TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
大源寺山 (鶴嘴山) 263.0m たつの市
姫路市
No.5
 だいげんじさん
貴船山    きふねやま 260.9m 姫路市 No.2
 
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2014年1月】 2014-07(TAJI&HM)
 
    林田町中構より  2014 / 1

 鶴嘴山とも呼ばれる大源寺山は東西に長い尾根を延ばしており、西は揖保川が間近に見える位置まで続き、東は貴船山の尾根に合流すると、そこは林田川が間近な位置だった。2014年1月最後の土曜日は、その尾根を歩くことにした。始めに貴船山を再訪したい気持ちが起きたのだが、それだけではもの足りないと思え、そこで大源寺山と合わせて歩こうと考えたものである。周回で歩くことが出来るのも魅力だった。なおこの二つの山を繋ぐ尾根は11年前にも歩いており、そのときは先に貴船山を登っていたので、今回は先に大源寺山を登ることにした。駐車地点については前回と同じく鴨池のそばが良さそうに思えて、まずは鴨池へと向かった。
 鴨池の北側に着くと、案内標識の立つ位置に一台分の駐車スペースを見たので、そこに駐車とした。ハイキングを始める前に鴨池の湖畔に立つことにした。風がほとんど無かったため、周囲の風景がきれいに湖面に映っていた。駐車地点を離れると、まずは大源寺山の南尾根に取り付こうと、車道を西へと歩いた。南尾根の端に着くと、そこから荒削りの作業道が始まっていた。それを登って行く。作業道はすぐに終わったので、後は尾根上を適当に登った。始めは道も無くヤブをこぐ感じだったが、登るほどに歩き易くなり、小径を辿れるようになった。展望も現れて、南に広がる神岡町の風景が眺められた。そしてほぼ大源寺山の山頂が目前になったとき、素晴らしい展望地が現れた。そこは露岩地の最上部で、南に向かって視界を遮るものは無かった。そこで少し早いものの昼休憩をすることにした。眼前に展望が広がるのは良かったが、残念なことにこの日の視界はうっすらとしており、全体にモノトーンの色調だった。休憩を済ませると山頂へと向かう。ごく僅かな距離だった。大源寺山の山頂は相変わらず木立に囲まれており、展望は無かった。そこより東へと縦走を開始した。尾根道は落ち葉に覆われており、その踏み心地を味わいながら歩いた。貴船山の手前の鞍部までに幾つかピークを越すことになり、三つ目のピークの標高は230mほどで東西に細長いピークだった。そこまで来ると、貴船山が木立の隙間から眺められるようになった。鞍部に着くとそこは峠になっており、峠道が南北に走っていた。その峠道の北側を見ると、その先は林道になっていた。南に歩けば鴨池の近くに出るので、そちらは下山で歩く予定だった。貴船山に向かうべく、東へと登り返した。そちらにははっきりとした小径は無く、斜面を適当に登ることになった。やや急坂を登って主尾根に出ると、そこで尾根道に出会った。そこからは南へと尾根を辿ることになるが、もう緩やかな道で、主尾根に着いてから7分で貴船山の山頂に到着となった。前回の記憶は薄らいでいたが、やはり展望の悪い山頂で、僅かに東の方向に伊勢山が眺められる程度だった。小休止を済ませると、尾根道を引き返した。そして鞍部まで戻って来ると、下山すべく南の方向へと谷間の道を辿った。以前は峠道としてよく歩かれていたのだろうが、歩く人がほとんど無くなって荒れ道に変わってきたとの印象を受けた。道幅は十分にあり、緩やかに下って行くと溜め池が現れた。そのほとりに立った後また道を辿ると、程なくゲートが現れた。ゲートの先で車道に出ることになり、そこから鴨池は目と鼻の先だった。朝は穏やかに晴れていた空も、その頃にはすっかり薄曇りに変わっていた。
(2014/4記)(2021/2改訂)
<登山日> 2014年1月25日 10:15鴨池のそばよりスタート/10:22大源寺山の南尾根に取り付く/10:57〜11:11大源寺山手前の岩場で休憩/11:13大源寺山/11:37[230m]ピーク/11:54鞍部(峠)/12:11〜18貴船山/12:43鞍部(峠)/13:02ゲート/13:07エンド。
(天気) 朝は薄曇りから薄晴れと言った空で、ときに柔らかい陽射しを受けた。山上の気温は13℃ほどで、風はほとんど無かった。視界はうっすらとしていた。11時を過ぎると、次第に薄曇りに変わってきた。そして下山を終えたときは、ほぼ曇り空になっていた。
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 車は鴨池のそばに
 止めた

   先に鴨池の湖畔に
   立って静かな湖面
   を眺めた
湖畔から伊勢山を眺めた 北東間近に貴船山の姿を見る 鴨池を後にしてハイキングを開始した
歩いていると、別の溜め池を左手に見た 大源寺山の南尾根に取り付いた 荒れた作業道を登って行く

 後方に展望が広が
 り出した

   すぐに作業道は終
   わったので、後は
   尾根上を適当に登
   った
樹間を通して北東に貴船山の姿を見る 次第に歩き易くなった シダの茂る所を通ったが、すぐに終わった

 次第に展望も良く
 なってきた

 前方に大源寺山
 の山頂が望めた
山頂が近づくと、更に歩き易くなった 山頂の手前で岩場が現れた 岩場の最上部に出ると、そこは最高の展望地だった

 この風景を見なが
 ら少し早いが昼休
 憩とした 遠方が
 うっすらとしてい
 たのは残念だった

 上の写真に写るト
 ンガリ山の尾根を
 大きく見る

     上の写真の右に写
     る新龍アルプスの
     尾根を見る

 休憩後、山頂へと
 向かった

 数分で大源寺山の
 山頂に着いた

 相変わらず展望は
 悪かった
山頂の四等三角点(点名・池ノ内)を見る すぐに北東方向へと縦走に移った 尾根の先に、少し離れて北山が見えていた
シダが現れたが、道ははっきりしていた 緩やかな尾根ながらも小さなピークを幾つか越
えた
230mピークへと登る
230mピークの一端に着いた 230mピークは細長いピークだった 木立の隙間から貴船山が望めた
ちょっとヤブっぽい所を通った 常緑樹で赤い実を付けているのはクロガネモチか 貴船山の手前の鞍部へと下る
鞍部に着くと、そこには南北に峠道が通ってい
たその峠道を横切って貴船山に向かった
峠道が尾根を寸断しているのを見る 貴船山の方向には、はっきりとした小径が見え
なかったため、登り易い所を選んで登った
樹間が空いており、無理なく登って行けた 峠から6分ほどで主尾根に着いた  後は主尾根を南へと歩いて行くだけだった
前方の少し高いピークが貴船山だった この尾根道も歩き易かった 貴船山の山頂が目前になった

 山頂に着いて四等
 三角点(点名・宮
 垣内)を見る

   相変わらず展望の
   悪い山頂のため、
   木に登って東に展
   望を得た
伊勢山を大きく見る 山頂を囲む雑木を眺めた 下山は登ってきた道を引き返す

 尾根を離れる位置
 まで来たときに少
 し辺りを探ると、
 北東に葛城山が望
 めた

 葛城山を大きく見
 る
北には北山の姿を木立の間から見た 主尾根を離れて峠方向へと下った 少し北の方向に逸れて下ってしまった 峠に向かう
林道を歩くようになると、峠は近かった 峠の位置まで戻ってきた 峠を越すと幅広の道となった
前回と比べて、少し荒れてきている印象を受けた ほぼ平易な道として続いた 溜め池のそばに出てきた
溜め池から先は車道になっていた 一般道に出る前にゲートが待っていた 一般道に出ると、駐車地点までは僅かな距離だった