冬場にこそ楽しめる山として久々に上郡アルプスに向かったのは、2025年に入って仕事始めの週の週末、1月11日の土曜日だった。この日は上郡駅からスタートするつもりだった。但しJR利用ではなく、上郡駅前まで車で移動して、駅前の駐車場に車を止めた。駐車料金は1日止めて400円だった。駐車場を離れると生駒山を目指して適当に歩いた。前方に生駒山が見えており、それを目指すだけだった。おかげで遠回りをすることもなく羽山コースの登山口に着いた。駐車場から15分だった。この日は快晴。上空に雲は無く青空は澄んでいた。もう道なりに登って行くのみ。ひんやりとした空気は冬のハイキングならではの快さだった。岩場の登りも楽しく、登山口から32分で生駒山の山頂に立った。その山頂に立った頃より北から黒い雲が流れてきた。上空に広がってきたかと思う間もなく、太陽も隠されてしまった。その薄暗くなった山頂で小休止を終えると、いよいよ上郡アルポウスの尾根歩きだった。二の丸の位置で縦走コースに入った。鞍部へと50メートルほど下ると、大鳥山へは80メートルの登り返しだった。急坂の登りで、最後はロープを掴んで登った。大鳥山の山頂に立つと、もう空の八割方まで雲が広がっていた。雪雲が北から流れてきただけなので、いずれ青空になると思われたが、北に見える青空が頭上まで来るにはまだ時間がかかりそうだった。ちょうど昼の時間になっていたので、大鳥山の山頂で昼食タイムとした。上郡市街が足下に見えており、そちらは陽射しを受けていた。その大鳥山からは南へと下山コースに入る予定だったが、その前に西の方向の尾根続きにある三角点ピークに立ち寄ることにした。その西の尾根道に入ると、日陰に雪が残っているのを見た。緩やかに下って緩やかに登り返すと、大鳥山から14分で277mピークに着いた。277mピークには鍛冶山の名が付いており、そこに四等三角点(点名・鍛冶)を見るも、その周囲はすっかり樹林帯になっていた。1分も居らずに大鳥山へと引き返した。引き返していると陽射しを受けるようになった。漸く上空まで青空が広がってきたようだった。大鳥山に戻って来ると、すっかり明るい山頂になっていた。改めて大鳥山からの展望を楽しむと、南の方向への縦走に移った。大鳥山を鍛冶山側から眺めると双耳峰の形で見えていたのだが、そのもう一つのピークに立つと、そこも好展望地だった。その先の登山道も赤テープや標識が的確に付いており、方向を誤らずに歩けた。ただ小さなピークは幾つかあり、登っては下るの繰り返しだった。その小さなピークはいずれも好展望地だった。270mピークには大観峰の名が付いていた。その大観峰を過ぎると何度か急坂の下りがあって200mピークに着いた。そこは小美女平とされる所だが、尾根なりに南の方向に歩きそうになった。道の雰囲気が変わったので、周囲を良く見ると登山コースは東の方向を示していた。そちらが羽山に繋がる尾根だった。道なりに下って行くとまた尾根筋に出て、南に向かって歩くようになった。前方に二つのピークが見えると、奥の方が三角点がある羽山のようだった。易しい尾根道を登って下り、また登って羽山の山頂に着いた。四等三角点(点名・山野里)を持つピークだった。その頃にはまた暗い空になっていたが、振り返って見える尾根の所々には陽射しが当たっていた。羽山からははっきり下り坂になり、その途中で尾根筋から離れて左手の斜面に入った。その斜面は落ち葉が積もっており、道のはっきりしていない所もあった。そこは赤テープを慎重に追って下った。そして最後は丹東地区の住宅地に下り着いた。登山口で目にしたのは、電信柱に張られた「上郡アルプス」の張り紙だけだった。登山口の近くに道標があり、上郡駅までは700mだった。その道標が示す方向へと歩いて上郡駅を目指した。丹東公民館の前を通ると広い道に出た。その広い道を東へと歩くと、ドラッグストアのZAGZAGが見えてきた。その南隣が駐車場だった。登山口から15分かかって駐車場に到着した。
(2025/2記) |