TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
大乗山    だいじょうさん 299.8m 佐用用
 
1/2.5万地図 : 三日月
 
【2023年12月】 No.2 2023-212(TAJI&HM)
 
    三日月駅のそばより  2023 / 12

 三日月町の大乗山を24年ぶりに登ろうと向かったのは、2023年12月の第一土曜日のことだった。大乗山の印象がすっかり薄れてしまい、もう一度登って印象を新たにしたいとの思いからだった。三日月町に着くと空は晴れてはいたが、天気予報では昼頃には雲が広がるとの予想になっていた。「三日月」の地図を見ると林道は山頂まで通じていなかったが、点の記では山頂そばまで車で行ったことになっていた。思い返せば24年前も地図に描かれていない林道を歩いていた。そこで林道を起点からずっと歩いて山頂に向かうことにした。能谷集落を抜けた先で林道の標識が現れると、その手前は路肩が広くなっていたので、そこに車を止めた。林道の入口に注意書きは無くクサリも張られていなかったので、車で林道走行は出来そうだったが、予定通りずっと林道を歩いて行くことにした。林道は三日月本郷線の名が付いており終始緩やかだった。荒れた風な所は無く、良く使われている印象を受けた。ほぼ砂利道だったが、一部はコンクリート舗装されていた。始めは山頂方向とは反対となる東へと歩くことになった。1.2kmほど歩くと林道はヘアピンカーブとなり山頂方向に漸く向かうことになった。方向が変わっても展望の無い林道歩きだった。その三日月本郷林道が北へと向かうようになると、大乗山へと通じる林道は直進ながら分岐する形になっていた。ところで地図ではそこから先の三日月本郷林道は描かれておらず、直進林道だけが三日月本郷林道が続いているように描かれていた。その分岐点のそばのピークは標高が310mあり、大乗山までの尾根では最高地点になっていた。そこで寄り道する形で310mピークに向かったが、林道との標高差は僅か20メートルほどとあって、ごく簡単にピークに立てた。すっかり樹林に囲まれた山頂だったため、足を止めずすぐに大乗山に向かえる林道へと下りた。林道に出ると、ひたすら西へと歩いて行く。緩やかに下ることになり、そして緩やかな上り坂に入った。相変わらず展望は無かったが、木々は葉を落としていたため、木々の隙間から南向かいの尾根が眺められた。その林道で目を惹いたのはカエデの紅葉で、まだ葉を落としていないものが多くあって、赤く色付いた葉を楽しめた。地図に描かれた林道の終点位置に着いても当然林道は延伸しており、まだまだ西へと歩いて行った。そして大乗山のそばに着くことになったが、そこで林道は二手に分かれて、一つは南へと下り坂になっており、もう一つは大乗山の北側に回っていた。その北側へと向かう林道に入って、大乗山の北側斜面に取り付いた。その位置で林道と山頂との標高差は20メートルほどでしかなかったので、先ほどの310mピークと同様に数分と歩かず山頂に立った。その大乗山山頂もすっかり植林や雑木に囲まれており、展望は皆無だった。前回は少しは展望があったはずだったので、樹林が育ったためかと思われた。単にピークハントをしただけとなった感があり、すぐに山頂を離れて林道の分岐点へと戻った。その分岐点の近くに少し開けた所があり、そこで昼休憩をすることにした。そこにも見頃のカエデの木があり、その真っ赤に染まった葉の下で腰を下ろした。その休憩を済ませると下山は駐車地点のそばに通じる尾根を下ることにした。そのため林道を地図に描かれている終点位置まで戻り、そこより南へと延びる支尾根に入った。下り始めると一度作業道を横切ることになったが、その横切る位置からは支尾根上にも作業道が付いていた。その尾根上の作業道が終わると、後は雑木の斜面を適当に下ることになった。木々の空いた所を下って行くが、麓が近づくと急斜面となってきた。木に掴まりながら慎重に下って何とか下りきった。近くに民家が見えており、小径も見えていた。その小径を辿ると集落の道に合流した。もう駐車地点は目と鼻の先だった
(2024/1記)
<登山日> 2023年12月2日 10:24三日月本郷林道入口スタート/11:00[310m]ピーク/11:46大乗山/11:53〜13:05休憩地点/13:21林道を離れて南尾根に入る/13:50三日月本郷林道入口エンド。
(天気) スタート時は晴れていたが、次第に雲が広がってきた。山頂に着いたときは曇り空だった。山頂近くで休憩をとるうちに、また晴れ間が広がってきた。山頂の気温は6℃で、風は無し。視界は良かった。
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三日月本郷林道の入口に車を止めて、林道歩きでスタートした スタート地点から能谷集落の方向を振り返った 始めは山頂とは反対方向の東へと歩くことになった
ほぼ平坦な林道歩きだった
右手に休耕田を見る 植林のそばを通ることもあった 右手に堰堤を見る
まだ紅葉している木を見かけた 1.2kmほど歩くと、ヘアピンカーブが現れた 進む方向が漸く西へと、山頂方向になった
(←)
きれいに黄葉した
木を見た

 (→)
  三日月本郷林道は
  北へと向かい、大
  乗山への林道は、
  そこから分かれる
  形になっていた
分岐点の近くに310mピークがあったため、立ち寄ることにした 一度北へと向かい、310mピークには北東側から取り付いた 310mピークに着くと、植林もあって展望は皆無だった
すぐに南を走る林道に向かった 適当に斜面を下る 林道に出ると、後はひたすら西に向かった まだ真っ赤なカエデが残っていた
林道からの展望は期待出来なかった 南向かいの尾根を木々の隙間から見る程度だった 林道が二手に分かれると、そこは西に向かう道を進んだ 地図の終点位置に着いても、林道はまだまだ西へと延びていた
山頂が近づいて、北に向かう道と南に向かう道とに分かれた 取り付き易さを考えて北へと向かい、緩やかな斜面に取り付いた 林道と山頂との標高差は20メートルほどとあって、すぐに山頂が見えてきた

(←)
大乗山の山頂は
すっかり樹林に
囲まれていた

 (→)
  三等三角点(点名
  ・三日月)を見る
すぐに山頂を離れて東へと下った 林道の分岐点に下りてきた 南に向かう林道に入ると、ぽつぽつ紅葉のカエデを見た
一際鮮やかな紅葉があり、その木の下で昼休憩とした 紅葉のカエデを見上げた 休憩地点の近くから、木々を通して南の方向を見る
下山は、林道を引き返した また陽射しを受けるようになった 林道の途中から駐車地点に繋がる尾根に入った 南へと下って行く 支林道を横切ることになった
南尾根にも支林道から分かれた作業道が付いていた 作業道は小さなピークまでで、その先は急斜面だった 南向かいの尾根を見ることがあった
麓の車道が見えてきた 平坦地に出ると小径があり、その小径で車道に向かった 車道に出ると、駐車地点までは僅かな距離だった