TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
トンガリ山 (風見峰)  258m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2025年2月】 No.13 2025-24(TAJI&HM)
 
    白蔵池のそばより  2025 / 2

 2024年の猛暑の日に登ってバテてしまった石倉のトンガリ山を、今度は厳寒の日に登ることにした。向かったのは半年後の2月4日のこと。快晴ながら冷たい風が強く吹く日だった。この日は周回で歩く考えだったため、駐車地点は開山堂の広場とした。まずは走ってきた車道を戻る方向に歩いて、宮ノ谷コースの登山口を目指した。緩い下り坂を歩いて行くと、登山口まで17分だった。登山道に入って気付いたのは新しい目印テープが付けられていたことで、少し多いのではと思えるほどピンク色のテープを点々と見た。急坂の登りが続くが、冷え込みが厳しいとあって汗をかかずに登って行く。冷気が快く良い感じで登って尾根に着いた。尾根に出て風の強さが増してきた。強風の中の尾根歩きだった。前方に見えるピークは中間ピークで、そこを越すとトンガリ山が現れた。澄んだ空の下でくっきと眺められた。この日は周回コースとしていたため、亀岩に立ってから山頂を目指すことにした。その亀岩に着いて窪みの「枯れない水」を見ると、冬は蒸発が少ないためか、窪みいっぱいに水が溜まっていた。いよいよ山頂直下の急坂登りだった。そこを休まず登って行くと、漸く軽く汗をかく感じになった。トンガリ山の山頂に着くと、台風かと思えるほどの強い風を受けた。しかも身を切られそうなほどの冷たい風だった。気温は5℃だったが、体感温度は氷点下だった。その冷たい中で少時展望を楽しむと、逃げるようにして山頂を離れた。北へと尾根道を歩いて行く。山頂を越しても目印のピンクテープは続いていた。山頂の先は一気に易しい尾根歩きで、三角点ピークを越し更に次の250mピークを越した。次のピークも250mピークだったが、そこは冷たい風を受けなかったため、そこで昼休憩とした。休憩を済ませて更に北へと歩くと、次のピークが大黒岩の分岐点だった。久々に大黒岩を見ようと、大黒岩に通じる尾根に入った。大黒岩に着いて見上げると、いつも思うことだが登れそうで登れない岩だった。そこを以前は無理やり危ない思いをして登っていたが、そのルートの岩に手をかけると、掴んだ所がぽろっと取れた。どうやら岩が脆くなってきているようだった。分岐点に戻って尾根歩きを続ける。緩やかに下って行くと、峰相山への方向にロープが張られていた。そしてピンクテープが続く方向は開山堂に至る南の方向だった。どうやら周回コースに新しいピンクテープが付けられているようだった。こちらが予定していたコースとピンクテープのコースは一致するため、そのピンクテープが続く道に入った。草ヤブになることもある斜面は、冬場のためかすっかり草ヤブは消えていた。そこを通り過ぎると害獣避けゲートが現れた。そこを過ぎるともう目印テープは無く、道は二手に分かれた。そこは左手の階段に入った。山の神の前を通ると、程なく開山堂の広場に出た。そこが駐車地点だった。予定通り周回でトンガリ山を歩けたことに満足して帰路についた。
(2025/3記)
<登山日> 2025年2月4日 10:51開山堂前スタート/11:08トンガリ山登山口/11:17宮ヶ谷尾根に出る/11:33亀岩/11:42~55トンガリ山/11:57三角点ピーク/12:10~20[250m]ピークにて昼休憩/12:30大黒岩/12:54開山堂前エンド。
(天気) スタート時は快晴だった。トンガリ山の気温は5℃。身を切られそうな冷たい風を受けた。視界は良かった。尾根歩きでは気温は3℃まで下がった。尾根ではときおり強風を受けるが、風を受けないことも多かった。次第に雲が増えてきて、空の半分近くまで広がった。
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スタート地点は開山堂前の広場とした 広場は落ち葉で覆われていた 先にトンガリ山を登ろうと、車道を南へと歩いた
緩やかな下り坂だった 「峯相の里」の農家風休憩舎を見る 休憩舎の先に現れたのは新池だった
次の池は峯相上池だった 歩くうちに右手は竹林が続くようになった 登山口の方向を示す標識が現れて、枝道に入った
登山口に入った 登山道に入ると、目印テープが新しくなっていた 急坂を登って行く
新しい目印テープは多いと思えるほど付いていた 急坂を10分ほど登って主尾根に着いた 着いた位置からはトンガリ山が眺められた
尾根歩きに移った 北へと緩やかな尾根を歩いて行く 前方に現れたのは、中間ピークだった その中間ピークを登って行く
中間ピークを越すと、トンガリ山の尾根が眺められた 近づくと亀岩が良く分かった
その亀岩の前に着いた その亀岩を巻き道で通り過ぎた 亀岩には北側から上がることになった

亀岩の上は好展望
地だsった

南の方向が広く眺
められた
亀岩から見るトンガリ山は大きかった 枯れないとされる岩場の凹みは、たっぷりの水だった 東に書写山を見る
岩の上ではこのとがった小石が目立っていた 亀岩の先で急坂が始まった ロープを掴んでの登りが続いた
あと50mの位置は展望があった 急坂を登るパートナーを振り返った トンガリ山の山頂が目前になった

(←)
トンガリ山の山頂
に着いた

 (→)
  狭い山頂だったが
  展望は良かった
西の方向を眺めた 的場山を大きく見る
北山の方向を眺めると、白い後山が望めた 後山の尾根を眺めた
南西方向に御津山脈を見た 御津山脈を眺めた

北から北東にかけ
てを眺めた

(←)
七種山の方向を眺
めた

 (→)
  左の写真の右手に
  笠形山を見た
山頂を離れて北へと向かった 鞍部へと下る すぐに上り坂となった 山頂から僅かな距離で三角点ピークに着いた
四等三角点(点名 ・下伊勢)を見る 三角点ピークの先も新しい目印テープは続いていた 前方に次の250mピークを見る
緩やかな尾根道が続いた 250mピークを越える 展望の良い所も現れた
西の高峰も望めた 二つ目の250mピークでは風を受けず、昼休憩とした
休憩を終えて尾根歩きを続けた 尾根は易しく歩けた 三つ目の250mピークが近づいた
三つ目のピークは大黒岩への分岐点だった 大黒岩に寄り道することにした 僅かな距離で大黒岩の前に出た
大黒岩は表面が脆くなっており、登るのは危険だった 主尾根に戻って、北へと下り坂に入った 緩やかな下り坂は、すっかり落ち葉道だった
振り返ると大黒岩が木々の隙間から見えていた 峰相山コースと下山コースの分岐点が近づいた 下山コースに沿ってロープが張られていた
ロープに沿って下った 下るうちに小径を歩くようになった 鶏足寺跡に着くと、案内板が立っていた
はっきりとした登山道を下って行く ゲートを通ることになった ゲートの先に建っていたのは峯相堂だった
峯相堂からは階段道に入った 山の神(大山祇大神)の前を通った 開山堂の広場に戻ってきた