TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨編 
 
善防山    ぜんぼうやま 251m
 
笠松山    かさまつやま 244.4m
 
 
1/2.5万地図 : 笠原 加西市
 
【2020年3月】 2020-55(TAJI&HM)
 
    《善防山》 笠松山より  2020 / 3 《笠松山》 善防山の尾根より  2020 / 3

 古法華自然公園は麓の散策やキャンプだけで無くその周囲は低山が囲んでおり、尾根へのコースが幾つかあるためそれを組み合わせて変化ある尾根歩きを楽しめる所として人気のハイキングエリアになっている。2020年3月の最終日曜日は、その尾根の代表格と言える善防山と笠松山の二山を楽しもうと出かけた。西入口から園内に入ると車を最奥まで薦めて、古法華寺に近い所にある駐車場に車を止めた。天気予報では晴れとなっていたが、実際の空は青空こそ見えるものの空の七割ほどを雲が占めており陽射しは少なかった。始めにメイン道路を西へと歩いて行く。あちらこちらで白いモクレンが満開だった。「山頂東屋360m」の標識が現れると、それに従って小径に入った。笠松山から見ると西隣となる200mピークへと通じる小径で、登るほどに周囲をコバノミツバツツジの花が彩りだした。背後には善防山を、右手前方には笠松山を見るようになった。登山道の入口から13分で200mピークに建つ東屋に到着した。その東屋の周囲は木々が大きいため、展望としては今一つと言えそうだった。そこからは東に見えている笠松山へと向かった。30mほど下って80mほど登り返す。けっこう急坂で汗をかきながらとなった。笠松山に着くと山頂展望台に上がった。雲の多い空ながら視界はまずまず良く、360度の展望を楽しめた。但し冷たい北風を受けながらだったので、のんびりとした気分でとはいかなかった。その笠松山からは道なりに南東方向へと下って行く。こちらの道もコバノミツバツツジが花盛りだった。行く手には善防山が見えていた。露岩の多いコースで、露岩歩きを楽しみながら下った。麓が近づくと古法華寺が現れ、その隣の建物は石彫アトリエ館だった。あちらこちらに石仏を見た。そこまで来れば駐車場は目の前だった。ほぼ曇り空になっていたこともあって、昼食は車に戻って車の中で済ませた。昼食後一休みを終えると、メイン車道を南東へと歩いた。少し下ると右手に善防山の登山口が現れたので、登山コースに入った。ごく普通の山道を登って行くと、程なく左手より吊り橋コースが合流した。その登山道は駐車場のそばから始まっており、下山時に歩く予定だった。登るうちに露岩地も現れたが、また普通の山道となり、尾根に近づいて傾斜がきつくなってきた。尾根に着くと右手に周回コースが分かれた。そちらには入らず左手の善防山山頂へと向かった。緩やかに登って行くと大岩が現れた。そこは展望地であり岩のそばからは笠松山がすっきりと眺められた。もうそこまで来れば山頂は目前だった。山頂は以前のまま樹林が茂っていると思いきや、着いてみると様変わりしていた。そこは善防師城跡として見事に整備されていた。その城跡の木々はすっかり伐られており、芝生広場に変わっていた。おかげで笠松山に劣らない素晴らしい展望地になっていた。あいにく暗い空になっていたが、西から北、東へと180度の展望が楽しめた。遠くは千ヶ峰も望めた。また大きなヤマザクラが近くに数本あり、それが満開の見頃を迎えていた。他にもこの日で一番鮮やかなコバノミツバツツジを見た。この善防山でも笠松山と同様に冷たい風を受けたので、肌寒さを感じながら過ごした。善防山を西側から登ってきた訳だが、地図を見ると他にも二本の破線路が東側に描かれていた。その道がどのような道なのかを確かめたく、その東へと続く小径に入ってみた。小径は西の道と同様にはっきりとした道で、150mほど歩くと南東に向かう東櫓コースと東に向かう下山口コースに分かれた。道標もしっかりあるのを確かめると山頂に戻った。そして駐車場へと下山に移った。その下山では予定通り吊り橋コースを通って駐車場に戻ってきた。明るい空の下で楽しめなかったのは残念だったが、この古法華自然公園は軽ハイキングを楽しむには格好のエリアであることを再認識することになった。
(2020/4記)
<登山日> 2020年3月29日 11:05東駐車場スタート/11:15東屋コースに入る/11:28〜32展望台/11:41〜56笠松山/12:16〜47東駐車場で昼休憩/12:52善防山登山口/13:01尾根コースに出る/13:15〜42善防山(少し東櫓コースを歩く)/14:00吊り橋/14:09駐車場エンド。
(天気) 笠松山に立ったときは雲の多い晴れと言える空だったが、善防山ではほぼ曇り空になっていた。善防山の気温は12℃ほどで、北風がやや強かった。視界はまずまず良かった。
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古法華自然公園に入り、東端の駐車場に車を止めた 案内図には笠松山はあったが、善防山は無かった トイレのそばを通ってメイン道路に向かった
近くの石彫アトリエ工房で作られた石仏が並んでいた メイン道路に出ると満開の白い花を見た 白い花はタムシバのようだった
メイン道路を西へと歩く 満開のヤマザクラを見た 右手にこれから向かう200mピークが見えてきた
その200mピークに通じる小径に入った 200mピークに建つ東屋まで360mだった 緩やかな尾根を登るようになった
道そばには満開のコバノミツバツツジが咲いていた 振り返ると善防山が姿を現していた はっきりとした尾根道が続く
登山道の両側をコバノミツバツツジが飾っていた 右手前方に笠松山が見えてきた 200mピークに着くと東屋が現れた

東屋の前に立った

東屋の前からの展
望は良いとは言え
なかったが、善防
山の尾根が眺めら
れた
これから向かう笠松山が間近に見えていた 笠松山へとまずは鞍部へと下って行く 鞍部を通る
笠松山へと登り返すが、けっこう急坂だった 山頂が間近になった 山頂に着くと、そこに展望台を見た
展望台の上に上がった 強い風を受けながら北東方向を眺めた 左の写真に写る西光寺山を大きく見る

上の写真の左手と
なる北の方向に鎌
倉山を見る

鎌倉山の左手後方
には篠ヶ峰が認め
られた

(←)
上の写真の左手に
笠形山を見た


 (→)
  千ヶ峰もうっすら
  とながら望めた
上の写真に写る笠形山を大きく見る 深山の左手に日光寺山を見る その背後は入炭山だった 下の写真に写る志方城山を大きく見る

南向かいの善防山
の尾根を眺めた
上の写真の右手となる南から東にかけて広く眺めた 東の空は明るかった
飯盛山を大きく見る 高御位山を大きく見る 上の写真に写る畑山を大きく見る
善防山の山頂を大きく見る 畑山から右手、北西の方向を見る
右上に写る明神山の辺りを大きく見る 明神山の右手には七種山の尾根と雪彦山への重なって見えていた
北条鉄道を走る列車を見る 展望台の下に三等三角点(点名・法華山)を見た 下山は古法華寺への道に入った
前方に善防山を見ながら下った 露岩の尾根が現れた このコースもコバノミツバツツジに彩られていた
どんどん下って行く 足下に古法華寺が見えてきた 古法華寺のそばに出ると笠松山まで500mの標識を見た
古法華寺の前に立った 古法華寺の次に現れたのは石彫アトリエ館だった 前方に駐車場が見えてきた

優しげな顔をした
石仏を見た

車の中で昼食をと
った後、メイン道
路に入って左手に
進んだ
南東方向へと歩いた 長くも歩かず善防山登山口が現れた 少し登ると、左手から吊り橋コースが合流した

露岩の尾根を登る

振り返ると笠松山
までの尾根道が眺
められた
前方に善防山を見る ごく普通の山道を歩くようになった 周回ルートの分岐点が現れた
周回ルートに入らず善防山の山頂を目指した 左手から別のコースが合流した 下山コースの名を見た この尾根のコバノミツバツツジが花盛りだった

善防山への道は緩
やかだった

南の方向に展望が
現れた
南西も開けて、法華山と王神峯の並ぶ姿が眺められた 左の写真に写る法華山を大きく見る
山頂が間近になった 山頂手前で大岩が現れた 大岩のそばは以前と同じく好展望地だった

善防山の山頂が目
前になった

山頂は様変わりし
ていた

ほぼ木は伐られて
好展望地になって
いた

(←)
善防師城跡として
整備されたようだ
った

 (→)
  山頂で休むうちに
  陽射しが広がるこ
  とがあった
北の空はすっかり暗かったが、そちらは笠松山と同様に広く眺められた 笠形山の方向を眺めた
山頂にはパノラマ写真が幾つか置かれていた 笠松山の尾根に陽射しが当たっていた 法華山と王神峯の間に高山を見る
山頂では大きなヤマザクラの木を幾つか見た 東側から山頂を眺めた この日一番鮮やかなコバノミツバツツジを見た
山頂から東に延びる山道を少し歩いてみた ヤマツツジの花を見た 下山口方面と東櫓方面の分岐点まで歩いて引き返した
善防山の山頂に戻ってきた 山頂を離れて往路を戻って行く また周囲の花を楽しむことになった
周回コースに入らず下山を続けた 足下に吊り橋が見えてきた この下山では吊り橋コースに入った
吊り橋を渡ると露岩を登ることになった クサリを頼らずとも岩を登って行けた 岩の上から西の方向を見る
近くの岩壁にだるま増像が彫られていた この吊り橋コースは笠松山にも繋がっていた 笠松山コースには向かわず、麓に下りる道に入った
足下に車道が見えてきた 車道に下り着いた 下り着いた位置から駐車場までは僅かな距離だった