国道29号線を石倉交差点を過ぎて北へと走っていると、トンガリ山の南尾根で大規模な工事が行われていることに気づいたのは2009年頃のことか。それがトンネルの工事で、姫路北バイパスの工事であると知って、完成を楽しみにしていた。これが出来ると、自宅から宍粟市へ行くのに、数分は時間短縮になりそうだった。その完成が2011年3月27日だった。それを記念して、尾根からバイパスを眺めるのも一考ではと思えた。当然、トンガリ山も登ってだった。それを完成から一週間後の4月3日に実行とした。
車は峰相大池の北岸、石倉営農組合倉庫のそばに止める。目の前の池の中に高架が建っており、バイパスは池の中央を貫く形で通っていた。それを尻目に北へと歩き出した。まずはトンガリ山への登山道でトンガリ山を目指すことにした。山頂に立った後、引き返す形で南へと尾根を下って、トンネルの上に立つ考えだった。その尾根には尾根道が付いていることは分かっていたが、そちらへは歩いていなかったので、尾根からバイパスを眺めるだけでなく、尾根道がどのように続くのかも興味があった。登山道に入ってからの様子は下の写真日記を見ていただくとして、尾根歩きはごく気楽なもので、願い通り尾根上からバイパスを眺めることが出来て、2時間弱のミニハイキングを無事終了することが出来た。ただ尾根道はトンネルの上を過ぎた先の下りから不確かになり、最後は竹林となってしまったので、ハイキングとして終わらすのであれば、トンネルの上で引き返して、トンガリ山コースを下るのが無難なようだった。
(2011/4記)(2021/3改訂) |