TAJIHM の 兵庫の山めぐり <淡路 
城ノ瀬    しろのせやま 294.0m 淡路市
1/2.5万地図 : 仮屋
 
【2010年10月】 2010-89(TAJI&HM)
 
   県道157号線の近くより  2010 / 10

 淡路島の北部はほぼ丘の連なりと言って良い地形なので、地図に山名が付いている山でも山頂間近まで車道があって、ハイキングの対象となるような山は無いと言えそうに思える。その中から無理やりハイキング対象としたのが、一帯の一番高いピークとなる汐鳴山だった。向かったのは2010年10月の3連休最終日、11日だった。この日は快晴だったが、このとき足を痛めており、無理は出来なかった。そこで軽いハイキングとして汐鳴山に向かったものである。その汐鳴山ハイキングは道を誤ったことで少し厳しいハイキングとなったが、それでも午前で終えてしまった。そこで午後にもう一つピークを踏んでから帰路につくことにした。そして地図を広げて選んだのが城ノ瀬山だった。理由は単純で、淡路ICから近いことと、山頂に三角点があって、山頂に立ったことをはっきり確かめられることだった。ただこの山も山頂そばまで車道が通じているので、どこから歩き出そうかとまず考えたが、午後は簡単に歩こうと、近くにある学校施設のそばから歩き出すことにした。学校は淡路景観園芸学校で、県道157号線を走り出すと案内標識が現れて、それに従って学校へと向かった。県道から分かれて西への車道に入るとき、車道の先に学校の施設が見えると共に、学校にごく近い位置に僅かに高いピークが見えていた。山頂には電波塔が建っているようだったが、どうやらそれが城ノ瀬山のようだった。注意して見ないと、ただの丘にしか見えなかった。淡路景観園芸学校は、洋風の瀟洒な建物だった。その園芸学校の前に着くと、一帯は公園風になって一般の人も入れるようで、ファミリーで歩く姿も見られた。駐車場は少し離れているのか、近くには見えなかった。学校の裏の道に入ると、路上に多くの車が止まっていたので、推測するに学校に散策に来た人の車かと思われた。その車の列にこちらも止めた。その車道の先が城ノ瀬山だった。緩い坂を歩き出すと、大きな標識が現れ、「城ノ瀬展望台」の文字を見た。どうやら山頂には展望台があるようだった。すぐに山裾に出ると、車道は山裾を西へと向かい出した。その車道歩きを続けると、すぐに山に向かう階段が現れた。雑草が増えていたが、どう見ても遊歩道として作られたものだった。雑草を避けながら階段を登ると、数分ではや山頂だった。車道の位置と山頂との標高差は20メートルほどなので、こんなものだろう。着いた所は東屋があって公園風になっていたが、手入れがされていないので、雑草に覆われていた。その位置より西を見ると、間近にコンクリートで作られた三階建てのビルがあり、その先に電波塔が見えていた。ビルを見上げると屋上に上がられるようで、このビルが展望台のようだった。ちょっと古ぼけたビルで、その正面に回ってみると、その入口の手前にロープが張られていた。どうも使われなくなって廃墟になっているようだった。これはちょっと残念だった。そのビルの位置より西が僅かに高く、一帯で一番高いと思われる所に三等三角点を見た。そのそばにフェンスに囲まれて電波塔が建っていた。フェンスの周囲は刈り込まれているので多少展望があり、北には明石海峡と対岸の明石の街並みが眺められた。また振り返って南を見ると、木立の隙間から妙見山が端正な姿を覗かせていた。ただどうみても展望台の上からなら、ずっと素晴らしい展望が楽しめそうだった。その展望台のビルにはロープをくぐれば近づけるが、入口のドアを開けて内部に入らないと、屋上には上がれない。管理上、絶対に閉められていると思ったが、念のために閉まっているかどうか確かめてみることにした。するとドアは開いてしまった。施錠されていなかったようである。それなら屋上に上がって展望を楽しむことにした。ビルは事務所と言ってもよい佇まいで、内部に階段は無かった。屋上に上がるには更に内部のドアを開けることになるが、そちらも施錠されておらず、階段出でられた。更に4階部に上がって屋上に出るにも扉を開けるが、その扉も簡単に開いて、希望通りに屋上に出ることが出来た。そしてそこからは期待以上の360度の眺望が広がっていた。北には明石海峡と対岸の播州から神戸にかけての風景、東は淡路の丘陵地帯、南には妙見山から伊勢の森へと続く尾根、西には瀬戸内海。地図だけを見て単に山頂に立てばと、簡単に考えて訪れた城ノ瀬山だったが、山頂でこの展望に出会えるとは望外の喜びだった。午前の汐鳴山は展望の悪さに多少失望感があっただけに、十分にお釣りが来たと言って良かった。パートナーと二人して、この展望を思いっきり楽しんだ。その後は下山だったが、山頂には遊歩道とは別に車道が通じていたので、その車道を歩いて戻ることにした。その車道でも数分で、始めに歩いた広い車道に合流した。そこは峠の位置で、後は東へと駐車地点まで500メートルを歩くだけだったが、この帰路では寄り道をして淡路景観園芸学校に立ち寄ることにした。学校の西側に遊歩道があって、森の中を歩く感じで学校の庭園へと近づいた。学校は丘の地形をうまく取り込んでおり、ヨーロッパの庭園を歩く感じで散策を楽しめた。その庭が美しいのはもちろんだが、この庭からは南の方向が広く開かれており、城ノ瀬山の展望台と同じく、妙見山から伊勢ノ森へと続く尾根がすっきりと眺められたのも良かった。
(2010/10記)(2019/3写真改訂)
<登山日> 2010年10月11日 13:43淡路景観園芸学校のそばよりスタート/13:47遊歩道に入る/13:50〜14:15山頂/淡路景観園芸学校を散策してから戻る。
(天気) 朝からの快晴が午後も続いた。昼を回って少し雲が増えていたが、快晴に変わり無し。気温は26℃まで上がっていたが、湿度が低いのか暑さはあまり感じなかった。海からの風が快かった。視界は良かった。
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淡路景観園芸学校とは目と鼻の先だった 近づくと、山上には展望台が有ることが分かった 左手に淡路景観園芸学校が見えていた
車道から山頂への遊歩道が始まっていた 数分で山頂に着いてしまった そこに東屋を見る 山頂には展望台の他にも電波塔が建っていた
一番高い位置に三等三角点(点名・常磐)を見た 三角点のそばに大きな電波塔が建っていた 展望台は三階建ての立派なビルで屋上もあった
展望台は廃墟になっていたが、鍵がかかっておらず、屋上に上がることが出来た 360度の素晴らしい展望台だった 北に明石海峡を見る

(←)
北に雄岡山と雌岡
山の並ぶ姿が眺め
られた

   (→)
   明石海峡大橋がち
   らりと見えていた
北から東へと丘陵風景が広がる
南には妙見山から伊勢ノ森へと続く尾根が眺められた
上の写真の山並みを大きく見る 釜口山と妙見山の並ぶ姿を大きく見る
六甲山の右手前には須磨の山並みが眺められた 山頂まで車道が通じていた その車道で下山とする
景観園芸学校に近づいて、その散策路に入った 淡路景観園芸学校の瀟洒な校舎を見る 校庭からも妙見山の尾根がすっきり眺められた