夏は急坂が続く山は当然敬遠することになるが、それでも短時間でしっかり登りたいと思うときがあり、そのときは石倉のトンガリ山が候補に挙がってくる。その考えでトンガリ山に向かったのは2024年7月の第三土曜日のことだった。この日は曇り予想になっており、曇り空ならバテずに登れると考えた。ところがトンガリ山が近づく頃より曇り空が少し晴れ間の見える空に変わってきたのは誤算だった。単にピークハントをするつもりだったので、駐車地点は峯相大池のそば、石倉営農組合倉庫の前とした。スタートすると上空は青空が見えており、陽射しを受けることになった。いつもの通り竹林のそばから始まる登山道に入った。いつものコースなので、そのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたいが、少し気になったのはシダが少し増えてきていたことだった。宮が谷尾根への登りでも、尾根に出てからの中間ピーク辺りでも登山道に被さるように茂っている所があった。ただヤブと言えるほどでは無かった。中間ピークを越す頃には上空はほぼ曇り空となっていたが、盛夏の登りはやはりバテ気味になるほので、最後の急坂では息が上がってきた。それでも休まず登って山頂に到着した。山頂ではすぐに木陰を求めて横になった。暫しマグロ状態でじっと体を休めた。その山頂は風が強く吹いており、意外と涼しく過ごせたのは良かった。もう上空はすっかり曇り空になっていた。、落ち着いたところで少時展望も楽しんだ。この日は三角点ピークには立たず、最高点ピークに立ったことをよしとして、下山に移った。下山は往路を戻るのみ。下山では亀岩に立ち寄った。水が枯れないとされる岩の窪みは、この日もたっぷり水が溜まっていた。後は休まず下山を続けて峯相大池へと戻って行った。
(2024/8記) |