TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
トンガリ山 (風見峰) 258m 姫路市
 
峰相山    みねあいさん 244m
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2020年3月】 No.8 2020-19(TAJI&HM)
 
    姫路市石倉の山陽道の近くより  2020 / 3

 姫路市石倉にある峰相の里は周囲を低山が囲んでおり、その低山には易しい尾根道が付いているとあって、里山歩きを楽しむにはもってこいの場所である。そのうちに峰相山からトンガリ山へと続く尾根を歩こうと向かったのは、2020年の3月に入った最初の日だった。この日の午前は快晴だった。その午前は用事があって出かけられなかったが、午後は近くの山を歩くことにした。そこで峰相の里へと出かけたのだが、空ははや薄雲が広がり出していた。周回コース出歩きたく、そこで駐車地点は峰相大池のそばとした。左回りで歩こうと、始めは車道歩きで北へと向かった。車道の終点には峯相堂が建っており、そのそばより山道が始まっていた。向かう先は峰相山だったが、峰相山は三ヶ月前に訪れたばかりとあって、標識は無くとも迷わず歩いて行けた。開けた所から樹林へと入り、二つの祠のそばを通って山陽自然歩道に合流した。そこから東へと歩くと、僅かな距離で峰相山の山頂に立った。そこは展望の無い山頂だったので、すぐに引き返した。二つの祠のそばまで戻ると、その先で西の方向ではなく南西方向に延びる尾根筋の方向に向かった。目印があり尾根コースにすんなりと入った。緩やかな尾根道を南へと歩いて行く。尾根筋に入って8分ほどで250mピークに着くと、そこより少し西に離れた所に大黒があった。大黒岩に来たのは4年ぶりだった。そこに来れば当然大黒岩の上に立ちたくなるもの。掴まる所の少ない岩なので登るのは少々やっかいだったが、何とか岩の上に立つとそこは尾根一番の好展望地で、ぐるりと周囲が眺められた。少々危ない思いをして立っただけの価値がある眺めだった。尾根コースに戻ると更に南へと歩いた。小さなピークを二つほど越すと三角点ピークに着いた。そこより僅かに離れた次のピークがトンガリ山の山頂だった。そこも少し展望があって、西には的場山の尾根が眺められた。トンガリ山で暫時の休憩を済ませると、亀岩へと急坂下りに入った。ロープを掴まりながら急坂を下りきって亀岩の前に出た。当然亀岩の上に立って、そこでも展望を楽しんだ。後は流す感じで尾根を歩くと、162mピーク手前の鞍部で尾根を離れた。そして東へと支尾根を下るが、そこもやや急坂だった。下りきると登山口標識があり、そこまで来れば駐車地点までは5分ほどの距離だった。
 このコースは近場ながら適度な歩き易さで尾根歩きを楽しめるので、2時間程度の軽いハイキングとしてお薦めコースと言えそうだった。ところでトンガリ山の登山口標識には「亀岩・トンガリ山・尾根コース」と書かれているのだが、その中で「亀」の文字が消されかけていた。どうやら「亀岩」ではなく「神岩」と呼びたいのかも知れなかった。
(2020/4記)
<登山日> 2020年3月1日 13:34峰相大池のそばよりスタート/13:56峯相堂/14:12峰相山/14:37〜46大黒岩/15:07〜13トンガリ山/15:20〜23亀岩/15:41登山口/15:47峰相大池前エンド。
(天気) 薄晴れとなったり薄曇りとなったりする空だった。尾根上の気温は概ね12℃で、風はほとんど無し。視界はフラットな見え方ながら悪くはなかった。
<< Photo Album 2020/03/01 >>
峰相大池のそばからスタートした 農協の倉庫のそばを通る 峯相山登山記帳所があった 峯相堂まで1.4kmの道のりだった
満開の白梅を見た トンガリ山への道が分かれたが、この日は直進した ゲートがあり、峰相森林公園の標識を見た
峯相上池のそばを通った 管理研修棟を見る 振り返って見えた池は新池だった
車道の終点に着いた そこには開山堂が建っていた 開山堂のそばから階段道が始まっていた 五大力明王の前を通ると、峯相堂が見えてきた
峯相堂の前に立つ このそばから山道が始まっていた すぐにゲートを抜けることになった 幅広の登山道を登って行く
広々とした所を通過することになった 峰相山を目指して北東へと向かった 二つの祠が並ぶ前を通った
山陽自然歩道に合流した 自然歩道を歩いて峰相山に近づいた 標識が見えてきた 峰相山山頂の方向を示す標識だった
標識の位置から僅かな距離で峰相山の山頂に着いた 展望の無い山頂をすぐに離れて引き返した 祠の位置まで戻ると、そこからは西の方向に歩いた
トンガリ山に通じる尾根に近づいた 尾根に入ると自然と尾根道を歩くようになった 尾根道は緩やかだった
易しい尾根歩きで南に向かった 緩やかに登って250mピークが近づいた 250mピークより少し西寄りの位置に大黒岩を見た
大黒岩の根元には小さな鳥居が置かれていた 大黒岩に南側から取り付いた 少し危ない思いをして大黒岩の上に立った
大黒岩の特筆すべきことはこの展望で、南から西、北へと遮るものの無い展望が広がっていた
北から、東、南へと眺める 250mピークからこの大黒岩との距離は数十メートルだった
水剣山を大きく見る 伊勢山を大きく見る 笠形山を大きく見る

七種山と薬師峰の
並ぶ姿を見る

谷山を大きく見る
大黒岩を離れて250mピークに戻った 尾根歩きを再開した シダ帯が洗われたが、道ははっきりしていた
振り返ったとき、大黒岩を見ることがあった 幾つか小さなピークを越した 前方にトンガリ山が見えてきた
三角点ピーク手前の鞍部へと下って行く そして三角点ピークへと登り返す ピークに着いて四等三角点(点名・下伊勢)を見る

別の角度から三角
点ピークを眺めた

三角点ピークをす
ぐに離れて山頂に
向かった

すぐに山頂が近づ
いた

トンガリ山の山頂
に着いた

山頂に着いてひと
休みとした そし
て西に広がる展望
を眺めた

すっかり薄晴れの
空だった
大蔵山の方向を少し大きく見る 北の方向は木々の隙間から伊勢山を眺めた
トンガリ山の山頂からは急斜面となる南斜面に入った ロープに掴まって慎重に下った 急坂が終わって緩い道となる
すぐに亀岩の前に出た 亀岩の上に立った 水の涸れない窪みを見ると、水はいつもより多かった

亀岩の上も好展望
地だった
上の写真の左手に書写山を見る 白鳥城も見えていた 仁寿山と麻生山の並ぶ姿を見る 上の写真に写る城山を大きく見る
亀岩から下りると、亀岩を巻いて南に向かった 少し傾斜のきつい所があり、ロープが張られていた 緩やかな尾根歩きとなった
左手に登山道が分かれて尾根を離れることになった シダの中にはっきりとした道が続く 登山道はやや急傾斜とあって、ロープが張られていた
登山口に下りてきた なぜか亀岩の「亀」の字が消されようとしていた 車道に出ると駐車地点を目指した 数分の距離だった