◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <淡路編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
南辺寺山 なんべいじさん | 274.3m | 南あわじ市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 福良 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2016年10月】 | 2016-102(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
南あわじ市賀集より 2016 / 10 |
南辺寺山は南あわじ市の中央より少し西寄り位置する300mに満たない山だが、地図を見ると山名は載っておらず三角点記号が付いているだけだった。その南辺寺山は山頂近くに南辺寺が建っており、そこまで車道があるだけでなく、山頂まで通じているので登山対象としては面白味が無いと思えたが、展望を楽しめる山ではと思えたとき、登ってみたくなった。そこでハイキングの対象とすべく、麓から車道を歩いて山頂に立つことにした。 向かったのは2016年10月の体育の日で、この日は晴天特異日と言われるだけに、2016年も晴れだった。この日の午前中は三坂山に登っており、午後に登る山として南辺寺山に向かった。午前こそ雲の多い空だったが、昼を回って快晴となっていた。しかも澄んだ空だった。国道28号線を走って福良の町が近づくと、南辺寺山の国道標識が現れた。地元では名の通っている山のようだった。その標識に従うと護国寺の前に出た。近くには我賀集八幡宮もあり、どちらにも駐車場があったので護国寺側の駐車場に車を止めた。始めに護国寺を訪れた後、賀集八幡宮のそばを通って南辺寺山に向かった。車道は舗装路で、すぐに林道の様相となったが、道そばには点々と石仏が置かれており参道の雰囲気もあった。その石仏も登るほどにいつしか見られなくなった。もう林道歩きと言ってよく、そのなだらかな舗装路を気楽に登った。一度展望が現れて東の方向が眺められると、そこに先山の姿が認められた。それも中腹を過ぎると樹林に切れ目がなくなり、ただ黙々と登るだけとなった。そして山頂まで標高にして50mほどとなったとき、左手に石段が現れた。その石段を登った先が南辺寺だった。そのときちょっとしたアクシデントが起きた。なぜか境内に入口にミツバチの巣箱が置かれており、それを知らずに近づいたため、ハチに腕を刺されてしまった。あわてて離れたが、すぐに痛みと共に腕が腫れてきた。もう南辺寺で憩う気は無くなり、すぐに林道に戻った。そして腕の痛みを我慢しながら山頂へと近づいた。そして南辺寺から8分で山頂到着となった。山頂は木が着られて地肌がむき出しの広場になっており、開墾地に来たような雰囲気だった。そこに三角点が無かったため暫く三角点探しをすることになった。そして車道があるままに東へと下ってみると、公園風になった所が現れた。そこに三角点は無かったが、銅像とその謂われが書かれた石碑が建っていた。銅像は森勝氏のもので、旧南淡町の町長として町に大きな功績を残したようだった。他にもベンチも置かれていたが、銅像の周りを始めとしてヤブに戻ろうとしていた。それでもそこは好展望地で、東から南東にかけて広く眺められた。先山だけでなく、諭鶴羽山から柏原山までの尾根も眺められた。展望に満足して、改めて三角点を探した。その三角点は最高点で見つけることになったが、そこは笹ヤブになっており、二等三角点(点名・南遍寺山)はすっかり笹に隠されていた。その三角点のそばにも南淡自然八景の石碑やベンチが置かれていたので、そこも以前は公園風になっていたと思われた。これで南辺寺山に思いを残すことは無く下山に移った。下山は往路として歩いてきた舗装林道を再び歩くことにした。緩やかな上に下る一方とあって散歩のようなものだった。山上で休んでいるときに南辺寺山の地図を改めて眺めたのだが、麓近くにも四等三角点(点名・護国寺1)のあることに気付いたので、それに注意して下って行くと、道そばに意外と分かり易い姿で確認することが出来た。後は護国寺境内に再び入り、そして駐車地点へと戻って行った。 (2016/10記)(2022/10写真改訂) |
<登山日> | 2016年10月10日 | 13:03護国寺駐車場スタート/13:42〜48南辺寺/13:56〜14:34山頂/15:16エンド。 | |
(天気) | 快晴。雲は僅かで、鱗雲がきれいだった。山頂の気温は23℃で、湿度は低く空気が爽やかだった。弱く吹く風が快かった。視界は良く澄んでいた。 | ||
<< Photo Album 2016/10/10 >> |
---|