2008年1月は正月休み明けの次の週末が3連休となったが、初日の12日は天気が悪く午前は雨だった。その雨は夕方まで続くものと思っていたのだが、午後に入って止むことになった。但し曇り空のままだった。その空を見て、近くで軽い山歩きを楽しむことにした。そこで久々に高御位山を登るのも悪くないと思った次第だった。登山コースとしては一番易しいと思える成井コースとした。ただそれでは単なる遊歩道歩きとなってしまうので、尾根歩きも楽しもうと鷹ノ巣山までのピストンとすることにした。成井登山口の駐車場に着くと、どんよりとした空にもかかわらずほぼ満車に近い状態だった。やはり高御位山は人気の山のようだった。その成井コースは階段状に整備されており、それが山頂まで続いている。まるで観光地のようだと言えるが、訪れる人が多いためにこのように整備されたものと思われた。ただ低山にしては手入れがされ過ぎではとの感は否めなかった。その階段の登りはちょっと単調さがり、20分ほどで山頂に着いた。その間に10人ほどの下山者とすれ違った。近所から散歩で来ている感じの人が多く、それだけ気楽な山と言えそうだった。山頂は3人ほどを見るだけで、意外とひっそりとしていた。冷たい風が吹いており、少時展望を楽しむと尾根歩きに移った。始めに岩場の下りがあり、そこは滑り易そうに見えたが、足の降ろす位置に注意すれば滑ることもなく下って行けた。そして前方に鷹ノ巣山を見ながらの小さなアップダウンを越して行った。それにしても高御位山の山頂を離れてから全く人の気配は無くなっていた。登山道が濡れていたこともあるが、極端な違いだった。高御位山に登った限りは尾根歩きも楽しまないのはもったいないと思うのだが、高御位山だけで満足する人がほとんどのようだった。尾根歩きを40分ほど続けて鷹ノ巣山の山頂へ。そこも無人だった。展望を楽しむと、高御位山へと引き返した。また尾根では誰とも会わなかったが、高御位山の山頂では5人ほどと出会った。そして成井登山口への道では10人ほどとすれ違った。
(2008/1記)(2021/12写真改訂) |