石倉のトンガリ山は、山頂から南へとはっきりとした尾根が延びており、二つの小ピークが途中にあって最後は稲荷神社の参道となって石倉集落に至るが、これまで稲荷神社まで歩いたことがなかった。そこで山頂から稲荷神社までを歩いてみることにした。
いつもの通り峯相大池のそばに駐車すると、車道を北へと歩いてトンガリ山コースの登山口に入った。尾根に出ても休まず歩き、亀岩にも立ち寄らず山頂に立った。気温は上がっていたが湿度は高くなかったので、無理なく山頂に立てたと言えそうだった。そのトンガリ山から引き返す形で南へと向かった。今度は亀岩に立ち寄ってから鞍部へと向かった。鞍部から先がコース外だった。尾根には小径が付いていたもののシダが増えて、一気にヤブっぽくなった。緩やかに登って162mピークに着くと、その下を姫路西バイパスが通っているとあってバイパス風景が眺められた。その先も細々と小径があり、90mピークとの鞍部が近づくと竹林に入ることになった。竹林で小径ははっきりしなくなったが、ただ尾根筋を歩く感じで登り返すと竹林を抜け出して伐採地に出た。そこに送電塔が建っているものの木がすっかり伐られているとあって展望は良く、正面にトンガリ山がすっきりと見えていた。頭上でトンビがギャーギャーと鳴いていたが、送電塔にでも巣を作っているようだった。再び樹林に入り90mピークを越すと、また小径がはっきりしてすぐに稲荷神社に出た。そして石段を下って石倉集落に入った。石段のそばには石柱が立っており、そこには「峯相山寺趾登山口」と書かれていたので、南尾根ルートは峰相山までの登山コースになっていたようだった。後は山裾道を歩いて駐車地点へと戻って行った。
(2018/5記) |