TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨
 
善防    ぜんぼうやま 251m No.4
笠松山    かさまつやま 244.4m No.6
 
1/2.5万地図 : 笠原 加西市
 
【2013年9月】 2013-74(TAJI&HM)
 
    法華山より  2013 / 11

 善防山、笠松山を登るときは、休日であれば古法華自然公園の西口に近い駐車場に車を止めて、そこから歩き出すことにしているが、平日ではほとんど人はいないため、古法華寺に近い駐車場まで車を進めてもかまわないと考えて、そこから歩き出したのは2013年9月最初の木曜日のことだった。
 前日は大雨で、この日も朝のうちは雲の多い空だったが、次第に青空が広がってきた。前回は2011年4月に登っており、笠松山を大柳ダム湖に近い位置から登って、その後は吊り橋経由で善防山に立った。そして善防山の尾根を西へと歩いて、220mピークの先で大柳ダム湖畔へと下りてきた。この日はその逆順で回ることにした。但し時間の関係で、笠松山の南隣りのピーク(200mピーク)には立ち寄らず、また吊り橋は渡らないことにした。まずは古法華寺への道を歩き出して七福神の前に出た。そこから笠松山までは500mの距離だった。程なく笠松山が左手前方に見えてきた。岩の間を通ったり露岩を登ったりと、ハイキングとしてはまずまずの楽しさだった。山頂までは20分だった。笠松山への最短コースと言えそうだった。平日とあって山頂には誰もおらず、周囲にも見かけなかった。笠松山には展望台があり、その上に立つと360度の展望が広がっていた。雨上がりとあってこの日の視界は澄んでおり、雪彦の尾根がくっきりと眺められた。十分に展望を楽しむと、尾根道を西へと下った。そして200mピークとの鞍部まで下りると、そこで尾根を離れて南への小径に入った。少しヤブっぽい道だったが、70mほど下るだけで園内の車道に出た。車道を西へと歩いて大柳ダム湖の東端まで来ると、その近くより善防山の尾根道に通じる小径が始まっていた。入口には特に案内板は付いていなかったが、丸太の階段で始まるその道に入った。やや急坂になっており、踏ん張りながら登って行くと、次第に背後に風景が現れて、大柳ダム湖が見えてきた。尾根に出て220mピークを越すと、一気に展望が開けた。そこは広く露岩地になっており、笠松山の姿を見る絶好の展望地だった。全貌さんも少し見えていたが、そこからは直線距離にしてまだ800mはあった。その善防山までには二つのピークを越すことになり、笠松山とはまた違った味わいがあった。但し道としては笠松山からの下山で歩いたコースと同様に、少しマイナーな雰囲気だった。そのためか蜘蛛の巣が多くあったので、それを払っていくのが少々面倒だった。善防山が近づくと左手から吊り橋からのコースが合流した。その先でも別の小径が左手側から合流した。それは北東側の麓にある駐車場から来ている道ではと思えた。善防山が間近になると急坂が続くようになり、けっこうしっかりと登る感じになった。それも良しとの思いで登って行くと、大岩のあるピークに着き、そこより少し先が山頂だった。相変わらず展望の無い山頂で、遠くから目立っている山頂の大木を眺めると、長くも止まらずに下山とした。下山は笠松山に通じるコースに入り、吊り橋の手前で車道に下りた。その車道を北の方向に200mほど下ると、駐車地点が見えてきた。笠松山、善防山はどちらも単独で登れば少し物足りなさを覚えるが、二山をセットにすれば色々とバリエーションが出来て、けっこう楽しめると改めて思ったこの日だった。
(2013/12記)(2020/4改訂)
<登山日> 2013年9月5日 12:16駐車場スタート/12:36〜58笠松山/13:16園内の車道に出る/13:24善防山の尾根に出る小径に入る/13:37〜46[220m]ピークの先の露岩地/14:19〜26善防山/14:53エンド。
(天気) スタート時は晴れてはいたものの雲の多い空だった。次第に快晴に変わって来る。気温は林の中では28℃ほどあった。笠松山の山頂では、陽射しの中だったので32℃あり。その空が再び雲が増えてきて、善防山に着いた頃にはすっかり曇り空に変わっていた。気温も23℃まで下がってきた。善防山では涼しい風を受けた。前日の大雨が空を洗い流したようで、良く澄んだ空だった。
<< Photo Album 2013/09/05 >>
駐車場のそばから古法華寺への道が始まっていた 道端には石仏が並んでいた すぐに古法華寺の前に出た
古法華寺を過ぎて奥へと進む 石像のそばを過ぎると、山頂まで500mだった 露岩地を登るようになった

 左手前方に笠松山
 が見えてきた


   樹林に入って展望
   は閉ざされた
 

 また露岩を登って
 行く

 前方に再び笠松山
 が現れると、もう
 近かった
その展望台を見ながら近づいた クサリの着いた岩を登ると、山頂は目前だった 先にパートナーが展望台に立った
笠松山展望台に立って、西から北西、北、北東にかけてを眺める
笠松山展望台に立って、北東から東、南東、南にかけてを眺める
笠松山展望台に立って、南東から南、南西、西にかけてを眺める
十分に展望を楽しんで笠松山山頂を離れた 南に続く尾根道に入った 前方に南向かいの尾根を見る
尾根続きにある200mピークが眼前に見えた 200mピークとの鞍部に着いて、尾根を離れた 細々とした小径を辿って下った
谷筋に下りて水の流れを渡った 裾野に近づいて前方が開けてきた 広場に出ると、その先が園内を抜ける車道だった
車道に出ると、その車道を西へと歩いた 大柳ダム湖の東端に着いて、ダム湖を眺めた ダム湖東端の近くから小径が分かれていた
小径に入ると山道が左手から始まっていた ちょっとマイナーな雰囲気の山道だった 登るうちに背後に大柳ダム湖が見えてきた
緩やかな尾根道となった 大柳ダム湖とそれを囲む山並みが背後に広がった シダが被さる中を小径が続く
220mピークへと近づいた 馬ノ背が現れて、その先が220mピークだった

 前回と同じくこの馬
 ノ背からの展望を楽
 しんだ
何と言っても笠松山の姿が良かった 南の方向も展望は良かった ここからは法華山の全貌が眺められた

 王神峯を大きく見
 る


   北西遠くに明神
   山を望む

 馬ノ背からの展望
 を楽しむとその馬
 ノ背を歩いて東に
 向かった

   220mピークが目
   前になる

 220mピークを
 越して行く

 前方に善防山が現
 れたが、その間に
 は190mピーク
 が立っている

 進むうちに善防山
 は190mピーク
 に隠れてしまった

   振り返って220
   mピークと笠松山
   を見る
190mピークを越して善防山をすっきりと見る ササの道を歩いて善防山へと向かった
今越してきたピークを振り返る 一度樹林帯に入って展望は閉ざされた 善防山が見えたが、まだ距離があった
シダの茂る所を通った あまり歩かれていない
印象を受けた
左手から別の登山道が合流した そちらの道が
笠松山からのコースだった
主コースに合流したことで歩き易くなると思っ
ていたのだが、以前よりもヤブっぽくなってい
るようだった
だいぶ善防山に近づいた 南に展望が現れて、法華山の尾根が眺められた
山頂に近づいて急坂が始まった 急坂を登り切って大岩と出会う その先は緩やかな道だった

 山頂が間近になっ
 た

 善防山の山頂に立っ
 た 木立の茂る山頂
 の佇まいは以前と変
 わらなかった
山頂の大木を見上げる 山頂を離れて大岩の位置まで戻ってきた そこは展望があり、笠松山が姿良く眺められた

 急坂を下って下山の
 途についた



  前方に220mピー
  クと笠松山の並ぶ姿
  を見る
主尾根を離れて右手の小径に入ったが、それは
善防池の方向に下る道と気付いて引き返した
もう一つの小径が主尾根から分かれた そちら
が笠松山に通じる道だった
少し下ると尾根を辿るようになった
行く手に笠松山が見えている 吊り橋が見えてきた 吊り橋の手前で左手の小径に入った
少し下ると、車道が見えてきた 車道に下りた後は古法華寺の方向に下った 駐車地点が見えてきた