この日は先に加西市上野町の三津山を登っており、そこの下山を終えてから志方城山へと向かった。城山の駐車場に着いたときは11時半となっていたので、駐車場には数台の車が止まっていた。この日の予定コースは前回と同じく林道と言うか山裾の舗装路を終点まで歩き、そこからは遊歩道で山頂へと向かうもので、それをピストンすることにした。いわゆる一番簡単なコースだった。舗装道は木陰になっている所が多く、さほど暑さを感じずに終点に着いた。そこには工事の車が数台止まっており、作業員が昼食をとっていた。そして終点位置から始まる階段状の遊歩道には、モノレールの軌道が設置されていた。5年前と同様に山上で工事が行われているようだった。遊歩道は人が歩けるスペースは確保されていたので、特に問題無く登って行けた。その階段を15分ほど登って城跡に入ると、5年前に作られた通信設備の近くで工事が行われていた。どうやら増設工事が行われているようだった。その位置からは山頂までごく僅かな距離だった。山頂の広場に出ると、そこは陽射しをたっぷり受けていた。木陰で休みたいと広場を眺めると、南東の位置、そこは幾つかベンチが置かれているのだが、そのベンチが木陰に設置されていた。おかげで涼しい中で休むことが出来た。気付いたのは展望が良くなっていることで、北東から南、南西へと広く眺めることが出来た。どうやら視界を妨げていた木が伐られたようだった。遠くは六甲連山、足下には権現湖、そして淡路島と、十分に満足出来る眺めだった。山頂で30分ほど過ごすと、予定通り往路を引き返して駐車地点へと戻って行った。
(2022/6記) |