TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨編
 
天雲山    てんうんざん 270m 加西市
点名・大内 301.0m
 
 
1/2.5万地図 : 北条
 
【2016年11月】 2016-112(TAJI&HM)
 
   万願寺川の近くより  2016 / 11

 加西市大内町に天雲山と呼ばれる山があることを知って興味を持ったが、「北条」の地図を開いてもどこを指しているのかはっきり分からなかった。それでも大内町を眺めて、大内町から301mピークに至る尾根の小ピークとにらんだ。その尾根をよく見ると、尾根の途中に270mの等高線まで描かれた小さなピークが確認出来た。それが天雲山と想定すると、実際に確かめたくなった。
 向かったのは2016年11月3日の文化の日のこと。この日は澄んだ秋晴れで、天雲山だけではもったいないと、足慣らしとばかりに近くの寺山で散歩のようなミニハイキングを楽しんだ。そして天雲山へと移動したので、大内町に着いたときは11時20分になっていた。登山コースに関する知識は全く無かったので、まずは駐車出来そうな所を探すことにした。そして駐車地点としたのは天雲山の東麓側にあった墓地の一角だった。始めはそこから大内町の集落に向かうつもりだったが、その墓地の位置からは尾根が間近に見えていたので、ヤブであっても適当に斜面を登って尾根を目指すことにした。但し山裾は害獣避けとして鉄条網の柵が巡っていたので、まずはそれを越さなければならなかった。そこで柵沿いを南へと歩いたところ、すぐにゲートが現れてあっさり中に入ることが出来た。その辺りは竹林になっており、竹林を適当に抜けるとすぐに支尾根に取り付けた。雑木帯の支尾根で樹間は空いており、無理なく登って行けた。支尾根を辿るうちに登る方向は西になり、その途中で突然のように祠に出会った。どうやら以前はよく歩かれていた尾根のようだった。祠を過ぎると尾根道を歩くようになり、傾斜が増してきたのでそこはしっかりと登って行くと、前方が開けてきた。そして小ピークに着いた。そこは裸地として開けており、東に向かって好展望が広がっていた。またベンチが二つ置かれていた。標識を見なかったものの、どうやらそこが天雲山のピークと思われた。予想通り地図では等高線で270mの位置だった。12時前になっていたことでもあり、ベンチに腰掛けて展望を楽しみながら昼休憩とした。天雲山からは北西から北に向かっての展望もあって、深山や笠形山が望めた。昼食を済ませると、尾根道のままに南へと歩いた。その南の方向に尾根の最高点となる301mピークがあるので、そこに立つつもりだった。緩やかな尾根道で気楽に歩けたが、終始雑木に囲まれて展望は良いとは言えなかった。301mピークまで天雲山から15分ほどだった。そこに三等三角点(点名・大内)を見るものの展望は無かった。尾根を南へと歩くのはそこまでとして、すぐに引き返した。次の興味は登山口がどこかと言うことだった。天雲山のピークを過ぎると道幅は広くなり無線塔が現れた。そこからは下る方向が北東となり、更に道幅が広がった。道が広くなったのは良かったが、地肌がむき出しでけっこう滑り易かった。そのため足下にずっと注意しながらの下りだった。麓が近づくとゲートが現れ、それを越した先で四等三角点(点名・五社神社)を見た。ほぼ麓まで下りてきたとき、右手に神社が見えた。その神社への道には入らず直進すると、道は二手に分かれた。そこを右手の道に入ると祠が現れて、その先で広い道に合流した。そこに標柱が立っており、「天雲山遊歩道」と書かれていた。どうやら天雲山の登山口はそこのようだった。今下って道は遊歩道と整備されたようだったが、どうも遊歩道と呼ぶには無理があるのではと思えた。その後は五社神社に立ち寄り、そして大内の集落を抜けて駐車地点となる墓地に戻って行った。
(2016/11記)(2020/5改訂)
<登山日> 2016年11月3日 11:27東麓の墓地よりスタート/11:43祠/11:52〜12:17天雲山/12:33〜39点名・大内/12:53天雲山/13:14五社神社/13:28エンド。
(天気) 空の半分ほどを雲が占めていたが、晴れと呼べる空だった。山上の気温は17℃ほどで、風は無かった。視界は良かった。
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大内町の墓地より尾根の方向に向かった 墓地の一番奥から北東方向を眺めた 山裾は鉄条網の柵が巡っていた
すぐにゲートが現れて、中に入ることが出来た 程なく支尾根を辿れるようになった 樹間が空いていたので、ヤブの感じは無かった
シダが現れるも、巻くことが出来た 登る方向が西となり、少し灌木ヤブとなった 少しずつ歩き易くなった
突然のように祠が現れた 祠を過ぎると尾根道を辿れるようになった シダが現れるもヤブにはならなかった

前方が開けてきた


  小さなピークに着
  いた そこが天雲
  山のようだった
東に向かって好展望が広がっていた 昼どきでもあったので、この風景を見ながら昼休憩とした
鎌倉山の山頂は見えていなかった 西光寺山を大きく見る 三草山を大きく見る

 雄岡山と雌岡山の
 並ぶ姿を見る

 志方城山を大きく
 見る

 北西から北にかけて
 も眺められた


   笠形山を大きく見る
休むうちに深山に陽射しが当たってきた 天雲山での休憩を終えると301mピークに向
かった
始めにシダのはびこる所を通った
すぐに歩き易くなった 前方に301mピークが見えてきた 緩やかな尾根道だった
紅葉の進んだ木を見かけた 次第に登り坂になってきた ピークに着くかと思ったが、今少し歩くことに
なった

 緩やかな道の先に
 301mピークが
 見えてきた

 301mピークに
 着いた 開けてい
 たが周囲は樹林が
 囲んでいた
三等三角点(点名・大内)を見る すぐに301mピークを離れて引き返した また緩やかな尾根歩きだった
この帰路では前方に笠形山を見ることがあった 左手から別の登山道が合流した 前方に天雲山が見えてきた
天雲山が近づいてきた この日、二度目の天雲山に立った 天雲山を離れて尾根道の続きに入った
道幅が広くなった 無線塔が現れた 振り返って天雲山を眺めた
無線塔からは下る方向が北東となった 道幅が一段と広くなった 登山道のそばで何度かベンチを見た
麓が近くなって害獣避けゲートが現れた ゲートの先で四等三角点(点名・五社神社)が
現れた
竹林を通った

 祠のそばに出てきた


   広い道に出ると「天
   雲山遊歩道入口」の
   標識が立っていた
集落に向かわず五社神社に向かった 五社神社の前に立った 大内の集落を抜けて駐車地点に向かった

 農家の前で牛が繋
 がれていた

 天雲山の右手前に
 駐車地点の墓地が
 見えてきた