TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
トンガリ山 (風見峰)  258m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2022年8月】 No.10 2022-103(TAJI&HM)
 
    愛宕山より  2022 / 7

 石倉のトンガリ山を北側から登って急斜面を下山コースとするのであれば、夏場でも無理の無い登山が出来そうだとの考えで向かったのは2022年8月、盆休暇の一日だった。この日は午前に墓参りを済ませると、午後に入ってトンガリ山に向かった。峯相大池のそばから歩き出してもよかったが、早く尾根歩きを始めたいとの思いから車道の終点となる開山堂前まで車を進めて、開山堂前の広場に駐車とした。スタートするとすぐに害獣避けゲートを通った。このコースは峰相山に向かうコースなのだが、尾根に着いた位置より峰相山には向かわず西へと歩く予定だった。その尾根に出るまでに開けた所を通るのだが、そこがすっかり草ヤブになっていた。以前も草ヤブだったのを一度きれいに刈っていたのだが、また元の草ヤブに戻ってしまったようだった。草ヤブの範囲は分かっていたので、その草ヤブに無理やり突っ込んだ。そして背丈を越えるクサヤブをかき分けて進んだ。斜面になっている所もあってけっこう難儀したが、それでも数十メートル進んで抜け出した。後は易しい道だった。近畿自然歩道の位置まで北に進む予定だったが、どのみち西の尾根に入るのですぐに西に向かった。すると目印があってすんなりと西の尾根に入ることが出来た。ごく緩やかな尾根歩きのため気楽に歩くと言いたかったが、実際は蒸し暑さとヤブコギで体力を使ったこともあって、次第に体がだるくなってきた。そのためひたすらゆっくりと進んだ。大量の汗をかきながらだった。大黒岩への道が分かれると、そちらに入って大黒岩の前に立ったが、岩に登る元気は無かった。主コースに戻って南へと歩いて行く。ごく緩やかなアップダウンの尾根道で、シダが茂る所も無理なく歩けた。ただバテの症状が現れており、ごく緩い上り坂も厳しく感じるまでになっていた。漸くの思いで三角点ピークに着くと、倒れ込むようにして地面に横たわった。そして暫くじっとしていた。息が落ち着いたところで山頂へと向かった。ごく短い距離を歩いて山頂に着くと、そこは燦々と陽射しが注いでいた。それを見てすぐに下山に移った。急坂を慎重に下ると、その先の亀岩に上がった。水が涸れないと伝えられている岩の窪みを見たかったからで、その窪みを眺めると思っていた以上に水が溜まっていた。コースに戻って下山を続ける。下り坂と言えども蒸し暑さにまたバテてきたため、尾根を離れるまでに小休止をとる必要があった。尾根を離れると休まず下って登山口に下り着いた。そこからは車道に出てひたすら開山堂を目指すのだが、最後の気力を絞って歩く感じとなった。ごく緩やかな上り坂ながらやはり途中で一度休む必要があり、漸くの思いで駐車地点に戻ってきた。真夏のしかも一番暑い盛りの登山は、やはり厳しかったと思わずにはいられないこの日だった。
(2022/8記)
<登山日> 2022年8月12日 13:58開山堂前スタート/14:29大黒岩/14:51〜15:21三角点ピーク/15:22山頂/15:31亀岩/15:55尾根を離れる/16:03トンガリ山登山口/16:28開山堂前エンド。
(天気) 晴れ。非常に蒸し暑かった。三角点ピークの気温は32℃。ほのかな風あり。視界はうっすらしていた。
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開山堂前の広場に車を止めて歩き出した 百度石の前を通った 石段の先に見えているのは峯相堂だった
峯相堂の前に出た 峯相堂の先でゲートを通ることになった 山道を登って行く
コース上の石に矢印記号を見た このまま順調にコースを辿れると思っていると 突然のように、前方がすっかり草ヤブになった 数年前に一度刈られていたのだが元に戻ったようだった コースであることは間違いないので、草ヤブを突っ切って行く
草ヤブを抜け出て平坦地に出た トンガリ山の尾根へと適当に西に向かった 尾根に着くと、はっきりと目印を見た
緩やかな尾根歩きだったが 蒸し暑さのため、気楽な尾根歩きとは言えなかった 最初のピーク(250mピーク)が近づいた
そのピークは大黒岩への分岐点でもあった 大黒岩の前まで歩いたが、岩に登る元気は無かった 250mピークに戻ると、山頂まで1320mだった
緩やかな尾根歩きを続ける シダの茂る所を通る 登山道ははっきりしていた 小さなピークを越えて行く 足どりは徐々に鈍った

西の方向に展望が
現れたとき、向山
を見た

またシダの茂る所
を通る 少しヤブ
っぽさがあった
また小さなピークを越す 終始、雑木帯の尾根だった 三角点ピークが近づいた

(←)
三角点ピークに着
いた 山頂を待た
ず、ここで体を横
にして休んだ

 (→)
  四等三角点(点名
  ・下伊勢)を見る
木々の生長で三角点ピークからの展望は無くなっていた 30分ほど休んで、漸く山頂に向かった 1分も歩けば山頂は目前になった

陽射しの注ぐ山頂
を見て、休む気に
なれなかった

山名標識を見る
山頂は好展望地だが、この日の視界は少しうっすらとしていた すぐに山頂を離れて、南側の急斜面に入った
足下に亀岩を見る 急坂を下りきると、シダの中を歩いた 亀岩の前に出ると、亀岩に上がった

南の方向を眺めた
上の写真の左手、東の方向に書写山を見る 上の写真の右手、西の方向へと続く山並みを見る
凹みの水は、思っていた以上に溜まっていた コースに戻って下山を続ける 尾根を離れるまでに、今少し南へと歩いた
南の尾根でもシダの茂る所があった 尾根筋を離れたとき、東向かいの尾根を見る やや斜面の道はやや急坂だった
登山口に下り着いた 峯相の里へと通じる車道に向かう 車道に出ると、後はひたすら北へと歩くだけだった
峯相上池まで歩いてきた 緩やかな上り坂でもバテてきて、この建屋で休憩とした 峯相の里を抜けると、駐車地点は近かった