志方城山は車道を終点まで歩くと、その先は階段状の遊歩道が山頂まで続いており、駐車場から40分ほどで山頂に立てる山である。この日は2021年6月の第三金曜日。梅雨の最中で、午前こそ曇り空だったが午後からは雨の予想だった。そこで午前中だけでも体を動かそうと向かったのが志方城山だった。4年ぶりの志方城山は、ごく易しく登ることにした。メインコースと言える林道を終点まで歩くと、後は階段状の遊歩道で山頂へと向かった。途中で反射板に立ち寄ったが、それでも駐車場から予定通り40分で中道子山城跡が広がる城山山頂に着いた。本丸跡だった。6月の山頂はすっかり雑草が茂っており、少々雑然としていた。展望も梅雨空の下ではうっすらとしており、楽しめるとは言えなかった。山頂で少時休むと、本丸跡を離れて山頂部の西に作られた八十八カ所巡りのコースに入った。その散策を楽しんでいると、はや雨粒が落ちてきた。それをしおに散策を切り上げて下山に移った。下山は始めの予定では旧道コースを下ることにしていたのだが、急坂は滑り易くなっていた上に雨となったことで、易しい往路コースを戻ることにした。その下山中、階段の遊歩道を下っていると雨が強くなってきた。その後は傘を差しての下山となった。
(2021/7記) |