午後に登山をするとなれば、近場で短時間でとなるが、それもしっかりしっかり登りたいと考えたとき、それに叶うのが石倉のトンガリ山だった。2023年1月の最終日曜日がまさにその条件となり、すんなりとトンガリ山に向かった。午前は快晴だった空が、午後に入って雲が増えてきていた。トンガリ山だけを登る予定だったので、駐車地点は峯相大池に近い石倉営農組合倉庫の前とした。峯相大池のそばには広い駐車スペースがあるのだが、ネットが張られて入れなくなっていた。どうも池での釣りか何かでトラブルがあったようだった。歩き出すと、右手の田んぼに雪が見られた。前々夜に降った雪が残っているようだった。案内標識に従って登山口に入ると登山道の脇にも雪が多く残っていた。登山道にも少し雪があって滑り易くなっていた。宮が谷尾根に出ると、陽当たりが良いためか雪はほぼ消えていた。そして希望通りにしっかり急坂を登ってトンガリ山の山頂に立った。その山頂には多く雪が残っていた。隣の三角点ピークまで歩くと、山頂に戻って休憩とした。山頂から見る北の山並みは白くなっている山が多かった。明神山も白くなっていたが、それ以上の白さになっていたのは鉾立山だった。冷たい風を受けたため山頂での休憩は20分ほどにとどめた。下山は往路を戻るのみ。登り以上の慎重さで急坂を下った。この下山では亀岩に立ち寄った。枯れないと言い伝えられる岩の窪みの水は、今まで見たことも無いほど溜まっていた。山頂での休憩を入れても1時間半ほどのトンガリ山登山だった。
(2023/2記) |