この日は近くの山で昼どきを過ごそうとトンガリ山に向かったのだが、峯相の里の入口に着くと、登山コースが描かれた地図が置かれていた。トンガリ山で昼を済ませるとすぐに下山するつもりだったのだが、その地図を見てトンガリ山から更に北へと歩いて鶏足寺跡まで行くことにした。そこで車を更に奥へと進めて、峯相の里の駐車場に駐車とした。好天の休日だったが、広い駐車場には他に車を見なかった。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。まずは車道を引き返す形で歩き始めて登山口に入った。コースの様子は以前と変わらなかったが、標識が整備されており、新たな地名が書かれていた。トンガリ山から南に延びる尾根は「宮が谷尾根」と呼ぶようだった。また山頂手前の大きな岩は亀岩とも神岩とも呼ばれていたのだが、亀岩の名で統一しようとしていた。登山口からトンガリ山の山頂までは30分。トンガリ山で昼休憩を済ませると、北へと尾根を辿った。新緑の季節とあって淡い若葉が陽射しを受けてまぶしかった。その主尾根にも標識が増えていた。大黒岩に立ち寄り鶏足寺跡まで歩いて来ると、そこでも標識が増えていた。鶏足寺の中世墓、鶏足寺の五輪塔、鶏足寺の礎石の名を見た。そこまで来ると峰相山は目前だったが、展望の無い山頂に立つ気は無く、下山に向かった。下山コースを示す標識は無かったものの、コース上にロープが張られており、ロープ沿いを下った。おかげで以前のようにコースを探す必要もなく、ごくスムーズに下って行けた。麓に下りてくると十一面観世音菩薩に立ち寄り、石倉峯相の里公園へと入って行った。新池も峯相池も年々落ち着いた風景になっており、いろり庵と共に良い憩いの場になっていた。
(2016/5記)(2020/5改訂) |