TAJIHM の 兵庫の山めぐり <摂津
 
石切山    いしきりやま 283.7m 宝塚市
釣鐘山    つりがねやま 205m
1/2.5万地図 : 伊丹/広根
 
【2014年12月】 2014-1119(TAJI)
 
   猪名川に架かる軍行橋より  2014 / 12

 JR北伊丹駅の近くで仕事があり、それが午後の2時頃までかかりそうだった。休日のためその後は直帰する予定だったのだが、ただそのまま帰るのはもったいなく残りの時間で近くの山を登ることにした。その近くの山として手頃に思えたのが釣鐘山から石切山へと続く尾根だった。
 その北伊丹駅の近くで仕事があったのは2014年12月27日のことだった。予定通りに14時前までに仕事が終わると、後は同僚にまかせてこちらは釣鐘山の近くまで電車で移動することにした。移動と言っても北伊丹駅から隣の川西池田駅まで一駅だった。川西池田駅を出たのは14時10分のこと。地図は持っていたものの、町中は適当に歩くしかなかった。前方に見える釣鐘山を目指して歩いていると次第に上り坂となったが、周りは相変わらずの住宅地だった。標識が無いだけでなく道は真っ直ぐとは言えず、次第に西へと逸れて前方に宝塚大学が見えてきた。地図を見ると南東側に登山道があるように思えたので右手に軌道修正するも、住宅地は入り組んでおり容易ではなかった。そこでそのまま一番高い位置の住宅を目指すことにしたが、住宅地の道は急坂になってきた。ここまで山を削って住宅地にしなくてもと思ってしまった。とにかく一番高い位置まで来ると、うまく住宅の切れ目が現れたので、そこから山肌に取り付いた。そこは造成中のエリアで、少し草ヤブなっていたものの無理なく歩けた。ところがその開発途上地が終わると、俄然ヤブに突っ込むことになった。シダヤブの所もあり、そこにイバラも混じっていた。本格的なヤブコギとなったが、小さな山とあって数分ももがけば尾根道に出ることが出来た。はっきりとした登山道で、すぐに釣鐘山の山頂に到着となった。そこは小さな広場になっており、サンテレビとNHKの無線塔が建っていた。そこからは紀淡海峡までの風景が一望だったが、曇り空での展望だった。住宅地を抜けているときは青空を見ていたのだが、いつのまにか北から黒い雲が広がってきていたようだった。その後の石切山まではごく普通の登山道で、のんびりと歩いて行けた。石切山の山頂が間近になると、また小さな広場が現れて、大阪空港が足下に眺められた。そして大阪の市街地までが一望となった。そのすぐ先が三等三角点が置かれた山頂だったが、そこは展望は無かった。その三角点の位置を過ぎるとまた小さな広場が現れて、手前の広場と同様に大阪方面が一望だった。まずは石切山まで歩けたことを喜んだが、どうも釣鐘山までを正しいコースで歩いて来なかったことが心残りだった。当初の予定では西の方向へと歩いて満願町経由での下山を考えていたのだが、釣鐘山の登山口を知りたく、引き返すことにした。歩いてきた道を辿るとあって、ごく気楽に歩いて釣鐘山に戻り、そのすぐ下の合流地点を過ぎると、その先は宗教法人慈光会の領域となって、石段を下るようになった。すっかり参道を歩く雰囲気となり、参道のそばには弁財天や観世音菩薩見た。そのことよりもどこが登山口かと興味を持って下ると、住宅地の一角に下り着くことになった。地名で言えば花屋敷山手町13番地だった。登山口からは真っ直ぐ南東の方向へと延びる車道を下った。その車道が途中から曲がり出すと、分岐する道が増えてきて適当に歩く感じになってしまった。墓地に出会った所で南東方向に向かうのは止めて、南へと向かう階段を下りることにした。その階段を下りきってずっと南へと進むと繁華街になってきた。その繁華街を進むと、前方に見えてきたのが阪急川西能勢口駅だった。どうやら釣鐘山の登山口を駅から目指すには、花屋敷山手町13番地の位置に向かって適当に住宅地を抜けて行くしかないようだった。登山口が分かったので、次回は石切山から更に西へと歩いてみたいものだと思いながら川西能勢口駅に近づいた。
(2015/1記)(2020/12改訂)
<登山日> 2014年12月27日 14:10川西池田駅スタート/14:33花屋敷つつじガ丘の一角より山裾に取り付く/14:47尾根道に出る/14:50釣鐘山/15:10〜28/15:38釣鐘山/15:54花屋敷山手町登山口/16:16川西能勢口駅エンド。
(天気) 釣鐘山に向かっているときは青空も見られたが、尾根に出た頃よりすっかり曇り空になってしまった。気温は6℃で、風はほとんど無し。視界は澄んでいた。
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川西池田駅から歩き始めた 釣鐘山の方向を目指して住宅地を抜けて行く 前方に見えてきたのは釣鐘山だった
周囲はずっと住宅地だった 次第に上り坂にな
ったが、歩くうちに西に逸れだした
軌道修正するも住宅地の道は複雑だった 結局
住宅地の一番高い位置を目指すことにした
一番高い位置で住宅地の切れ目が現れた 造成
中の土地だった
造成地を進むと少しヤブっぽくなってきた な
ぜかイスが放置されていた
展望地が現れて、阪神の市街地が一望だった 大阪空港の先は大阪の中心部で、その更に先に
金剛山が望めた
間近まで住宅地が迫っていた 造成地が終わると、その先はヤブだった イバラ混じりのシダヤブでもがくことになった
ヤブを避けながら尾根に近づいた 尾根に着くと、そこは広場で宝塔が建っていた 尾根道を歩いて釣鐘山の山頂を目指す

 2分も歩けば山頂
 が見えてきた

    釣鐘山の山頂に着
    いた 電波塔のそ
    ばは広場になって
    いた

 山頂からは南西方
 向に展望があった

   左の写真に写る六
   甲山を大きく見る

 尾根道を西へと
 向かうと、すぐ
 に石切山が見え
 てきた

  展望の良い所が現
  れた 目の前の建
  物は宝塚大学だっ
  た

 北の方向も見え
 る所が現れて、
 遠く妙見山が望
 まれた

   石切山との鞍部
   へと下って行く
鞍部を過ぎて緩やかに登り返す 岩が現れている所を通る 石切山の山頂が近づいた
山頂手前で広場が現れた 大阪空港を中心として広く市街地が眺められた

 石切山の山頂に
 着いた そこは
 木立に囲まれて
 展望は無かった

 山頂の三等三角
 点(点名・長尾
 山)を見る

 山頂を越した先に
 も広場があった

   手前の広場と同じ
   く大阪空港の方向
   が眺められた

大阪空港を見る 大阪の空もすっかり曇り空に
なっていた
見ている間に何機も飛行機が飛び立った 先に進まず、釣鐘山の登山口を知りたく引き返
すことにした 再び三角点を見る
下りだして見えてきたのは新猪名川大橋だった 前方に釣鐘山が見えてきた 釣鐘山との鞍部へと下る

 釣鐘山の山頂が
 見えてきた

 再び釣鐘山の山
 頂に立った サ
 ンテレビとNH
 Kの通信設備が
 並んでいた

 改めて南の方向
 を眺めた

   左に写る友ヶ島の
   二つの島を大きく
   見る
釣鐘山は良く見ると北東の方向にも展望があって、妙見山が望めた 建つ位置を変えると北の方向も望めた
妙見山の方向を少し大きく見た 釣鐘山を離れて宝塔の建つ広場まで戻ってきた
その先は慈光会のエリアで参道の雰囲気となった 道そばで見たのは弁財天が納められた祠だった 宗教的な雰囲気の中を下って行く
フェンスに囲まれた風変わりな建物を見た 階段の下りが続く 前方に市街地が見えていた 石段を下って行く
脇道に入ると観世音菩薩の像を見た 登山口に下りてきた やはり住宅地の一角だった 登山口に立って歩いてきた方向を見る
そこは花屋敷山手町13番地で、南東へと真っ
直ぐ延びる道を歩くことにした
道は次第に曲がり出して主道路がはっきりしなく
なった 前方に見えるのは五月山のようだった
日高町の墓地まで歩いてきた ここからは五月
山がよく見えた
墓地からは南の方向へ下ることにした 商業地区へと入ってきた 賑やかな方向へと歩くと川西能勢口駅へと近づいた