TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
増位山    ますいやま 258.9m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2025年4月】 No.8 2025-69(TAJI&HM)
 
    砥堀駅より  2025 / 4

 姫路市内の山を電車利用で登ろうと考えたとき、JR播但線沿線の山として候補に挙がるのが増位山だった。2025年4月の第三週は、週末に車を使えなくなった。そこで電車利用でハイキングを楽しもうと考え、縦走出来る山として増位山に向かうことにした。
 この日は快晴。姫路駅9時33分発の電車は、二両編成ながら乗客は疎らだった。降り立った駅は砥堀駅。北側から縦走しようと、まずは県道518号線沿いの歩道を北へと歩いた。大歳神社の前を通り過ぎるとソーメン滝の標識が現れた。それに従うと小さな川に沿って西へと向かうようになった。東南寺の前を通ると、右手に不動明王の像を見た。ソーメン滝まで来ると、川には「いわたき橋」が架かっていた。その橋のそばから増位山に通じるソーメン滝コースが始まっていた。但し標識は随願寺を示しており、随願寺まで1.9kmだった。登山道は緩やかで、易しい道と言えそうだった。小さな沢に沿っての登りで、その沢に架かる小橋は幾つかあったが、どの橋も新しくなっていた。季節柄か樹林の中は涼しく、汗をかくこともなく良い感じで登れた。登山口から30分ほどで登山道は二手に分かれた。西に向かえば随願寺で、直進は増位山だった。その分岐点の先も道は緩やかで、山頂が目前となって山頂に出る道と巻き道とに分かれた。山頂へと向かうと、僅かな距離で山頂に到着した。陽射しをいっぱい受ける山頂だったが、ベンチの位置は少し木陰になっており、良い感じで休めた。残念だったのはこの日の視界だった。天気予報では黄砂があるとなっており、その通りに視界は紗がかかったようなうっすらさだった。遠くは判然とせず、近くの畑山でも輪郭を見せるだけだった。その山頂で早めの昼食をとると、下山は尾根歩きを続ける形で南へと向かった。ほぼ緩やかな下り坂だった。途中には反射板が建っており、そこからは南西方向に姫路競馬場を見た。小さなピークも途中にあり、緩やかに越えた。そのまま下れば野里駅に近づけるのだが、地図では途中から保城の大歳神社に出る破線路が描かれていた。そのコースで下山しようとGPSを見ながら慎重に歩を進めると、見過ごすこともなく南東に向かえる小径に入ることが出来た。道は細くマイナーな雰囲気があったが、ヤブ道では無かった。その小径が途中から急坂続きとなった。足下は落ち葉が多くあり、滑る恐れがあってけっこう慎重さを要した。その小径を下りきると大歳神社の広場に出てきた。その先に石段があり、それを下って車道に出ると、その車道を横切って播但線の高架のそばに出た。高架に沿っても細い車道があり、それを歩いて野里駅へと向かった。15分ほど歩いて野里駅に到着すると、姫路駅行きの電車までは5分ほど待つだけだった。
(2025/5記)
<登山日> 2025年4月19日 9:50砥堀駅スタート/10:10東南寺/10:26ソーメン滝コース登山口/10:54随願寺コース分岐点/11:01〜23山頂/11:40保城コース分岐点/12:04保城コース登山口/12:19野里駅エンド。
(天気) 快晴ながらも薄い青空だった。山頂の気温は24℃。ときおり涼しい風を受けた。この日は黄砂の影響があり、視界は紗がかかったようなうっすらさだった、
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砥堀駅で下車したとき、踏切から駅のホームを眺めた 県道に出ると、県道沿いの歩道を北へと歩いた 大歳神社の前を通った
神社の先でこの案内標識が現れた 県道を離れて、そうめん滝に向かった 東洋冷凍の前から西へと向かえる車道に入った
車道はほぼ平坦路だった 小川のそばに出ると、新緑色のカエデを見た 東南寺の前を通った
そうめん滝ハイキングコースの案内板が立っていた 岩の上に不動明王の像が置かれていた 小川に沿って西へと歩いて行く
満開のコバノミツバツツジを見た 「いわたき橋」まで歩いて来た 橋の上から、そうめん滝の一つを眺めた
「いわたき橋」のそばから登山道が始まっていた 標識に増位山の名は無く、随願寺まで1.9kmだった 登山道は丸太の階段登りで始まった
自然な道を歩くようになった 登山道は小さな沢に沿って続いた 小橋を渡った 橋は新しかった
小橋は幾つか現れたが、どの橋も新しかった 沢筋を離れて尾根に向かった 周囲の樹林は自然林と人工林が混じっていた
標識が現れると、随願寺まで700mだった ごく緩やかな道を南へと歩いた 随願寺コースの分岐点に着いた 直進が山頂だった
直進コースに手書きで「増位山」が書かれていた 別の標識を見る 東尾根コースが増位山への道だった 増位山へと直進した
山頂直前で東尾根コースから山頂への道が分かれた 登山口は白国登山口を指しているようだった すぐに山頂が目前になった

(←)
増位山の山頂に着
いた 陽射しが強
い山頂だった

 (→)
  三等三角点(点名
  ・増位山)を見る
視界はうっすらしていた 黄砂が飛来している影響だった
上の写真に写る畑山を大きく見る 上の写真にうつう麻生山の辺りを大きく見る
下山は縦走を続ける形で尾根を南へと歩いた コバノミツバツツジが咲く尾根道だった 石造りの標識を見た 白国登山口まで1200mだった
緩やかな尾根道が続いた 反射板が現れた 南西方向に見えていたのは姫路競馬場だった
姫路競馬場の右手に城山を見る そちらもうっすらとしていた また展望地が現れた

足下に山陽道を見


左の写真の右手、
南東方向には仁
寿山を見た
GPSを見ながら歩いて、見過ごさず保城コースに入った 登山道に落ち葉が積もっており、滑る恐れがあった 送電塔(姫路支線21番)に出会った
急斜面を下るようになって、更に慎重さを要した 広場に下り着いた 大歳神社に近い位置だった 広場からは石段を下った
ゲートは回り込んだ 県道518号線に出てきた 県道を横切って、播但線の側道に入った
側道を歩いて野里駅を目指した 野里駅に着いた 5分待つだけで姫路行きの電車が入ってきた