2018年のお盆休暇の一日は白旗山に向かったのだが、この日は朝から暑い日だった。上郡町に入って千種川沿いを北上しているときにまず目に飛び込んでくるのが生駒山。その生駒山の姿を見たとき、山頂の本丸跡が適度な木陰になっていることを思い出した。更にそこは風の通り道なのか、風に吹かれながら休めることも思い出した。そうなると気持ちは生駒山へと傾き、上郡の町並みの中へと車を進めた。生駒山南麓の羽山登山口に着くと、南麓では土砂災害が起きたのか大規模な工事が行われていた。そこで車は前回、前々回と同様にコープこうべ上郡店の駐車場の端に止めて、そこより歩き出した。羽山コースは露岩地が多いとあって直射光を受けながらの登りを覚悟していたのだが、樹林帯もあってそこは適度な木陰道になっていた。おかげでバテ気味になることも無く登って行けた。山頂が間近になると最後は丸太の階段登りだった。そして山頂に着いたときは登山口に入ってから33分が経っていた。途中二度ほど小休止をとったので、いつもより少しかかったようだった。山頂は期待通りに木陰になっており、ベンチで一休みとした。風も登っているときはほとんど受けなかったのだが山頂はやはり風があり、多少生温さはあるもののまずまず涼しさを味わえた。暑い季節とあって山上に人影は無く、パートナーと二人きりだった。暑い日でも山頂に立てば涼しい風を楽しめることに感謝しながら暫し憩いのときを過ごした。山頂で40分ほど過ごすと、下山はすんなりと往路を戻った。
(2018/8記) |