TAJIHM の 兵庫の山めぐり <東播磨編
 
志方城山  (中道子山) 271.2m 加古川市
しかたしろやま      ちゅうどうしさん
1/2.5万地図 : 加古川
 
【2017年4月】 No.4 2017-39(TAJI)
 
    志方町高畑より  2017 / 4

 志方城山は2017年2月にちょっと変則的な登り方をして西尾根に上がったが、そこにはっきりとした尾根道があって楽々と山頂に立てた。その尾根道がどこに通じているのかに興味が湧いてきて、山頂から西尾根をずっと辿ってみたくなった。そこで二ヶ月後の4月に改めて志方城山に向かった。4月の第二土曜日のことで、この週は一気に気温が上がって桜はいっせいに開花期を迎えた。それがあってこの日パートナーは女性グループで花見に出かけてしまったので、単独で向かうことになった。午後から雨の予想だったが上空は薄曇り程度で、雨の降りそうな気配は無かった。登山口駐車場に着くと、山頂そばで行われている工事のためか、中型トラック3台が駐車場を塞いでいた。それでも何とか余ったスペースに車を止めた。この日は往路コースとして前回とは逆回りの形で登ることにした。林道を歩き出すと、桜が満開だった。桜だけでなくコバノミツバツツジも満開のものがあり、足下では転々とスミレの花を見かけた。毘沙門岩が現れると、そのそばから旧道コースが始まっていたが、その先にも小径がありクサリ場コースの文字を見たので、そちらを登ってみることにした。ロープも張られた急斜面だったが、何のことはないすぐに旧道コースに合流した。そして程なくクサリ場コースが分かれて、そちらに入った。すぐに小毘沙門岩が現れ、その先からクサリ場が現れた。ロープも張られており、それを掴みながら登った。途中の岩場は展望地で、そこに立ってみたものの南に広がる風景は強いモヤの視界のため、近くの飯盛山でもごくうっすらとしか見えなかった。急坂を登りきって旧道コースに合流すると、さほど歩かずメインコースに合流した。メインコースに平行するように山頂そばの工事現場まで荷揚げ用のモノレールが敷設されており、ちょうど運搬車が走っていた。時速1km程度で、歩くよりもずっと遅いスピードだった。山頂の城山公園に出たときは薄晴れの空になっており、気温は26℃まで上がっていた。柔らかい陽射しを受けることになったが、けっこう暑さを感じた。公園でも桜が満開になっており、その桜を眺めながらベンチに座って昼休憩とした。モヤの強い視界で展望は楽しめないとあって、昼食を済ませるとすぐに尾根歩きに移った。モノレールを跨いで西へと歩き、四国八十八カ所巡りの中を通って「七ツ池」と書かれた尾根コースに入った。ごく易しい尾根道を歩いて行く。始めは城跡の領域で、井戸跡のそばを通り、搦手門跡や堀切跡を通った。周囲は樹林が囲むとあって展望の無いまま西へと緩く下って行くと、途中から上り坂になった。前回はその辺りで尾根道に合流したはずだった。上り坂を登りきるとそこは220mピークで、下り坂に入ったとき左手に小径が分かれた。そちらに展望地があるようだったので寄り道してみると、すぐに岩場が現れて南に向かって好展望が得られた。あいにくモヤの強い視界のためにうっすらとした風景だったが、視界が良ければ十分に楽しめそうだった。尾根道に戻って少し下ると、北の方向となる右手に小径が分かれた。そちらに向かえば上ノ池に出られるようだった。尾根道を更に進むと、周囲にシダが増えてマイナーな雰囲気となってきた。それでも道ははっきりしていたので、歩くことに問題は無かった。また右手に小径が分かれて、そちらの道は七ツ池コースと書かれていた。そして真っ直ぐ北西に向かう道は城山台コースと書かれていた。あくまでも北西へと歩いて行くと小さな広場が現れて、共同アンテナが建っていた。その先で現れたのが配水池で、そこで道は二手に分かれた。どちらも北西に向かっていたが、北寄りの方を選んで下ると程なく前方が見通せるようになり、北向かいの尾根やその右手に七ツ池も見えていた。その辺りから急坂になり、慎重に下ると県道118号線に下り着いた。そこに立っていた標識を見ると、どうも下ってきたコースはアンテナのケーブルが敷設されているようで、立入禁止になっていた。どうやら配水池で分かれたもう一方の道が正しかったようである。車道沿いの歩道を南へと歩いて細工所橋のそばに出ると、橋を渡って駐車場の方向に向かった。そこまで来ると城山登山口の標識が現れたので、それに従って歩いた。標識は点々とあり、地図を見なくても正しく歩いて行けた。途中には安楽寺や五輪塔があったので、少し足を止めたりしながら登山口駐車場へと戻って行った。
(2017/4記)(2020/4改訂)
<登山日> 2017年4月8日 11:18登山口駐車場スタート/11:31クサリ場コースに入る/11:42旧道コースに合流/11:51〜12:11山頂/12:31[220m]ピーク/13:07県道に下り着く/13:11細工所橋/13:32エンド。
(天気) 始めは薄曇りの空だったが、山頂に着く頃には薄晴れになっていた。山頂の気温は26℃で、陽射しが暑かった。風はほとんど無し。空気はさっぱりとしていた。モヤの強い視界で、近くもうっすらとしていた。下山するうちに薄曇りから曇りへと変わってきた。駐車場に戻ってきた直後より小雨が降り出した。
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登山口駐車場の桜が満開だった そばの広場でも桜は見頃になっていた 林道に入ると工事のためか車止めポールは抜かれていた
まずは東へと林道を歩いて行った 足下ではスミレがよく咲いていた 桜が現れると、どの木も満開だった
満開のコバノミツバツツジを見る 林道は緩やかに続いた 毘沙門岩を見上げる位置まで来た
その位置から旧道コースが始まっていた 旧道コースの少し先にクサリ場コースの登山口があった クサリ場コースに入ると、ロープを掴んで登ることに
なった
何のことはない すぐに旧道コースに合流した 旧道コースを登って行く 程よい里山道だった 白いスミレが咲いていた
正しいクサリ場コースが分かれたので、そちらに入った 小毘沙門岩のそばを通った クサリ場が現れて、クサリを掴んで登った

 展望地に出たが
 この日の視界は
 悪かった

 急斜面をロープを
 頼りに登った
旧道コースに合流した すぐにメインコースに合流する この日、モノレールは作業に使われていた
モノレールの下を潜ることになった 二の丸跡に建つ反射板を見る この坂を登れば山頂の城山公園だった

 後ろを振り返ると
 先ほどの運搬車が
 まだのろのろと動
 いていた


   城山公園に人影は
   なく、静かだった
山頂の桜も満開だった 花の咲き具合を見ると、ちょうど見頃と思えた 一等三角点(点名 ・志方城山)を見る
権現池の方向を見る 本当に視界は悪かった 昼食を済ませると、すぐに山頂を離れた 尾根道に向かうべく、モノレールを跨いだ
西側のピークに入った そちらは四国八十八カ所巡りが作られていた 尾根コースの入口に着いた
近くに見たのは井戸跡だった 尾根コースは七ツ池まで1.8kmだった 城跡が続いて、ここは搦手門跡だった
堀切跡を通った 城跡のエリアは終わったようで易しい尾根歩きとなった この尾根でもコバノミツバツツジが咲いていた
オリエンテーリングの標識を見た 上り坂が現れた 登りきった所が220mピークだった 下り坂に入ったとき、左手に「寄り道」が分かれた
寄り道に入ると、すぐに露岩地が現れた そこは素晴らしい展望地だった 視界の良い日に改めて立ってみたいと思った
高御位山を大きく見る 上の写真の右手を見る
露岩地から220mピークの方向を眺めた 尾根道に戻ると、右手に上ノ池への小径が分かれた シダが現れてマイナーな雰囲気となってきた

 また右手に小径が
 分かれた そちら
 は下ノ池に出る道
 と思われた

 あくまでも北西へ
 と真っ直ぐ下った

 そちらは城山台へ
 の道だった
広場が現れると、共同アンテナが建っていた ツツジの花が登山道を点々と飾っていた 易しい道が続いた

 配水池が現れて
 そこで道は二手
 に分かれた

 右手の道を進むと
 前方を眺められる
 ときがあり、城山
 台に向かっていた
次第に傾斜が増してきた 最後は手摺りに掴まって下った 麓に着いてみると、下った道は立入禁止だった
そこは県道118号線で、歩道を南へと歩いた 道そばで見事な桜を見た 細工所橋の位置で県道を離れて登山口に向かった
案内標識が現れたので、それに従って歩いた 標識は点々とあり、地図を見なくとも正しく歩けた 安楽寺の前を通った
安楽寺のそばで五輪塔を見た 志方城山の尾根を眺めた 車道歩きを25分ほど続けて、登山口に戻って来た