TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨
 
仏ヶ台山  (五六見山) 292.7m No.4 相生市
 ほとけがだいやま      ごろみやま
大黒山 260m No.1
 
1/2.5万地図 : 相生
 
【2011年12月】 2011-129(TAJI&HM)
 
    天下台山より  2011 / 3

 野瀬集落から仏ヶ台山へ向かうコースは、初めて仏ヶ台山を登ったときに下山路として歩いているが、このときは南麓側から186mピーク経由で登っていた。仏ヶ台山への一般的なコースは野瀬集落からのコースのようなので、そこで一度、野瀬集落から周回で登ってみたいと考えていた。それを実行したのは、2011年12月の大晦日を明日に控える30日のことだった。昼どきを瀬戸の陽光を浴びながら過ごしたいと考えたとき、仏ヶ台山を周回で歩くのも面白いのではと思い付いたものである。
 起点と考えていた野瀬集落の西に位置する加茂神社に着いたのは、11時を過ぎた時間だった。その手前の狭い駐車場には数台の車が止まっていた。神社の様子を見ると、正月の準備が数人で進められていた。神社の駐車場は有料の標識もあったので遠慮して、北に100メートルほど離れた広い車道の路肩部に駐車とした。そこより南へと、これから向かう仏ヶ台山を前方に見ながら歩き出した。この後のハイキングの様子は下の写真日記で見ていただくとして、この日のルートの概略は、まず往路は加茂神社の裏手から大黒山の山裾に取り付き、大黒山経由で仏ヶ台山に至るコースを歩いた。そして下山路は、御津山脈の主脈を280mピークの先にある峠の位置まで歩き、そこから分かれる野瀬集落に通じる小径に入って戻ってきた。これで予定通り周回コースとなった。この日良かったのは、昼休憩が期待通りに瀬戸の明るい陽射しを浴びながら過ごせたことだった。そこは仏ヶ台山の山頂手前で、南は遮るものもなく瀬戸内海が眺められた。風は無くすっきりと明るい陽射しの中にいると、すっかり春の暖かさに包まれて、冬のハイキングの楽しさを味わえた。また主脈から分かれた野瀬集落への小径は今回初めて歩いたのだが、少しヤブっぽい道ながら展望が良く、天下台山から野瀬奥山へと続く稜線を間近に眺められたのは良かった。この日のルートはけっこうヤブが多かったが、同じ山でもルートを変えればまた違った魅力に出会えることを改めて気づかされた。この山域はコースを色々と組み合わせできるので、また違ったルートで訪れたいとの思いを抱いてこの日のハイキングを終了した。
(2012/1記)(2021/6改訂)
<登山日> 2011年12月30日 11:22野瀬集落から少し離れた位置よりスタート/11:25加茂神社/11:41尾根に出て南に向かう/12:08〜13大黒山/12:35〜13:00仏ヶ台山の山頂手前で昼休憩/13:01〜15仏ヶ台山/13:37〜47柏第一展望台/14:05大浦西登山口への道が分岐する峠で野瀬集落への道に入る/14:40登山口/14:51エンド。
(天気) 午前は少し雲の多い空だったが、青空の広がることも多くあって、陽射しをよく浴びた。気温は木陰で7℃、尾根上では9℃ほどだった。尾根に出て北風を少し強く受ける。午後に入ると雲は減って、晴れ間が広くなってきた。視界は十分に良かった。
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少し離れた位置から加茂神社に向かった 加茂神社の前に着いた 加茂神社の本殿を見上げる
本殿の横を抜けて奥へと進んだ 神社を抜け、畑地のそばを通って山裾に向かった ごく細い小径を歩き出す
ばらけた木立の中を目印テープを頼りに登った 尾根に着くと陽射しを受けるようになった 落ち葉を踏んで、大黒山へと尾根を登って行く
はっきりしないコースだったが、目印テープは
あった
次第にシダが増えてきた シダヤブになった所もあった

 大黒山の山頂に着
 くと、そこは岩が
 ごろごろとしてい
 た

     展望の悪い山頂だ
     った 木々の隙間
     から西島を見た
山頂から少し離れた位置では仏ヶ台山が望めた 仏ヶ台山への小径を進む 少し灌木ヤブだった またシダが茂りだして歩き難くなった
山頂が近づくと、背後となる西の方向に展望が現れた 左の写真の黒鉄山を大きく見る

 山頂が近づくと笹
 地の中を歩いた

    山頂が目前になっ
    たとき海への展望
    が現れたので、そ
    こで昼休憩とした
この風景を眺めながら昼食をとった 風は無く、暖かい陽射しに包まれての昼どきだった 小豆島を大きく見る 手前の小島は蔓(かずら)島だった

 西島手前の光る海
 を眺める

     坂越湾の方向を眺
     める
昼食を終えて、仏ヶ台山の山頂に立った 木々の茂る様は以前と変わっていなかった 山頂の三等三角点(点名・野瀬)を見る
山頂のそばに東の尾根を眺められる展望地があった 南東遠くには須磨アルプスも望めた
上の写真の天下台山を大きく見る 天下台山と野瀬奥山の間に明神山を見る 雄鷹台山の左手遠くに、西光寺山を見る
仏ヶ台山を離れて下っているとき室津港を見る 下るうちに瀬戸の海が広く眺められるようになった

 主尾根を東へと歩
 いて行く 前方の
 ピークの先まで歩
 くことになる

  柏第一展望台に着
  いて、暫し足を止
  めた
小豆島の碁石山を眺める 室津港を大きく見る 少しヤブっぽい尾根歩きが続く
歩くうちにすっきりとした展望にも出会えた 270mピークを越えて峠に出た
峠からは野瀬集落への道に入る シダヤブになっている所もあった 歩くうちに岩場が現れ、展望が良くなった

 北東から東へと広
 がる尾根を間近に
 眺められた
下るうちに天下台山も見えてきた 小径は暫くシダヤプっぽい感じで続いた 前方に仏ヶ台山が眺められるようになった
足下に野瀬集落が見えてくる 左の写真の高伏山を大きく見る ふもとが近づいて登山道に石仏を見るようになった
登山口に下り着く そばに墓地が見えていた 後からパートナーが登山口に現れた 野瀬集落へと戻って行く
集落に入って、北西に遠見山を見る 駐車地点に戻るとき、仏ヶ台山の尾根を振り返った 朝よりも青空が広がっていた