明石海峡大橋の通行料が2014年3月から大幅値下げになったことを受けて、久々に淡路島の山を登ってみたいと思うようになった。そこで以前から再訪を考えていた柏原山に向かおうと考えたのだが、柏原山は山頂そばまで車道が通じており、短時間のハイキングで終わりそうだった。そこで柏原山に登る前に、手頃な山をもう一つ登ることにした。柏原山から離れた山には登りたくなかったので、2万5千分の1の地図「広田」で探してみると、まだ登っていない山として感応寺山が目に付いた。その感応寺山について調べてみると、南麓の淡路ふれあい公園から登山道があるようだった。情報としてはそれで十分で、感応寺山で決定とした。
淡路鳴門自動車道を洲本ICで降りると、国道28号線を西へと走った。すぐに淡路ふれあい公園の標識が現れたので、後は標識に従って走るだけだった。淡路鳴門自動車道の下を潜って、すんなりと淡路ふれあい公園に着いた。公園内には幾つか駐車場があったが、一番山に近い位置に車を止めた。感応寺山が間近に見えていた。その感応寺山への登山道がすぐに見つかるのかと心配しながら山裾に近づくと、そこに丸太の階段道が始まっているのを見た。何ともあっさりとハイキング開始となった。そのハイキングの様子は下の写真帳を見ていただくとして、往路、復路共に「光と風の小径」を歩いた。但し、全く同じ所を歩いたのでは無く、往路では途中で東屋が建つ場所に寄り道をした。また山頂が近くなって感応寺古道が分岐したとき、古道を歩いて山頂に立った。そして帰路は山頂から終始「光と風の小径」を歩いて戻った。展望の良いコースで、東屋でも途中の尾根でも展望があり、中でも山頂が一番の展望地だった。広々と眺められたのは南の方向で、柏原山から兜布丸山、諭鶴羽山と、淡路南部の山並みが一望だった。西も阿那賀の尾根が見えていた。感応寺山の近くには先山があるが、先山は展望に恵まれない山なので、それに不満を持つ人は、ぜひ感応寺山も登ってもらいたいと思ったものだった。
(2014/11記)(2020/12改訂) |