TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
雄鷹台山    おたかだいやま 253m 赤穂市
 
1/2.5万地図 : 相生
 
【2023年2月】 No.4 2023-36(TAJI)
 
    JR播州赤穂駅北口より  2023 / 2

 冬に登りたい山の一つに赤穂市の雄鷹台山がある。それも快晴の日にこそ登りたいと考えていた。陽光を浴びての登山を楽しもうとの考えからだった。それを実行したのは2022年2月中旬のこと。この日は快晴ながらもときおり北から雪雲が流れてきて、そのときは小雪の舞うこともあった。この日の午前は通院などの用事でつぶれ、午後の移動となった。その移動手段として久々にJRを利用することにした。播州赤穂駅のホームに降り立ったのは13時36分。姫路の空も良く晴れていたが、赤穂市の空は一段と雲は少なく、視界は澄みきっていた。往路コースは定番コースである南尾根コースを登ることにした。赤穂駅北口から表登山道登山口までは5分の距離だった。そこからの登山の様子は何回か登っているコースでもあるので下の写真帳をご覧いただくとして、今回気になったのは石段の多さだった。それも段差が大きいように感じられて、少々歩き難さを感じながら登った。それを感じるだけ年をとったと言うことだろう。期待通りに陽光を浴びながらの登りだったが、登るほどに少しずつ上空に雲が増えてきた。それでも山頂に着いたときは、陽射しに明るい山頂だった。その山頂で暫し展望を楽しんでいると、急にと言った感じで北から黒い雲が押し寄せてきた。一気に暗い空に変わると共に小雪が舞うまでになった。気温も下がってきた。雪雲なので通り過ぎるのを待っていると、予想通りに再び青空が広がってきた。山頂で休んでいたのは40分ほど。この日の下山は九合目から分岐する支尾根を下ることにした。地図ではその支尾根上に破線が描かれていたので尾根道があることを疑わなかったのだが、九合目まで下りてきたところその小径が見当たらなかった。辺りを丹念に探っても小径の痕跡らしきものはあってもすっかりヤブになっていた。どうやらコースは消えてしまったようだった。そうなると往路を戻るしかないと南尾根コースを下った。そして七合目の鉄塔まで下りてきたとき、そこから親水広場コースが分岐していることを知った。「みなもとの森」として案内板も立っていた。南尾根コースをピストンするのでは少々味気ないと思ったので、後は親水広場コースで下山することにした。その親水広場コースは少し下った位置から巻き道となって西に向かうようになった。途中何度か小径が分岐していたが、そこに標識は無かった。少し不親切なコースではと思った。いつ親水広場が現れるのかと道なりに下っていると、途中から真心乃瀧の標識は現れたものの親水広場の標識は見なかった。下るうちに鉄塔トレイルコースが分岐して、その先で沢を横切った。そこに真心乃瀧の標識を見るも、その辺りにはっきりとした滝は無かった。どうやらその辺りの沢の段差が大きな所を真心乃瀧と呼んでいるように思えた。そのまま下りを続けていると登山口に着くことになった。そこはもみじ口登山口とされていた。結局、はっきり親水広場を見ぬまま登山口に着いたようだった。登山口を離れると山手町の住宅地へと入り、前方に見える東横インを目指すようにして歩くと、すんなりと播州赤穂駅の北口に戻ってきた。時間は16時半前で、上り電車の発車まで10分ほどの時間だった。
(2023/3記)
<登山日> 2023年2月21日 13:46播州赤穂駅スタート/13:51表登山道登山口/14:19七合目/14:34〜15:12山頂/九合目で別コースを探るも見つからず/15:34七合目/16:03真心乃瀧/16:11もみじ口登山口/16:26播州赤穂駅エンド。
(天気) 快晴の中を登るも山頂で休むうちに北から雪雲が流れてきた。一気に曇り空となり小雪も舞うようになった。その雪雲が流れ去ると再び快晴となった。山頂に着いたときの気温は10℃。雪雲が来たときは6℃まで下がった。そのときはやや強い風あり。視界は澄んでいた。
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播州赤穂駅は北口から出てきた 駅前通りに出て、雄鷹台山を眺めた 駅前通りを歩いて表登山道の登山口に向かった
駅から5分ほどで表登山道の登山口に着いた 登山道は石段の登りで始まった 石段の途中でお地蔵さんに立ち寄った
御大師堂の前に出た 道が二手に分かれたが、右手の道が山頂への道だった 小さな祠を横目に山頂への道に入った
また石段を登るようになった 石仏の並ぶ所が現れた 一合目の標識が現れた

石仏に出会いなが
ら石段を登った

開けた所が現れた

そこは露岩地でも
あった
露岩地の展望は良く、千種川対岸の山並みが眺められた 露岩地の先で二合目の標識を見た
石仏の道が続く 岩が現れると、そこにも石仏が固まっていた 三合目の標識が現れた
山頂がすっきり眺められるようになった 緩やかな道が続く 四合目の標識を見る まだ標高は98mだった
五合目の標識を見る まだ標高は100mだった 展望の良い尾根歩きだった 漸く傾斜が増してきた 六合目の標識を見る 標高は148mとなった

160mピークを
通過する

160mピークの
先に送電塔(赤穂
支線5番)が建っ
ていた
そこは七合目だった 七合目には東屋が建っていた 鉄塔の下を通って先へと進んだ
振り返ると、赤穂市街の方向が眺められた 八合目標識を見る 標高は182mだった 八合目と九合目の間に八合五酌があった
八合五酌は好展望地だった ベンチも置かれており、休めるようにもなっていた 二本の登山道が並んで山頂に向かっていた
九合目標識を見る 標高は224mだった 山頂が近づいてきた 山頂の入口には鉄棒が立っていた

雄鷹台山の山頂に
着いた

このときは明るい
山頂だった

山頂が十合目だっ

山頂の東屋で休憩とした 程なく北から一気に雪雲が流れてきて小雪も舞いだした その雪雲が南へと流れていく

暗い空ながら明る
い瀬戸の海が眺め
られた

背後は鹿久居島だ
った

冷たい風が通り過
ぎるのを待ってい
ると、予想通りに
北の空から青空が
広がってきた
千種川を挟んで対峙する尾根がはっきり眺められた 尾崎遊歩道が巡る尾根だった

上の写真の左手を
見ると、御津山脈
が望めた
御津山脈の方向を眺めた 丸山が陰ると、その手前の南宮山の姿がはっきりした

(←)
亀甲山の背後に見
えたのは淡路島だ
った

 (→)
  黒鉄山の方向はま
  だ暗い空だった
下山は往路を戻った 千種川の河口方向を見ると、唐船山が望めた 七合目に建つ送電塔を足下に見る
九合目から別のコースに入ろうとしたところ、その辺りはヤブになっていた その別コースは諦めて往路を戻り、七合目の鉄塔の位置まで下りてきた 雄鷹台山の中腹から山頂にかけての樹林帯は「みなもとの森」として整備されているようだった 
七合目からは親水広場へ通じるコースを歩くことにした 西に向かうコースだった 少し下ると市街地へのコースが分岐した
親水広場コースは巻き道として暫く続いた 展望地が現れた 赤穂市街と鹿久居島が眺められた
山頂からの道が合流した 図に描かれていない道だった 高山へと通じる尾根が眺められた 右手にはっきりとした小径が分かれたが標識は無かった
直進すると、また右手に小径が分かれた その小径は横谷渓谷に通じる道だった 漸くコース標識が現れたが
親水広場の名は無く、真心乃瀧が書かれていた 左手から小径が合流したが、標識は無かった 南へと下って行く
下る方向に播州赤穂駅周辺のビルが眺められた 下っていると、途中で右手に上り坂の小径が分かれた それは鉄塔トレイルコースだった
丸太の階段を下って行く 沢を横切ることになった そこに石仏を見た 沢に水は流れておらず、真心乃瀧がはっきりしなかった
後は易しい道だった 水道設備の前を通った 登山口に着くと、「もみじ口登山口」の名を見た
前方に東横インが見えてきた そこを目指して歩いた 山手町の住宅地を抜けて行く 播州赤穂駅の北口に戻ってきた