TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
大源寺山(鶴嘴山) 263.0m
No.7 姫路市・たつの市
貴船山 260.9m
  No.3 姫路市
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2020年11月】 2020-182(TAJI&HM)
 
    《大源寺山》 神岡町野部より  2020 / 11 《貴船山》 神岡町野部より  2020 / 11

 林田町の貴船山を久々に登ろうと向かったのは2020年11月の文化の日だった。山頂に展望の無いことは分かっていたので、尾根続きである大源寺山も登って、展望はそちらで楽しむことにした。そこでスタート地点は大源寺山に近い大源寺鶴嘴里山公園の林間広場とした。公園の遊歩道を登って尾根に向かうのだが、約一年前に登っていた遊歩道は一夏で更にヤブ化が進んでおり、ススキのヤブコギで登ることになった。この日は快晴とあってススキは朝露に濡れており、更にやっかいだった。ススキ帯を過ぎるとシダヤブだった。それも登るにつれてヤブは無くなり、尾根が近づく頃には歩き易くなっていた。ただ遊歩道の面影はほぼ無くなっていた。尾根に出ると、いつもの気持ちの良い尾根歩きだった。11月に入ったばかりとあって尾根の木々はまだまだ青々としており、色付いているのは一部の木のみだった。タイコ岩が近づくと露岩歩きとなり、南の方向に展望が広がった。タイコ岩に着いたときは正午には今少し時間があったので、昼休憩は大源寺山でとろうと僅かな休憩だけで尾根歩きの続きに入った。大源寺山の手前にも展望の露岩地があり、そこを過ぎて山頂に立つと、すぐに引き返して露岩地で昼休憩とした。この日の視界は悪くはなく、瀬戸の島々もはっきり見えていた。大源寺山で休んでいたのは15分ほど。大源寺山の山頂に改めて立つと、そこから北東へと尾根歩きの続きに移った。少しマイナーな感じにはなったが、小径は続いており目印テープを点々と見た。次の240mピークからは北の方向へと歩き、60mほど下って50mほど登り返すと、そこは230mピークの南端の位置で、そこから300mほどはほぼ平坦になっていた。その先で60mほど下って鞍部に着くと、そこを横切る幅広の道があり、左手に向かえば東山公園に通じている標識が立っていた。右手は鴨池に通じており、そちらを下山コースと考えていた。鞍部からは貴船山を目指して東の方向へと登り返した。小径は見なかったが、ヤブの箇所は無く適当に登って行けた。80mほど登り返すと貴船山山頂の北端に出た。そこからはゆったりとした道が南端の三角点ピークまで続いていた。ほぼ平坦な道を歩いて三角点ピークに立った。6年ぶりの山頂だったが、以前と変わらず展望は無かった。いわゆる三角点ハントをしただけとなり、すぐに引き返した。そして鞍部まで戻ると、そこからは南へと幅広の道を歩いた。以前は林道として使われていたのだろうが、既に廃道状態となっており、小石が多くあって歩き難かった。15分ほど歩いて溜め池のそばに出ると、そこから僅かな距離で車道に出た。その車道は近畿自然歩道でもあるので、舗装路ではあるものの鴨池辺りの雰囲気は悪くなかった。小さな尾根を越すと緩やかな下り坂となり、舗装路歩きを30分ほど続けた後、林間広場に戻ってきた。
(2021/2記)
<登山日> 2020年11月3日 11:06林間広場スタート/11:23尾根に出る/11:28〜35タイコ岩/11:44〜12:00大源寺山/12:40貴船山手前の鞍部/12:56〜13:01貴船山/13:16貴船山手前の鞍部/13:34車道に出る/14:03林間広場エンド。
(天気) 始めは快晴だったが徐々に雲が増えてきて、陽射しが現れたり消えたりを繰り返していた。大源寺山の気温は21℃、冷たさのある風を少し受けた。午後は気温が少し下がって、貴船山では17℃になっていた。視界はまずまず良かった。下山を終えたときは、空の半分まで雲がひろがっていた。
<< Photo Album 2020/11/03 >>
神岡町を走っていると、この日に登る尾根がすっきりと眺められた 林間広場に車を止めてスタートした
林間広場の一隅に公園の石碑を見た すぐにタイコ岩コースに入った コースは一年前よりも更にヤブ化が進んでいた
シダヤブになっている所も現れた 登るうちに徐々にヤブの度合いは減ってきた ヤブを抜け出ると、以前の遊歩道の名残を見た
後ろから付いてくるパートナーを振り返った 前方に尾根が見えてきた 漸く遊歩道を歩いている雰囲気となった
尾根に着くと、右手はタイコ岩で左手は屏風岩だった タイコ岩の方向へと歩いて行く 露岩地を歩くようになった
露岩地歩きのまま、尾根の傾斜が増してきた 210mピークが目前になった 210mピークの大岩がタイコ岩だった
タイコ岩に着いて大源寺山が望めた 休むうちに大源寺山全体に陽射しが当たった
タイコ岩の展望は以前と変わらず素晴らしかった 南東から南西にかけてを見る
新龍アルプスの尾根がすっきりと眺められた
上の写真に写る祇園嶽を大きく見る タイコ岩を離れて大源寺山に向かった 露岩地を歩く

陽射しは現れたり
消えたりで、明る
い中で山頂に近づ
いた

山頂が間近になっ
て広い露岩地が現
れた
タイコ岩と同じく南の方向が広く眺められた 大源寺山の山頂に着いた

(←)
大源寺山の山頂も
展望が良かった

 (→)
  東の方向を眺めた

(←)
伊勢山の右手後
方に谷山を見る

  (→)
  鶏籠山の背後に
  御津山脈を見た
山頂からタイコ岩を見る トンガリ山の左手後方に見えたのは高御位山だった 金輪山を大きく見る
四等三角点(点名・池ノ内)を見る 山頂を離れて北東に向かった やや急坂があり、そこにはロープが張られていた
概ね緩やかな尾根歩きだった 木々の空いた所より、北西に高倉山を見た これから向かう貴船山をはっきり見た
230mピークとの鞍部へと下って行く 230mピークへと登り返す 平坦な尾根を北へと歩いた 東に貴船山を見た
暫く平坦な尾根歩きだった 鞍部へと下りてきた そこに峠道を見た 北に向かえば東山公園に出られるようだった
先ほど建っていた大源寺山は鶴嘴山とされていた 鴨池に出られる道は幅広だった 下山で歩く予定だった 東の斜面を登って行く 小径は見えず適当に登ったが、歩き難さはなかった
まだ紅葉が残っていた 尾根に出ると南へと歩いて貴船山山頂を目指した ごく緩やかな尾根歩きで山頂に近づいた

貴船山の山頂に着
いた

樹林に囲まれてお
り、以前と変わら
ず展望は無かった
山頂に四等三角点(点名・宮垣内)を見る 少時の休憩で引き返した 尾根で展望を探すと、葛城山の尾根が眺められた
尾根を離れて峠に通じる斜面に入った 峠に出ると、鴨池を目指して南の道に入った 以前は林道だったのだろうが、廃道になっていた

林道は草に覆われ
て優しい風景にな
っていたが、モコ
モコしており歩き
難さがあった

溜め池のそばに出
てきた
溜め池の先は車の通った跡があった 車道に出るとき、ネットを通った 車道に出ると、南西へと歩いて行った

鴨池のそばを通っ


暫く車道歩きだっ
たが、通る車は少
なかった
小さな尾根を越して下り坂に入ると、奥池を見た 右手にタイコ岩と大源寺山の並ぶ姿を見た この野森稲荷神社まで来れば林間広場は近かった