二つの山を巡るコースとなりそうだった。その周回コースの中でも簡単なのは、まず笠松山を東屋のあるピーク経由で登り、そこより東へと歩いて吊り橋を渡る。更に歩いて善防山の山頂に立つ。そこからは吊り橋の近くまで引き返して西尾根コースに入り、210mピーク、220mピークの二つのピークを越えた後、馬ノ背を通って麓に下りてくるというコースになりそうだった。
 2011年のゴールデンウィークは、ちょっと足を痛めていたこともあり、無理をしないことにした。初日の「昭和の日」はパートナーに用事があって、一人で昼を過ごすことになったので、どこか近くで軽いハイキングを楽しもうと考えた。そこで思い付いたのが、久々に笠松山、善防山で過ごすのも悪くないということだった。そして二つの山を周回で歩こうと、上に書いたコースを辿ることにした。そこで車は古法華自然公園の西端にある駐車場に止めて、そこからハイキング開始とした。後の行動は以下の写真日記にまとめたのでそちらをご覧願うとして、昼前から歩き始めて駐車場に戻って来たのが15時前だったので、ざっと3時間ほどのミニハイキングだった。少し雲の多い空ながら空気が爽やかで、ハイキングとしては申し分ない日だった。公園内の施設こそ大賑わいだったが、ハイキングコースはいたって静かで、特に善防山では会う人もなく、一人歩きを心ゆくまで楽しむことが出来た。ハイキングを終えたときは改めて笠松山、善防山の良さに触れられて良かったの思いを持て、十分に一日楽しんだ思いになれたのは良かった。 
(2011/5記)(2020/4改訂)
<登山日> 2011年4月29日 11:37公園駐車場スタート/11:53大柳ダム湖畔/12:03笠松山登山口/12:16東屋/12:24〜41笠松山/13:08吊り橋/13:26〜40善防山/14:07[220m]ピーク/14:13〜25馬ノ背/14:37馬ノ背コース登山口/14:58エンド。
(天気) スタート時は雲が多いながらも、淡い青空が広がる晴れだった。その後、次第に雲が増えて、陽射しの隠されることが多くなった。気温は17℃ほどで、少し風も出て冷たさを感じた。昼を回ると気温は徐々に上がり、陽射しの下では20℃を越えるまでになってきた。いっとき黒い雲が広がって暗い空になったが、馬ノ背を離れる頃より、また青空が広がってきた。視界は遠方が少し霞む程度だった。
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古法華自然公園の西端にある駐車場に車を止め
て、そこよりハイキングを開始した
自然公園内では、小さな子供を連れたファミリ
ーを大勢見かけた
山桜の開花は遅かったようで、桜とツツジがど
ちらも満開だった
キャンプサイトは大賑わいだった キャンプサイトを通り過ぎると、静かな道が続いた 左手の山肌が岩壁になっているのを見る
大柳ダム湖に着いて、西端からダム湖を眺めた 近くでドウダンツツジが満開だった
ダム湖を通り過ぎると、笠松山の登山口が現れた 登山道はミツバツツジに彩られていた 振り返ると、善防山が姿を見せていた
次第に登山道は緩やかになった 小さなピークに着くと、東屋が建っていた 東屋のピークを離れて笠松山に向かった
間近で笠松山を見上げた 山頂の手前は露岩地になっていた 笠松山山頂に着く 小さな展望台が建っていた
展望台に上がって東から南、南西にかけての展望を楽しむ

 善防山は特異な風貌
 で目立っていた

   南向かいの尾根にあ
   る馬ノ背を見る そ
   こまで歩く予定だっ
   た

 展望台の上より、
 南西から西、北西
 の方向を望む 遠
 方の山は霞んでい
 た

 北西から北、東の
 方向を望む こち
 らも遠方の山は霞
 んでいた
西に見える畑山を大きく見る 笠形山はごくうっすらとしか見えていなかった 南西の王神峯を大きく見る
昼休憩は笠松山の山頂を離れて、少し東へと下
った位置でとることにした
休憩地点より笠松山の山頂を見上げる そばに小さな白い花を一杯咲かせた木を見かけ
た イブキシモツケかも知れない
昼を済ませて善防山を目指す 始めに岩場を下る 易しく歩ける所もあった 笠松山を振り返った
分岐点では「つり橋」の方向に入った 次の小さなピークが前に見えている 岩尾根の向こうに見える善防山の姿は立派だった
露岩を歩くことが多くなってきた 左手となる東の方向に、ため池の並ぶのを見る 右手に見える古法華寺は新緑に包まれていた

 満開のアオダモを
 見た

 善防山は近づくほ
 どに、その姿は迫
 力を増した

 吊り橋が近くなった
 とき、笠松山の方向
 を振り返った

   左の写真の中央部
   に見える白いもの
   を良く見ると、坊
   さんの彫刻だった
吊り橋を真下に見る 善防山コースに入ったとき道そばに大きな岩を見る  善防山の登山道もミツバツツジに彩られていた
朱色の花はヤマツツジだった 善防山を見上げる 善防山の山頂が近づいて急坂になった
振り返ると笠松はずいぶん離れて見えている 傾斜が緩くなったとき、大きな岩のそばを通った 山頂が目前になった

 善防山の山頂に着
 いた 木立に囲ま
 れて展望は良くな
 かった 少時の休
 憩で山頂を後にし
 た
戻るとき、木立の隙間から志方城山を見る 善防山で展望が良いのは山頂手前の大岩の位置で、そこからはまずまずの展望が得られた
善防山からはひとまず登ってきた道を引き返す 急坂を下って戻っていると周回コースが分かれた 周回コースに入る こちらも易しい道が続く

 前方にこれから向か
 う210mピークが
 現れた

    210mピークが近
    づくと露岩地が現れ
    て、展望が良くなっ
    た

 振り返って善防山を
 眺める
210mピークは単なる通過点の雰囲気だった 次は220mピークを越すことになる 220mピークの登りも露岩が多く、展望は良かった
南麓に見えるため池の一つが鮮やかな色だった 210mピークを間に挟んで善防山を望む 220mピークは少しはピークらしさがあった
220mピークを越した先で現れたのが馬ノ背だった 視界を遮るものが無いとあって、好展望が広がっていた 北に対峙する笠松山の姿が良かった
笠松山を大きく見る 更に山頂部を大きく見ると、展望台が確認出来た 馬ノ背の岩肌は、小野アルプスの紅山に似ていた

 馬ノ背は南の方向
 も展望が良かった
馬ノ背を渡った後、220mピークを振り返る この先は下山コースだった 下山道に入ると、大柳ダム湖がすっきりと眺められた 山水画を見る思いだった

 この下山道は大柳ダ
 ム湖とツツジを見な
 がらだった


   下り着いた位置は大
   柳ダム湖の東端に近
   い位置だった
大柳ダム湖の佇まいを眺めてから駐車場に向か
った
4月も終わりだと言うのに、満開の山桜を見た キャンプサイトは午前よりもテントが増えてい